まだ原稿は完了とまではいかないのですが、
(細かいところのチェックや編集者との突き合わ
せ、森崎さんとの最終確認が残っている)
途中経過ということで報告させていただきます。
九州一帯を襲った大雨で延期にはなったけど、
(7月半ばという時期もあって)
心配した飛行機もなんとか取れて、ぶじ福岡へ。
スタッフも1人同行したので、お互いのスケジュ
ール調整に難航したのです。
福岡空港からはいったん博多駅に出て鹿児島本線
に乗り、最寄りの駅に。
そこからタクシーでお宅へ。
やっと、やっと森崎和江さんに会うことができました。
駅から電話すると、なんと森崎さんは家の前に出て
待っていてくれたのです。
そのままタクシーで国民宿舎「ひびき」へ。
昼食を食べながらさっそく取材を開始しようとし
たら、
(何しろこちらは聞きたいことがたくさんある!)
森崎さんが「もうはじめるのォ」。
そうですか、そうですかというわけで、彼女の話
を聞いていると、どれもこれも得難い(取材対象に
なる)お話ばかりです。
この国民宿舎「ひびき」は玄界灘の「響(ひびき)灘」
に面していて、歴代(笑)森崎さんを取材する編集者
や記者たちはここに泊って記事を書かれるようなの
です。
壱岐、対馬も近い真っ青な海を目の前にして、テーブル
にはビールと玄界灘でとれた魚介の刺身。
遊びできたならどんなにいいか。
仕事を忘れてはいけません。
森崎さんは、当時日本の植民地だった朝鮮で生まれ、
17歳まで育っている。
福岡に引き揚げてきてからの話だけでもういっぱい。
谷川雁との出会いは場所をうつして、聞きましょう。
ということで、こんどは森崎さんのお宅に移動しました。
写真はその途中、車の中からみた「ひびき灘」。