一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

~暑さかな

2015-08-08 14:54:01 | 


     何よりも食事、睡眠を最優先に
     している。
     そのせいか熱中症も大過なくおさ
     まってくれているが、
     周囲にはクーラーのかけすぎか
     夏風邪で医者にいったり、
     体調を崩している人が多い。

     決して決して油断なさるな、とい
     う感じである。
     所要で鎌倉の街に出て大仏さまの
     横を通ったら、この暑さにもかか
     わらず観光客がたくさんいた。

     そういえば正岡子規が「暑」に
     関する句を詠んだのは明治26年
     のこと。

     「大仏を見つめかねたる暑さかな」

     実際の大仏さまも熱にとろけそう
     だった。
     子規には他にも「暑い」句がある。

     「裸身(はだかみ)の壁にひっつく   
                暑さかな」
     「上野から見下ろす町の暑さかな」


     やせ馬が尻を並べても、馬車が道
     をふさいでいても、道に瓜(うり)
     の皮が散らかっていても、海士
     (あま)の家で干魚がにおっても
     感じたのは「暑さ」であった。

     病身の子規は
     「腹痛に寝られぬ夜半(よなか)
              の暑さかな」
  
     とも詠んでいるから、よほど身体に
     こたえたのだろう。

     
     さぞかしこの年は暑かったのだろう
     と思いきや、観測記録では最高気温
     が34・4度。
     今でいう猛暑日は一日もなかった。     


     いまや35度を超える猛暑日は
     当たり前、東京だけでも連続10日
     くらいになるのではないだろうか。

     2~3日前のニュースだけでも熱中
     症で入院となったのは4000人以
     上。
     すでに25人が亡くなっている。

     いやはや何をしても何を見ても
     命がけの「暑さかな」である。

     ※ 散歩中に見たねむの木

     

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