維新十傑の一人とされる横井小楠は、明治2年正月5日に暗殺された。その数日前に書いたと思われる書を、熊本在住の小楠研究家・徳永洋氏が京都で発見されたことが、TVで報じられている。明日の新聞紙面を賑わすことになりそうだ。
御軸に仕立てられているが、状態が素晴らしくまた見事な書である。
はたしてこの後公開の機会はあるのだろうか。お目にかかりたいものではある。
ja.wikipedia.org/wiki/徳永洋
1/8熊本日日新聞より 追記
元旦偶作
萬里祥雲旭日晴
忽聞黄鳥報春聲
南山清気深無限
都傍高堂盃酒生
横存拝 印 印・小楠堂主
意訳 遠方にめでたい雲がたなびき、朝日が昇って晴れわたっている。
ふと、ウグイスが春を知らせる声を聞いた。
南山の清気の深さが限りない。
御所のそばで杯に酒を注いでいる。