一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

猫と台風

2009-08-30 20:22:46 | 雑記
   


     8月も終わりだというのに、またまた猫の話題で
     恐縮だが、
     オス猫のマロ、過食と運動不足でかなりメタボ気味。
     後ろ姿やこんな風に昼寝しているのをみると、中年
     サラリーマンのような悲哀さえ感じる。

     人間でいえば50半ば~60歳位、
     今回ハッと思ったのだが、高いところはイヤなのか、
     あんなに好きだった本棚や家具の最上段に今回は
     一度も飛び乗ってはいない。
     これを老いたというべきか。

     猫のことではない、何を隠そう、私もだ。
     子どものころ木登りが大好きだった(実は高校生
     まで木に登っていた)のに、気がついたら、いつの
     ころからか、高いところにある食器を取るのさえ
     面倒になっている。

     はからずもわが身の老いとダブってしまったが、
     この猫たち、台風が近づいて不穏な様子を察知
     したのか、耳をたてヒゲをピンと張って外を
     ながめている。
     すっかりペット化したとはいえ、猫は猫、まだ
     野生が残っているのだろうか。

     

     

居候

2009-08-24 13:45:56 | 雑記
    居候といえば目下我が家に寄宿している
    猫のことである。
    こちらはメス猫フィオナの
    「頭隠して尻隠さず」。
    
    非常に臆病で警戒心がつよいくせに、
    こんな姿を見せることもある。
    本人(猫)はすべてを隠しているつもり。

     今時の猫は笑っちゃうほど物もち
    でもある。
    ジャングルジムのような「猫タワー」、
    (仮住まいのため、解体してあるが)
    遊具ともいえる「爪とぎ」(2つ)、
    エサ何種類か、
    トイレ3つに砂替わりのチップ、
    猫ハウス1個ずつ、
    移動するときのキャリーバッグ等々……。

    居候のくせに、なかなか帰りそうもない。
    かくして我が家の1部屋は完全に猫グッズ
    に占領されてしまった。嗚呼。

ひきこもり猫

2009-08-19 12:31:11 | 雑記
 


     どうしても人なつこいオス猫マロの話題ばかりに
     なるので、今回はメス猫フィオナに登場してもらおう。

     こちらはあまり写真も撮らせない。
     玄関のチャイムが鳴ろうものなら、脱兎のごとく
     家具や椅子の下に隠れ、来客が帰るまで出てこない。
     (たまたま開いていた押入れに隠れ、そのまま知
     らずに閉めてしまって、1日半閉じ込めたことが
     あるーーその間、ニャァと鳴きもしなかった)

     ご覧のように美人(猫?)ではないが、今時のギャル
     風にいえば「ブサ可愛い」というのか。
     マロのように人前で転げまわったり(構ってもらい
     たくて)、家人を玄関で迎えたりなんて、とんでもない。
     人間と一定距離を保って、それ以上は近づこうとしない。

     二匹の猫のこの違い!
     猫種によるのか、個性なのか。
     
     こちらは、人見知りだけでなく、ひきこもりでもある。
     さらに気が小さくて、ムムム……もはや自分のことを
     いっているような気さえする。
     私が猫だったら多分、こんな猫になっていたろうな
     ……と思わせる猫!

     家人にも気を許さないくせに、カーテンの陰から
     じっと見ているなんて、もはや私がもう一人いる
     気がしてきた。

     

     

 

ネコと朝顔

2009-08-13 13:53:36 | 雑記
 


    日照不足といわれるほどの異常気象にくわえ、
    このところの地震騒ぎ。
    台風がいってようやく「遅れた夏」がやってきた。    
    こうなると暑さに弱く冬眠ならぬ夏眠したいと
    本気で思う私はもうひたすら涼風を待つしかない。
    
    こんな我が家にやってきたのは二匹のネコと
    朝顔である。
    朝顔は次女一家の旅行のため、一年坊主の学校の
    宿題。小さいものかと思ったら、なんと浅草の
    朝顔市に負けないほどの鉢で、二学期になったら
    種を採取するのだという。

    ネコは長女のところの引越しのため。
    朝顔は水さえやればいいけど、このネコが難題である。
    甘やかされて育ったペットのため、クーラーを好み、
    家人のいない時は板の間をさがして寝そべっている。
    基本的に夜行性だから、私が寝ている間に走りまわり、
    かくしてテーブルも椅子も毛だらけの、まさに「ネコ
    屋敷」と化した。
 
    写真はマロ(アメリカンショートヘアの♂)、窓の
    外に朝顔の鉢がある。
    フィオナ(スコティシュホールドの♀)はシャイで、
    日中はほとんど姿を見せない。

    このマロ、3年目くらいまではやんちゃで、歯磨きを
    している私の背中によじ登っったり、風呂水の中に
    ジャンプしたり……とずいぶん手を焼かされた。
    人間でいう幼児期か少年期だったのだろう。
    7年目になる現在はすっかりおとなしくなって、かつ
    てのようないたずらはしない。
    ネコ年齢の数え方はさまざまだが、人間なら中高年
    といったところか。

    ……とネコのことをいっているが、これって自分の
    こと?とふと思ってしまった。
    中高年になったネコと高齢者の部類にくくられる私
    のおかしな夏!
    

    
    
   
    

夏休み子ども電話相談

2009-08-02 20:17:23 | 雑記
     夏らしからぬ天候が続いているうちに、はや8月に
     突入。
     はじまりました、「夏休み子ども科学電話相談」ーー
     ラジオ番組でもっとも好きなもののひとつである。

     もっとも1日中ラジオにかじりついているわけでは
     なく、車を運転中か家事をするときに聴くのが
     精一杯なのだけど。
     子どもの素朴な疑問、それに答える各分野の先生方
     のユニークな答えに、う~んとうなって妙に納得
     させられることが多い。
     
     先日の質問のひとつ
     「サボテンにはどうしてトゲがあるのか」
     答え
     「葉っぱからはたくさんの水分が出る。
     サボテンは砂漠にあるから大きな葉を持っていると
     水分がなくなってしまう。
     そのため葉をどんどん小さくしてトゲにしてしまった
     というわけ。
     さらに、トゲだと痛いので他の動物に食べられない
     という利点もある」
     
     これで思うことは、
     この世にあるものはすべて意味がある、ってこと。
     動物や植物の不思議な生態や形も、みんな意味が
     あってそうなっているのねえ。
     そう思うと、生きることに少しは謙虚な気持ちに
     なるのだけどォ。

     写真は先日7月11日に掲載した「バオバブの木の実」
     を割ったもの。
     (「バオバオ」と間違えて書いて友人からご指摘
      いただきました。ありがとうございました)