一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

カレーの市民

2007-12-26 14:51:56 | 芸術



    またまた上野の話になるけど、
    西洋美術館前にあるロダン作「カレーの市民」。

    1347年、王位継承問題を名目におこった英仏間の
    100年戦争の最中、
    イギリスのエドワード3世はカレー市を包囲。
    市民の代表が町の城門の鍵をもって降伏することを
    条件に攻撃をやめることを宣言した。

    ロダンは、身をもって市を救った6人への賛美として
    このモニュメントを創ったのだとか。
    ただし、英雄記念像としてではなく、死に直面した男
    たちの怖れや苦悩を鮮やかに表現したことで評価され
    ている。

    そういえば、この像の一人一人の表情から深い苦悩が
    感じられて、こちらもいいようのない疲労感を感じた
    のだけど、そういう歴史的背景があったのね。

    

クリスマス

2007-12-19 17:49:24 | 季節
 
 

     Merry Christmas!

     サンタさんが来なくなってン十年にもなるわが家、
     特定の宗教をもたない私ではありますが、 
     それでもクリスマスが近づくと、なぜか心楽しい
     気持ちになります。
     街中の狂騒じみたクリスマス商戦すら、うきうきと
     するところがあって、どうしてでしょう。

     ホントいうと、この1年、無為に過ごしてしまった
     なあという虚しさで一杯になっているこの時期、
     音楽や喧騒で一時ごまかしているのかもしれない。
     後悔や反省がいろいろあるけど、まいいか、という
     気持ち!
     おいしいもの食べて、ついでにワインも飲んで、
     アララ、だから人間は生きてられるのかもね。  
        



     

自然卵

2007-12-12 14:43:40 | 健康

  
    毎年今頃になると風邪ばかりひいているのが、今年はひかない。
    故郷のSさんから「自然卵」を送っていただき、それを食べた
    せいか。

    「自然卵」とは、Sさんの話によると、エサに添加物や薬剤を
    一切使わず、緑餌をうまく調節して、およそ190日目(ヒナ
    から)で産ませたものをいう。
    ふつう市場に出回るのはこれと全く逆で、動物タンパクなどの
    添加物や薬剤を豊富にあたえて、120日くらいで卵を産ま
    せるのだとか。

    そういえば子供の頃、卵は貴重品で、よほどの病人か風邪を
    ひいた時しか食べさせてもらえなかった記憶がある。
    それがアメリカ式の養鶏技術とオスメス鑑別が進んだことに
    よって「地たまご(自然卵)」がいつの間にか、「工業卵」
    になってしまった。
     
    これもSさんの受け売りだけど、こうして鶏の自然のバイオ
    リズムで育てた鶏舎からは、あの独特な異臭はしないという。
    それにしても趣味がこうじて(?)今では130羽も育てて
    いるというSさんは素晴らしい。
    そして鶏や卵のことならいくらでも薀蓄(うんちく)を
    傾けられるのも羨ましい限りである。

師走

2007-12-01 16:40:02 | 季節



   
    もう師走!
    あと何年、この言葉を吐き続けるのでしょう。
    日が短くて、お天気のいい日でも4時半でこ~んな感じ。
 
    ところで「師走」とは学校の先生のことだとばかり思って
    いましたが、お坊さんとか広い意味での師匠という意味も
    あるらしい。
    昔は暮れもお盆と同じく、坊さんが各家を回ってお経を
    あげていたんだって。そりゃあ、走り回らないと間にあわ
    ないでしょうよ。
    
    意外だったのは、「為果つ月」(しはつつき)がなまった
    という説。
    今年為(な)すべきことが全部終わった!ということかしら?
    いってみたいわ、死ぬまで一度。