一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

伸びた!健康寿命

2015-08-30 14:11:02 | 健康


     かねがね平均寿命云々の話
     にはうんざりしていたが、
     昨日の新聞には、日本人の
     「健康寿命 世界一位」
     と載っていて、びっくりした。
     平均寿命の間違いではないかと
     もう一度見直したくらいだ。

     
     ただ長生きするだけでは意味
     がない。平均寿命がトップな
     んて、まったく無意味。
     認知症や寝たきりになって、
     生命だけ永らえているなんて、
     真っ平ごめん、と思っていた
     からだ。

     健康寿命とは云うまでもなく、
     家族や他人の世話にならず、
     自立して生きることを云う。

     老いも若きも、自分のライフ
     スタイルを選択し、食べるも
     のも行きたい場所も自分で
     決められたら、どんなに幸せ
     か。

     その健康寿命が2013年の
     調査では、
     世界188カ国のうちで日本
     が一番だというからめでたい。

     男性が71.11歳
     女性が75.56歳

     男性2位以下がシンガポール、
     アンドラ、アイスランド、
     イスラエル……
     女性の2位以下はアンドラ、
     シンガポール、フランス、
     キプロス……

     と続くが、
     「アンドラ」ってどこ?
     調べてみたらフランスとスペ
     インに挟まれた小さな山間国
     であった。

     しかし、
     依然として(日本)女性の例
     だけ取っても、平均寿命まで
     10年以上あるので、
     喜んでばかりいられない。

     あとは本人の自覚が要求され
     るかっ。


    ※保健所に貼ってあったポスター
     

     
  
    


IT弱者の私ですが

2015-08-29 14:46:29 | 雑記


      私は自他ともに認めるIT弱
      者だが、昨今は高齢者でも
      IT機器を自由に駆使して
      楽しんでおられる方もいる
      ようだ。

      そんな私がどいうわけか、
      自分用の端末タブレットを
      求めて、練習しはじめた。

      仕事上と個人的なメールなら
      パソコンだけで充分。
      ガラ携から替えたスマホだっ
      て、ロクに使えないくせに、
      である。

      
      目下、何の利点もない。
      タブレットに触れる時間が
      あったら一冊でも多くの
      本を読んだらよさそうに、
      とも思う。

      チビが自由にiPadを使って
      いるのを見て、
      私もこの辺で新しい、最も
      苦手なことを始めよう、
      脳を活性化しようと思った
      のがきっかけだった。
      

      しかし根が好き、というわ
      けではないから、ちっとも
      上達しない。
      ちょっと調べたいことが 
      あっても、画面が大きくて
      使い慣れたパソコンに行っ
      てしまう。


      これじゃ脳の刺激どころか
      余分な機器が増えただけで
      す。

      こんな折、今朝起きたら、
      PCから原稿の一部が消えて
      いるのに気づいて頭が
      真っ白になった。

      (私が変な操作をして)
      どこかに飛んでいってしま
      ったのではないかと、PCの
      あちこちを探したのだけど
      無い!!

      
      ふと編集者に未完のまま送
      信してあったのを思いだして
      先ほど、送ってもらったば
      かり。

      そしたら、こういったことは
      ままあるそうで、
      PC本体とSDカードの2つに
      保存することを勧められた。
      
      ところでSDカードって何?

      また分からないことで出て
      きて、頭が混乱している。


     ※写真は右がチビ専用のiPad
      左が私用のエクスぺリア
      

少年たちの夏

2015-08-23 15:22:08 | 雑記


      今夏の甲子園・高校野球も
      終わった。野球にかぎらず、
      なべてスポーツ音痴の私で
      あるが、
      今年も花型球児の残した
      インタビュー記事などに、
      ぐっときたことが何度か
      あった。

      彼らの一途な思いが、私の
      ような者の胸にも迫るの
      だろう。  


      いつも行く散歩道に面した
      ところに大きなグラウンド
      が3つもある。そこでは、
      ほぼ毎日何かしらのスポーツ
      をやっている。

      野球、サッカーは少年から
      成人まで、テニスは男女混合
      の大人世代、ゲートボールは
      シニア(男女)と区分がある
      ようだ。

      思わず目を凝らして見てしま
      うのは、小学低学年の少年
      たちである。    
      コーチや監督の指示に従って
      準備体操をした後、
      サッカーの場合、各自、ボール
      転がし(?)を一斉にやる。

      200~300㍍はあろうと
      思われる端から端まで、
      一回も止まらず続けることの
      出来る子もいれば、
      途中でボールを落としてしまい、
      「あ~ァ」といった顔で
      しばらくぼんやり立ち止まって
      しまう子もいる。
      しかし、その子もしばらくする
      と、気を取りなおして練習を
      開始する。

      今朝、別のグラウンドでは、
      ちびっこ野球大会があるらしく
      二チームが向かい合ってエール
      を掛けあい、試合がはじまる
      ところであった。

      いずれもサッカー選手、野球
      選手を夢見ているのだろう。

      少年たちの夏ももうすぐ終わる。
      

      
      ※ 一途にボール蹴りの練習を
        する少年
      
      

千年猛暑

2015-08-22 14:30:00 | 自然


     風はたしかに秋めいているのだが、
     今日はまた猛暑がぶり返した。

     どうしてこんなに暑いのだろう。
     新聞の天気予報士によると、
     やはり理由(わけ)はありそうだ。

     この夏の猛暑の原因は?
     一つが台風が多いこと。

     
     日本近海でも7月の梅雨明けから
     11,12,13号と三つの台風
     が襲ってきている。

     台風は湿った空気を上空に吸い上
     げて出来たもので、中心部は大雨
     となるが、外側はカラッとした風   
     が上空から下降してくる。
     それが秋だと気持ちいいのだが、
     真夏だと猛暑になる。
     これを「沈降昇温」というのだ
     そうだ。

     
     では、なぜそんなに台風が頻発
     するの?

     これは太平洋の海水温度と関係
     あって、昨年からエルニーニョ
     現象が起きているから。

     あれ?
     エルニーニョだと冷夏になる
     んじゃなかったっけ?

     それが2000年頃から冷夏
     との関係がはっきりしなくな
     って、太平洋の海水の温度が
     30度と高めになって台風が
     頻発するようになった。

     そういえば梅雨明けも、
     関東が先で九州北部が最後
     (東北と同じ)だったわねえ。

     やはり地球規模で気象現象も
     変わってきているのでしょうか。

     たしかに。
     ところが自然というのはどこか
     でバランスを取ろうとして、
     極度に不安定になると、安定
     状態にもどろうとする。

     人類が引きおこしている温暖
     化の反動は必ず何らかの形で
     起こるかもしれない。
     猛暑の夏こそ、温暖化対策を
     真剣に考えなおすべきだろう。

     ちなみに日本の有史の中では
     平安末期から鎌倉時代が暑か
     った。
     現在はそれ以来の暑さで、
     これを「千年猛暑」という
     のだそうです。


     ※ 小町通りでみた「かき氷」
       の光景
     
     

秋来ぬと……

2015-08-16 11:04:32 | 季節



     「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
          風の音にぞおどろかれぬる」


      ご存じ古今和歌集(169)の
      藤原敏行朝臣(あそん)の歌である。

      今朝、起きて窓を開けたら、
      さっと涼しい風が入ってきた。
      昼日中(ひるひなか)は暑いけど
      朝晩に秋の気配を感じる一瞬である。

      よくしたもので、夕刻になると
      草むらから虫のすだくのが聞こえる
      ようになった。

      とはいえ、子どもたちの夏休みもあと
      半月もある。9月に入ったからとて
      きびしい残暑が待っているから油断
      は禁物。

      クーラーも氷もなかった古(いにしえ)
      の人は、打ち水をし、御簾(みす)を
      垂らし、蚊帳をつってホタル狩りなん
      ぞをして涼をとっていたのだろう。

      だからこそ、
      ちょっとした風のささやきに季節の
      移り変わりを敏感に感じとったに
      ちがいない。


      万事に忙しく、エアコンのある部屋
      で食事を摂り、
      昼寝をむさぼり(私の場合)、
      コーヒーを喫んでいては、季節の
      移ろいにも鈍くなるわけだ。

      
      ※ 虫たちのひそむ草むら
        (近所で)

      

戦後70年

2015-08-15 16:32:08 | 歴史


     今日は70回目の終戦記念日。

     朝、クーラーの部屋ばかりにいたら
     かえって体調を崩すと思い、散歩に
     出た。

     いつもの散歩コースである。
     くぐり抜ける森は法師蝉でいっぱい。
     もちろん遠く、近くの森ではジーッ
     と焼けつくような油蝉や、ミンミン
     蝉が相も変わらず鳴いているが。

     変わらぬようで、蝉の世代交代も
     はげしい。3日前まではさほどで
     なかった法師蝉がこんなに多く
     鳴いているとは……。


     お昼12時には高校野球の黙祷に
     合わせて目をつぶり、未来永劫
     平和がつづくように祈った。

     今朝の新聞記事(毎日新聞)に
     よれば、
     70年前の8月15日。
     後に作家として独立する井上靖は
     毎日新聞大阪報道部の記者として
     「玉音 ラジオに拝して」
     と題する社会面トップを執筆、
     最後のこう記したという。

     「われわれは今日も明日も筆を
      とる!」

     少なからぬ新聞人が戦中の報道の
     責任をとる形で社を去る決断を
     する中で、である。

     彼の同僚で、一面コラム「余録」
    (朝日新聞の「天声人語」に当たる)
     を担当することになる藤田信勝
     記者は、この日の日記に、
     「今われわれ全部が新聞社を去っ
     たらどうなるか。国民は杖(つえ)
     を失った盲人同然だろう」
     と記者を続ける覚悟を書いたそう
     だ。

     たしかに戦時中の報道は軍部の圧
     力でウソだらけだった。
     
     現在、我が国にはペンの規制も
     発言の圧力もない(と信じる)。
     そのこと一つとっても平和の有難
     さをかみしめたい、と強く思う。


     ※ 平和の象徴のようなヒマワリ
   
  

     

鹿(しし)おどし

2015-08-09 13:41:23 | 雑記


      「鹿おどし」別名「バッタンコ」。
      バッタンコとは何か。

      「山彦(やまびこ)や茂みの中の
               バッタンコ」
            相島虚吼(きょこう)

      つまり、竹筒に水がたまると一気
      に傾いて音の出る仕掛けのこと。

      「鹿おどし」とはのどかな名称だ
      が、文字通り、鳥獣を追いはらう
      のが目的であろう。

      歳時記には他にも「案山子」「鳴子」
      「鳥おどし」などがあり、
      「鹿垣」は木や竹で編んだ獣よけの
      垣根のことをいう。

      はるか昔から鳥獣の害を避けるのに
      ありとあらゆる知恵をこらさなけれ
      ばならない山里の暮らしであった。

      それがどうだろう、近年では電気柵
      などが設けられ、先日は流れた電流
      により、二家族7人を死傷させると
      いう事故が起きてしまった。


      設置者は川辺の花壇を鹿から守る
      という、ごく単純な発想であったが、
      まさかこんな惨事になろうとは思わ
      なかったであろう。

      しかし、起きてはならないことが
      起きてしまったことは事実。

      しかも……
      「申し訳なくて死んでお詫びしたい」
      と語っていた当事者が2~3日前、
      本当に自殺してしまった、というの
      である。

      近年の鳥獣類の作物への被害は、
      昔日のようなものではない。
      どこでどうなったか、人間も必死
      なら鳥獣類も生きるのに精一杯なの
      である。

      犠牲に遭ったご家族が最大の犠牲者
      であることはいうまでもないが、
      自殺した設置者だけを責めて済む
      問題ではあるまい。

      自然の破壊、人間と動物との共生を
      どうしていくか、地球規模で考え
      なければならないだろう。


      ※ いつだったか奥多摩方面に旅行
       したときに見つけた看板
  

~暑さかな

2015-08-08 14:54:01 | 


     何よりも食事、睡眠を最優先に
     している。
     そのせいか熱中症も大過なくおさ
     まってくれているが、
     周囲にはクーラーのかけすぎか
     夏風邪で医者にいったり、
     体調を崩している人が多い。

     決して決して油断なさるな、とい
     う感じである。
     所要で鎌倉の街に出て大仏さまの
     横を通ったら、この暑さにもかか
     わらず観光客がたくさんいた。

     そういえば正岡子規が「暑」に
     関する句を詠んだのは明治26年
     のこと。

     「大仏を見つめかねたる暑さかな」

     実際の大仏さまも熱にとろけそう
     だった。
     子規には他にも「暑い」句がある。

     「裸身(はだかみ)の壁にひっつく   
                暑さかな」
     「上野から見下ろす町の暑さかな」


     やせ馬が尻を並べても、馬車が道
     をふさいでいても、道に瓜(うり)
     の皮が散らかっていても、海士
     (あま)の家で干魚がにおっても
     感じたのは「暑さ」であった。

     病身の子規は
     「腹痛に寝られぬ夜半(よなか)
              の暑さかな」
  
     とも詠んでいるから、よほど身体に
     こたえたのだろう。

     
     さぞかしこの年は暑かったのだろう
     と思いきや、観測記録では最高気温
     が34・4度。
     今でいう猛暑日は一日もなかった。     


     いまや35度を超える猛暑日は
     当たり前、東京だけでも連続10日
     くらいになるのではないだろうか。

     2~3日前のニュースだけでも熱中
     症で入院となったのは4000人以
     上。
     すでに25人が亡くなっている。

     いやはや何をしても何を見ても
     命がけの「暑さかな」である。

     ※ 散歩中に見たねむの木

     

開店休業

2015-08-02 15:12:30 | 雑記


      今朝、いったん起きてコーヒー
     を飲んだのだが、ふら~っと
(意識がなくなる感じが)して
     二度寝した。

     一時間ほど寝ている間に、
     変な夢をみた。
     (夢見が悪いといったような)
     そのせいか、ひどく疲れた。

     それでも起きて朝食もすませ、
     PCの前に坐ったのだが、
     いま一つ(疲れがとれなくて)
     集中できない。

     なんとか気を取り直して、
     読書、なんだかおかしい。

     昼食を摂って、横になっていた
     ら、いつしか眠ったらしく、
     さっき電話で起された。

     これは軽い熱中症というか、
     夏バテかもしれない。

     昨日病院に知人のお見舞いに
     行き、暑かった!

     水分を摂り、食事にも気をつ
     けていたのだが……。

     帰途、飲物を買おうと思って
     コンビニに寄り、高校生の
     アルバイトらしいお嬢さんに
     「暑いねえ」といったら、
     「熱中症に気をつけてください」
     と力強くいわれた。
     よほど高齢者に見えたのだろう。

     高齢になると喉の渇きも自覚
     しないのだという。

     「べた」「だる」「ふら」「いた」
     に気をつけてといわれる。

     「べた」は首のあたりのべたべた。
     汗をかいていないようでも水分を
     とる。

     「だる」はなんとなくだる~い。
     これは私はしょっちゅう。
     むしろ年中、だるい。

     「ふら」はめまいや立ちくらみ、
     少しふらつくなど。

     「いた」は足がつったり、頭痛、
     吐き気などの症状。

     初期症状だけでもこれだけあり、
     つまり早めに予防すること。

     今朝は「べた、だる、ふら」の
     状態だった。
     かくして今日は(全く生産性の
     ない)開店休業です。

     ※ コンビニに貼ってあった
       ポスター
     
     
    

ジャポニカ学習帳

2015-08-01 17:55:51 | 雑記


     今日出かけて鎌倉山のバス停
     までの途中、雑木林の一郭を
     通ったら、蝉の声がうわ~ん
     と一斉に耳に飛び込んできた。

     さっきはウチの庭でホーシ蝉
     がツクツクボーシと鳴いて
     いたから、たったいま孵った
     のだろう。
     なぜか生まれたところで一鳴
     きして、森のほうに飛び立つ。
     それが蝉の習性なのかもしれ
     ない。

     人間は暑い暑いとぼやいて
     いるが、まさにこの盛夏は
     昆虫たちの季節である。

        
     ところで先日、ジャポニカ学習
     帳のニュースを聞いた。
     ノートの表紙を飾る昆虫の写真
     が、「気持ワルイ」といわれて
     消えていたのだそうだ。

     それも知らなかった。
     それが3年ぶりに復活!したと
     いうのである。

     はて、ジャポニカ学習帳?
     馴染みがあるような、
     ないような……。

     
     できて44年というから、うちの
     娘たちが小学生の頃にお世話に
     なったものだ。

     昆虫の写真がリアルすぎて、
     親や教師から「気持ワル~イ」
     といわれたのだそうだ。
     

     いまの子どもたちは昆虫採集
     なんてするのだろうか。
     いや、いまどき昆虫少年なん
     ているのかどうか。

     いい年をしたおじさんが
    (立派な学者なのだが)
     珍しい昆虫を求めて外国まで
     足を延ばす話は聞いたことが
     あるけれど。

     昆虫が「気持ワル~イ」は
     おそらく母親の影響でしょう
     ね、きっと。

     
     (ジャポニカ学習帳の場合)
     70年代の人気トップはクワガタ
     80年代はカブトムシで、
     90年代と2000年代は蝶がナンバー
     ワンなのだそうだ。

     子どもたちの感想を聞いて
     みたいものだ。