一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

平成さいごの年の瀬

2018-12-30 16:24:45 | Weblog



       いよいよ押し詰まりました。

       昨日のつづきは今日、
       今日のつづきは明日、
       「平成さいごの」といっても、
       なんら感慨はないけれど。

       小さいことはそれなりにありましたけど、
       転んで怪我することもなく、
       大病に冒されることもなく、
       これを称して「大過なく」というのでしょう。

       無事、大晦日を迎えられることに感謝!
       
       みなさま、一年間つたないブログにお付き合い
       いただきましてありがとうございました。

       来る新しい年も、
       みなさまにとって佳き年でありますよう、
       心よりお祈りもうしあげます。

       (補)
       わが家は喪中ではないのですが、
       近しい方が5月に亡くなられたこともあり、
       派手なお正月飾りはやめて、
       縁起のいい万両を植えました。

       赤い実がいっぱい付いているのを見ると、
       何かいいことがあるような気がします。

       ちなみに改めて調べたところ
       こうなるようです。

       万両:たくさんの実を付け、千両とともに
          縁起木として使われる。
       
       千両:生け花など、お正月飾りの生花として
          使われる縁起木。

       百両:唐橘(からたちばな)のこと。
   
       十両:藪柑子(やぶこうじ)のこと。


       それぞれ昔から縁起物として使われている
       のですね。
       
       来年もよろしくお願いいたします。
       


       

       

ドライアイ

2018-12-29 06:35:11 | 健康



        白内障手術から一週間たっての診察で、
        経過順調といわれ、一安心。

        しかし、
        劇的に変化したかと云われれば、
        否である。

        もともと
        右眼 0、9
        左眼 1、2
        だった視力が元にもどった、
        ということに過ぎない。

        ときどきカスミがかかっているように
        ぼんやりしたのが除去されたことは
        確かだが。

        今回の診察で
        ドライアイだといわれ、
        はじめて気づいた。

        PCを長時間やったり、
        読書をしたりして、
        眼が痛くなったのは、
        ドライアイのせいではなかったか、と。

        そこでドライアイの治療がはじまった。

        といっても目薬を差すだけ。

        かくして、
        白内障術後の点眼剤3つ、
        それにドライアイの点眼剤1つが加わって、
        計4つの点眼剤を
        日に3回、一つは4回。

        いやあ、点眼だけでも忙しい。
        1つ点眼するたびに3~5分間隔をあけな
        ければならないから。

        それに、
        これだけ点眼すると、
        しばらくは眼が(点眼剤で)膨張状態となり、
        焦点がさだまらないのだ。

        いやはや、
        この年末を膨張? 洪水?
        のような感覚で迎えることになった。

 
        ※ 山のようにもらったドライアイ用点眼剤。
          ステック状のを一本ずつはがして
          上部を切って点眼する。        

棹、折れる

2018-12-23 07:39:23 | 雑記



      物干し棹が折れた。

      しかも白内障の手術当日。

      早朝、いつもと同じく洗濯物を干し終え、
      しばらくしてベランダを見たら
      折れて、ハンガーに掛けた洗濯物が
      無残に寄っていた。

      よりによって、手術の朝だ。

      こんなとき、不吉な予感がする?

      思いようによっては、
      これが肩代わりしてくれたと考えることも
      有りだと思うが、
      予言や占いを信じない私は、
      全く気にしなかった。

      そもそも、物干し棹だって消耗品。

      数えれば所帯をもってからだから、
      半世紀以上(52~3年)使っていることになる。

      いやあ、よくもったものだ。
 
      正直いって、棹が折れるなんて、
      考えもしなかった。

      そこで思ったのが、
      車で売りにくる「棹竹屋」。

      「♬ 竹や~棹竹~」
      と来るたびに、
      棹竹なんて買う人いるの?
      と不思議でならなかった。

      「棹竹屋はなぜ潰れないのか」
      これも永遠の疑問である。

      その棹竹屋もここ2~3年はとんと来ない。

      笑ってしまうが、
      その棹竹屋を、私は今、必要としているのだ。

      さて、どうすればいいのか。

      ホームセンターには売っているかもしれないが、
      どんな形で売っているのか。

      折れた棹を計ってみると、3㍍30㌢。

      こんな長いものをどうやって持ちかえれば
      いいのか。

      折り畳み式になっているのだろうか。

      先ずは、見にいかなくちゃ、だ。

      

         
 

白内障手術

2018-12-22 08:05:58 | 健康



      来週早々の白内障手術に向けて、いよいよ
      3日前から一日4回の点眼がはじまる。

      ここにいたるまで、
      紆余曲折があった。

      まず、どこの眼科に聞いても、
      (白内障手術といえども)
      入院か、日帰り手術。
  
      日帰り手術の場合、
      家族の付き添いが必要といわれた。

      私の必須条件は、
      日帰り手術で「付き添い無し」。

      娘が長期の仕事で家にいない。
      小さい子がいる。
      等々の理由で、これは譲れない条件である。

      やっと、
      (掛かりつけの眼科で紹介してもらった)
      Y眼科で家庭の状況を話したところ、
      了解してもらった。
      (というより、強行させてもらうことに)

      実のところ、
      (家庭云々の事情もあるけれど)
      本音をいえば、
      年寄りといえど、
      自律すべきだという考えから。

      もちろん、
      この先、歩けなくなったり、
      重篤な病気になった場合、
      人様や行政のお世話にはなるのだけど。

      元気なうち、
      歩けるし、口もきけるのだから、
      自分のことは(家族といえど)人を使わず、
      一人で処理したいのだ。


      そういうわけで、
      昨日、眼科で手術にあたっての諸注意を
      聞いてきた。
      
      3日前から一日4回の点眼のほか、
      手術当日は12:15
           12:45
      の「散瞳剤」点眼。

      当日は入浴なし、
         洗顔、洗髪もだめ、
         お酒だめ。

      術後は抗生剤を飲み
      保護メガネをかけて細菌やゴミ、埃から保護。

      これを右眼、左眼、2日連続でやるので
      同じことを一日遅れて繰り返さなくてはならぬ。

      等々、実に、
      やるべきこと、
      守らなくてはならないことがたくさん。

      もっともイタイのは、
      一週間運転できないことかなあ。

      まあ、感染症の危険もあるから、
      気をつけよう。

      でも、はやく
      眼の周りのもやもやから解放されて
      スッキリしたい。


      ※病院でもらった冊子
       はっきり「加齢性」とある(笑)。
      
 
      

無事終了

2018-12-22 07:36:24 | 健康


       白内障手術を無事終了。

       今日で3日目。

       右眼、左眼つづけてやったので、
       マックスは片眼に眼帯をし、
       もう一方の眼に散瞳薬
       (瞳をひらく薬)
       を点眼した日であった。

       何しろ片方が眼帯で使えず、
       残されたもう一方は散瞳薬で
       焦点が定まらないぼんやり状態。

       まるで宇宙遊泳をしているような恰好で
       歩くしかなかった。

       ようやく眼帯がとれても、
       手術後3日間は通院して診察。

       そのたびに散瞳薬を点眼されるので、
       以後数時間は使いものにならず。

       パソコンはもちろん、
       本も新聞も読めず、
       身体は何ら問題はないのに、
       眼が使えないということは
       なんと不便なことか、
       を実感した。

       術後は、
       保護メガネ(埃やばい菌が入らないよう)を
       掛けているので、
       日頃、生活でメガネを掛ける習慣のない私は、
       まだ慣れない。

       身にしみて思ったことは、
       比較的簡単な手術の白内障といえ、
       あなどれず。

       手術の3日前からの点眼を入れても、
       たった数日なのに、
       身体の軽快さに欠け、
       なんだか重い。

       ともかく、
       一日もはやく以前の生活リズムを
       とりもどさなくちゃ。

       ※ 飲み薬3種
         (抗生剤、痛みどめ、胃薬)
         点眼剤3種
         (日に4回点眼)
         保護メガネ

年末ですけどォ

2018-12-16 06:55:40 | 雑記



        飛ぶように過ぎる師走。

        残すところ2週間となって
        はかどらないのが片付けもの。

        毎朝、今日こそはこれをやろうと
        決意を新たにするものの、
        ちっとも進まぬ。


        やる気があるのか、ないのか。

        ないからやらないのだろう。

        そのなかで極めつきは、
        仕事机周辺の整理整頓。

        前も、後ろも、横も。
  
        ここ2~3年は手づかず。

        とりわけパソコン周辺は
        目も当てられないほど
        とっ散らかっています。

        読みかけの本、資料として読まねばならぬ本、
        コピー、新聞切り抜き、文房具等々。

        どないすればいいのや!

        関西人ならずとも、突っ込みたくなる。

        そうはいっても今日は、
        白内障手術前の点眼を朝、昼、夕、寝る前と
        一日に4回やって、
        鼻かぜがひどいので日曜診察の病院に行き、
        お風呂の掃除をして、
        あっ、その前に、
        原稿の最終チェックをしなければならぬ。

        かくして、
        「片付けられない女」を嘆きつつ、
        整理整頓は後回し。


        ※ とっ散らかっている机の上

        

調律師

2018-12-09 07:46:57 | 雑記



       毎年、師走に入る草々、
       ピアノの調律師から電話がかかってくる。
       (そのため、わが家では「ちょっと早いサンタさん」
        と呼んでいる)

       電話で、私も向こう様も、
       あはは、と笑う。

       もう一年たったのかと。

       早い。
       ほんとうに一年が過ぎるのは早い。

       さあ、ピアノの上を片付けなきゃ。
       写真立て、メガネケース、DVDおよびCDケース、
       楽譜、夜光スタンド、その他もろもろ。

       ピアノの上は一年のうちに物置きと化してしまう。
       ピアノカバーの埃もはらって、
       ちょっとした大掃除だ。

       毎年のことだが、
       調律師のおじさん(といっても私より若い)は
       ピアノおよび調律に対する愛を熱く語る。

       ピアノはまるで生き物のように、
       一つ一つが違う。
       (素人にはみな同じに見えるのだが)
       
       だから初めてのピアノは非常に緊張する
       らしい。

       そして、
       調律することによって、
       少しずつ良くなるのだという。

       おじさんは今年70歳。

       「今がいちばん(調律の仕方が)上手い」
       (30代からずっとこの仕事をやってきて)
       「何かつかんだような気がする」
       とも云った。

       こんな話を家に帰って奥さんにはなすと、
       「何回もつかんだと云っているわよ」
       と笑われるそうだ。

       ああ、どの仕事も奥がふかい。 
       
       

ボオーっと生きてんじゃねえよ

2018-12-08 07:33:51 | 雑記


        どうやらNHKのクイズ形式の娯楽番組らしい
        のだが、
        私は見たことがない。

        登場人物(?)はチコちゃん(5歳女の子)。

        見たことがないのだから、
        そのキャラクターもよく分からない。

        チコちゃんが大人が分からない疑問を
        簡単に解き明かしてくれる際に、
        「ボオーっとして生きてんじゃねえよ」
        とカツを入れるらしいのだ。

        なのに、
        「ボオーっと……」
        のフレーズに私はドはまりして、
        この2~3日、知らぬ間に口をついて
        出てしまう始末。

        そもそも、
        私は、
        「ボオーっと生きている」のが大好きなニンゲン。
        常にボオっとしている。

        これこそ、
        私に聞かせたいフレーズなのだ。

        ことに、
        無為に生きた日なんぞこそ、
        この言葉を浴びせたくなる。

        「ボオーっと生きてんじねえよ!!」

        年内、あと何回このフレーズを繰り返すことか。

        

        ※ 今年は秋に台風が多く、
          塩害で樹木が打撃をうけた。
         (カマクラは海に面している)
         街路樹のイチョウも茶色く枯れて
         きれいな紅葉がほとんど見られないし、
         わが家の庭のモミジも壊滅状態。

         そんな矢先、
         先日、出先で美しく色づいたイチョウを
         見つけたのでパチリ。
     
        
        
        

風邪

2018-12-02 07:38:32 | 雑記


       インフルエンザの予防接種をやったばかり。
       なのに、風邪をひいた。

       寒気がして喉の痛みと頭痛、微熱あり。
       いつもと様子が違うので、
       よもやと思い、
       即刻病院へ。
  
       1時間半の待ち時間。
       やはり、ふつうの風邪でした。

       抗生物質、そのほか頭、喉の痛みどめをもらって  
       きました。
       うがい薬とトローチも出たのですが、
       どちらも苦手でもらっても使わない可能性が
       多いので、こちらはお断わり。

       一日目は薬を飲んで、
       食事以外はベッドへ。

       身体がだるくて何もしたくない。
       食べるときだけ起きる。

       昼も夜も、よくこんなに眠れるものだと思う
       ほど眠った。      
 
       二日目、
       そうそう寝てばかりいられないので起きたが、
       まだだるい。

       今日で三日目。
       食欲も出て、コーヒーもおいしくなったので
       大丈夫だと思うが、
       いまいち、って感じ。

       こんな風に、
       軟弱な私は風邪ひとつでリズムが狂って、
       日常の生活に支障をきたしてしまう。

       これは困りもの、
       これから年末に向けて処理しなければならない
       課題がたくさん。

       まずは読書会の資料つくりと、
       12月末締切りの原稿を片付けなければならない。

       ああ、年賀状もあった。

       こうして、師走はあっという間に過ぎてゆくのだ。

              ※ 病院で処方された薬

       

 




  
       

ひと息

2018-12-01 07:19:07 | Weblog


       師走を前に、ちょっとひと息。

       メンテナンスのため、整体に行ってきた。

       この欄で何度も書いたけど、
       お目当ては待ち時間に読む「週刊新潮」に
       載っている、
       五木寛之センセイのエッセイ。

       昨日読んだのは
      (だいたい2~3週間遅れで読む)
       こんな内容だった。

       先生は今年86歳。
       30年以上も前の話である。

       ある出版パーティーでのこと。
       廊下で大先輩の今東光先生に遭遇した。

       五木センセイは恐縮して廊下の端に寄って
       今先生が通り過ぎるのを待った。

       すれちがう際、
       今先生がこうおっしゃったのだそうだ。

       「きみ、いくら髪が多いからって
        長くすればいいってもんじゃないよ」

       世は長髪の時代。
       ビートルズにならってか、
       若者も中年も流行の長髪にしていた。

       もちろん五木センセイも長髪とはいえないが、
       長めの髪。
(今先生は僧侶だから、つるつる頭)

       これには絶句して、何も云えなかったそうだ。


       それからしばらくして、
       ある会合で石坂洋次郎さんに出会った。

       五木氏(ここから「氏」に変わる)は
       石坂さんの
       「若い人」や「青い山脈」
       「陽のあたる坂道」
       が大好き。
       日頃から敬愛し尊敬している大先生である。

       ところが、
       石坂さんは毎度こうおっしゃる。
     
       「五木ひろし君、きみは……」

       氏がたまりかねて
       「あのう、<ひろし>」ではありません。
        <ひろゆき>です」
       というと、
       「ああ、失敬。<ひろゆき>君」
       に云いかえるのだが、
       またしばらくして会うと、
       「五木ひろし君……」
       とはじまる。

       こんな石坂さんはある時、司馬遼太郎氏に
       こういったそうだ。
       「きみの『青春の門』はいいね~」

       云うまでもなく
       『青春の門』は五木寛之氏の代表作。

       司馬さんは五木氏に
       「『ありがとうございます』と云っておいたけどな」
       と報告したそうな。

       「申し訳ございません」
       と五木氏が謝ると、
       「いや、きみが謝る必要はないんだよ」
       と司馬さん。

       いやはや、
       文壇の長老、重鎮もアルツハイマーになるのだろうか。

       エッセイの最期で五木氏は
       「私もいつかトンチンカンなことを云うかもしれない
        がよろしく」
       と結んでいる。


       ※ スーパーのクリスマス飾り