一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

夏休み子供科学電話相談

2008-07-26 16:50:27 | 雑記
    野暮用で車で出かけることの多いこの夏。
    車中でラジオを聴くのが楽しみでもあります。
    今年もはじまりました「夏休み子供科学電話相談」
    子供の素朴な疑問にハッとして、それに対する専門の
    先生方の真剣な解答にも、じ~んときちゃいます。

    先日の質問
    「なぜ、ハエトリ草はひらいたり、とじたりするのですか」
    答え
    「植物の世界にはまだまだ分からないことがあるのだけど、
     分かっていることだけいうと、
     ハエトリ草の葉には3つのトゲがあって、30秒以内に
     2回触ると閉じる性質がある。
     でも、人間がいたずらに触るとエサがとれない空振りになり、
     エネルギーを使いはたして死ぬこともある。
     食虫植物というと、強い印象があるが、本当は弱くて
     繊細な植物なんだよ。
     では、どうして荒れた土地なんかに生えているのだろう。
     そういう土地だと他の植物と競争しなくていいから。
     養分が少ないので虫をつかまえて生きているんだね」 
     
     ざっとこんな話でしたが、ハエトリ草1つとっても
     深~い。食虫植物のイメージが変わったことは確かです。
     (写真は関係ない山野草。GANOさん提供)

     
     

梅雨が明けました

2008-07-19 17:07:24 | 自然
 

      暑中お見舞申しあげます。

      毎年、梅雨明けを切望しているのに、
      明けたら明けたで暑くてウンザリ。
      もうその前からバテている私、何もやる気がしません。
      気持ちだけでも、と思って、涼風を一服~。
      
      レンゲショウマ (蓮華升麻)
        キンポウゲ科 レンゲショウマ属   
               (撮影はGANOさん)
      
      御岳山、標高929メートル。
      8月下旬で平地は35度あっても頂上の早朝は22°Cとか。
      7月末から9月初まで楽しめるそうです。

      

      

温暖化と文化

2008-07-15 16:12:39 | 自然

   
     洞爺湖サミットは終わったが、一大セレモニーを
     終えることに終始したのではなかろうか。
     原油高騰、食料品の値上げ等々騒がれるなか、
     危機感もさほど感じられない。

     TVなどでも北極の白熊やアザラシが氷がとけて
     エサがとれず、死んでしまう映像を流しているが、
     なかでも北極圏の温暖化は顕著のようだ。
     (写真は太陽が沈まない5月下旬、夜中にスノー
      モービルで獲物をさがすイヌイットの新聞写真。
      イヌぞりは姿を消した)
     彼らにとって、
     「雪がとけ、氷が割れるのは、文化がとけていくのと
      同じ」
     という言葉が印象的である。

     北極圏ばかりではない、この灼熱列島ともいうべき日本。
     暑いと思ったら、ここ何年かに関東の気温は3~4度
     上がって、九州に南化したのと同じくらいだという。
     二酸化炭素排出、エコ生活云々というけれど、個人の
     我慢も限度がある。

     で、夏生まれなのに暑さに弱い私、さっそく胃の調子
     を崩して病院にいった。
     医師は、まだ夏にはなっていないから「夏バテ」という
     のはおかしいというが、そういわれても……。
     (食べ過ぎ、食べ過ぎ、という声も聞こえる)
     納得できないまま、胃薬をもらってきた。
     
     
      

     


    

七夕

2008-07-07 10:12:12 | 行事


     今日は七夕。
     きっと雨に降られると半ば確信しながら、いつも思ってしまう、
     どうだろう、今年は、と。
     やはり、雨になった。

     端午(5月5日)や、重陽(9月9日)と同じ、節句のひとつ。
     「七夕」はほかに「棚機(たなばた)」とも書くと知って、
     なるほど、天の川をはさんだ織姫と彦星のラブロマンスが
     分かるような気がした。

     短冊を笹に飾るのは日本だけらしく、江戸時代からの風習とか。
     笹を飾らなくなって久しいが、子どもの頃、笹竹を飾りあって
     競ったことを思い出す。
     今は笹を飾らないから当然、短冊に願いごとを書くこともない。
     ただ思うだけ。

      うれしさや 七夕竹の 中を行く   正岡子規
      天上の恋を うらやみ 星祭     高橋淡路女