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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■松井章之・今日の参府日記 神奈川~品川

2025-04-24 11:11:58 | 史料

(安政三年)四月廿四日 曇         武州神奈川出立  同国品川止宿 (約20㌔)
 一今朝出立前、当所本陣石井源三郎え逢、左候て朝五ツ時分同所出立、夫より生麦の藤屋万三郎と申者方え小立テ、夫より川崎本陣佐藤
  惣左衛門方え昼休ミ、夫より大森の長谷川忠次郎と申者方え小休ミ、当所名物の麦わら細工の小箱三ツ、八代土産に求メ候、品川宿
  おひて、本陣鶴岡一郎右衛門宅へ今夕八半時分着、直ニ止宿いたし居候処、尋向ニ左の通り参り候ニ付、出会いたし候事、

  三井小兵衛、森本儀十郎、其内大木舎人見へ、いろゝゝ咄いたし居候内、佐分利十右衛門機密間根取坂本彦兵衛、同物書川添弥右衛
  門、今晩極忍ニて近辺の茶屋迄誘引ニ相成候ニ付、極々忍ニて、供川上源吉・小川宅平・宇野益城・緒方九郎四郎召連、舎人も家来三
  人召連(約六文字空白)宅ニて酒肴を出しニ相成、芸者五人参り、其外宿亭の妻娘等追々出、舎人・十右衛門儀ハ酒も給候人躰ニて、
  酒機嫌ニ相成、興を催し候様ニて候、右芸者五人、亭主初メへ花として金子を遣し、尤舎人よりも同断ニて、惣躰の出方の儀ハ、舎人
  ・十右衛門心遣の由、左候て今晩四ツ半時分旅宿へ引取候節、舎人・十右衛門も付添宿所迄見候事

 一右の外、当所へ着いたし候歓として、出入の御侍を初御用達共、追々罷出候面々ハ別帳ニ控有之、略之

           
               2番・川崎宿             1番・品川宿

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■参勤道「豊後街道」をまとめるか・・

2025-04-24 06:43:47 | 徒然

 「豊後街道」に関するいろいろな資料を集めてきたが、このままだと終活で始末を付けなければならなくなる。
そんな中、数日前オークションで「肥後藩・参勤の道」という自家版の冊子を見つけて入手してしまった。

                     
熊本市龍田にお住いの O氏が、龍田市民センターと協同で実地踏査や、新資料の発掘を含めての「豊後街道」の集大成を著された。
平成3年(1991)の出版だから、もう34年を経過している代物だ。詳しく拝見すると私の知らないことが多々見受けられた。
それと共に、こんなことも入れてあればと少々僭越な思いもあった。
収集資料を処分する前に、これは私なりの成果を残さなければならないなと感じ入ったことである。
最近は妻の介護もあって、ほとんど家に籠りっきりである。まだまだPCのキーボードをたたく元気はあるから、「今の内だ」という想いである。書籍や紙資料・古文書等々をまとめて段ボールに入れて足元に置いた。

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