「涙活」と書いて「るいかつ」と読む。
最近、新聞雑誌でこのことばを見つけて何と
読むのか分からなかった。
まして、意味も。
「就活」「婚活」「独活」「離活」「住活」「終活」
……(なかには「妊活」なんてのもあるそうだ)
等々、「○活」が大流行である。
「涙活」は週末などに思いっきり涙を流して
ストレスを解消する。そんなイベントもすで
に行われているという。
実際には、泣けそうな映画を上映して、あたり
かまわず泣ける時間を提供する、イベントの
名称は「涙の時間」。
たしかに暗い映画館は泣きやすいし、いま話題
の「レ・ミゼラブル」なんていいかもしれない。
だけど、そのときはスッキリした感じでも、映画
館を出たとたん現実にもどされて、より虚しく
ならないのだろうか。
(私はそんな経験をしたことが何度もある)
何でも脳神経生理学からいうと、
「人は感動すると交感神経の緊張が高まるが、涙
を流すと副交感神経優位にきりかわり、寝ている
とき以上に脳が休んだ状態になる」
のだとか。
でも、それって一時的な逃避で、根本の解決には
ならないのでは?
私はずっとそう思っていたのだけど、大丈夫なん
だって。
ストレスの根本原因は解決できなくても、コントロ
ールには役立つ、そうです。
う~ん、こんどためしてみっか。
(写真記事は「読売新聞」)