津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

陽気にさそわれて

2011-01-08 15:04:40 | 徒然

 昨日は寒の入り、どんよりとして寒い一日だったが今日は一転、晴天の暖かい一日となった。陽気に誘われて昼食後熊本県立美術館へ出かける。「ガラシャと細川家の女性たち」「浮世絵にみるファッションの世界」を展観、女性がテーマとあってお客さんもどちらかというと女性が多いようだ。そうしゅん宛てのガラシャの消息など知ってはいるものの、やはり本物をみると感慨深いものがある。耇姫の絵は何度見ても愛くるしくほほえましい。浮世絵の方も髪型やファッションに焦点を当てた企画はなかなか面白い。

 (両展覧会とも2月27日まで、共通観覧で400円・・・まだ慌てることはありませんが、どうぞお出かけ下さい。)

 しばらく二の丸公園をぶらぶら、家族づれとともに「肥後のちょんかけこま」の練習をしているグループや、凧揚げの親子、太極拳(?)のグループなどいろんな人たちが、風がちょっと冷たいものの陽気を楽しんでいる。どうも爺ひとりぶらぶらの様はよろしくない。熊本城の雄姿を楽しんで退散する。

              

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今日の熊本日日新聞から

2011-01-08 09:16:02 | 新聞

■横井小楠の絶筆(?)の書についてのことが紹介されている。
 内容については昨日のブログに追記した。

■細川護煕氏が「京都造形芸術大学」の学園長に就任
        蛇足:あのAKB48の生みの親・秋元康氏が副学長であったりする。
        学長は千住博氏、「学園長」とは・・・・???

■社説の「射程」という項に、「ハーマン号と古文書解読」という一文を掲載
    ハーマン号事故から奇跡的に生還した「里氏」のご子孫のお宅から発見された絵が、
    松本寿三郎先生と「古文書を読む会」の皆様で解読が進められているらしい。
    いずれ読み下し文が公表されることだろうが、待ち遠しいことではある。
    一文にあるように古文書に親しみ、解読が堪能な人材がますます増えることを願って
    いる。     

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御一門とて

2011-01-08 09:12:39 | 歴史

 熊本史談会では今月、有吉文書により藩主の参勤にかかわる「御發駕」の勉強にかかる。

 有吉文書は、藩主の御發駕のお見送りはご一門といえども御玄関前に出て行われている事を明記している。ところが細川内膳家史料「細川忠雄家譜」によると、重賢公代からこのように定められたことを窺わせる記述が残されている。それまでは藩主の出立前、部屋うちに於いてご挨拶(御機嫌伺)があり、当日外でお見送りをするということはなかったものと思われる。御一門という家格が当時はまだ特別なものであることを窺わせている。
家記は次のように記す。

       「太守様御發駕之節此方様前々より佐野之御間ニ而御暇乞相済候処
        宝暦七丑年三朔日之節より御玄関前ニ御出■披成候様ニ相成申候」

 重賢公初入部の際、両手を着いての平伏や(それまでは左手はひざの上におき、右手を突いていたらしい)、御玄関で佩刀をご一門に受け取らせるなど画期的改革が行われたという逸話が残されている。御一門であっても家臣であることを意識させる処置であろう。 

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