加齢のせいか、昔のことを思いだします。
「二十四の瞳」という映画。
舞台は瀬戸内海べりの寒村・小豆島。
女学校出たての女教師(高峰秀子)は
洋服姿で自転車を乗りまわすので、
「ハイカラな おなご先生」と
村人から 揶揄されます。
唯一の味方は 子どもたちで、
村の古い慣習に苦しめられながらも、
良き教師になろうと頑張る 大石先生。
ある日、子どもたちの いたずらによる
落とし穴に落ち、足を負傷して、町の病院に入院。
先生に会いたい一心で 子どもたちは
遠い道のりを 歩いて見舞いに行こうとする。
田舎道を 町まで 泣きながら 歩くシーン。
(私も 幼いながら このシーンには号泣しました)
やがて戦争がはじまり、
かつての生徒の半数は出征します。
女の子たちも 生活にあえぐ日々。
先生の夫も 戦死しました。
(原作は 壷井栄著「二十四の瞳」)
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