一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

後悔などあるはずもない

2019-03-24 07:22:40 | スポーツ


       運動オンチの私、
       野球も高校球児の甲子園試合を見るくらい。

       メジャーリーグはおろか、
       日本のプロ野球にもほとんど興味もないのだが、
       今回のイチロー選手の引退会見には、
       ちょっとウルッとした。

       ユニホーム姿で会見場に現れたイチローは
       冗舌だった。

       メジャーに挑戦した2001年を振り返り、
       こういう。

       「新しい世界に挑戦するのは大変な勇気。
        成功と思うからやりたい、
        できないと思うから行かないという判断
        では後悔を生む。
        やりたいなら挑戦すればいい」

       さらに積み重ねた偉業については、
       こういって実感をこめた。

       「自分の限界をちょっと超えることを繰り返す。
        その積み重ねでしか自分を超えられない」

       ときに目を潤ませることはあっても、
       決して涙を見せない。

       むしろ爽やかな笑顔で、
       日米28年目の野球人生を振り返って、
       こう結んだ。

       「最後にこのユニホームを着て、
        この日を迎えられたことを幸せに感じます。
        後悔などあろうはずがありません」

        ※ TV画面から

禁破る

2018-08-21 15:33:35 | スポーツ
  


        かつて高校野球をみて
        ひと夏、何もせず無駄にしたことがあったので
        おおいに反省して
        以来、高校野球はみないことにした。

        ところが、
        今朝、ニュースをみていたら、
        急にむらむらして
        禁をやぶってしまった。

        大阪桐蔭VS(秋田)金足農業高校

        金足農高は公立(県立高校で)、
        農業高校として決勝に進出するのは初。

        秋田県勢としては103年ぶりという。

        しかも、
        全部員が秋田出身!!
        これはすごいことです。

        
        対する大阪桐蔭はエリート校で
        全国から優秀な生徒が集まっているのですぞ。

  
        判官びいきではないけど、
        金足農高を応援するのがスジではないですか。
      
        かくして
        コーヒーを手にTVの前へ。

        3時半、
        5回ウラで
        大阪桐蔭が2ランホームランを出して
        8:1

        もしや、
        地味な金足農高にも勝ち目はあるのではないか、
        という望みは遠くなりつつあり、
        このブログを書くために消音。        

        ふと顔を上げたら、
        得点はひらくばかり。

        7回ウラで
        13:2

        ああ、ここまできたら、
        最後まであきらめずに、
        好い勝負をして欲しい。

        それを願うのみ。

        (追伸)
        結局、同得点のまま、
        大阪桐蔭が史上初、二度目の春夏連覇で、
        優勝とあいなりました。
     

五輪の花

2016-08-21 07:34:00 | スポーツ



       今日は別の話題にしようと思ったが、
       新聞の見出しにつられて再び女子レスリングを。

       「泣くな吉田 五輪の花だ」

       掲載の写真とともに、太文字の大きなこの見出し
       を見たとき、こちらも涙した。
       何回見ても涙が出てくる。

       今回の五輪でも準決勝まで、むしろ吉田の調子
       はいいように見えた。

       決勝相手は米国のマルーリス、24歳。
       「打倒・吉田」を掲げて長年、研究し続けてきた。
       
       第2ピリオドで吉田は逆転された。
       「こんな大舞台で負けたのは初めてなので悔しい」
       と声を詰まらせた。

       
       2002年の世界女子選手権から五輪も含めた世界
       大会で重ねてきた連覇が16で途絶えた。
       01年から個人戦の連勝も206でストップした。

       勝ち続けることは難しい。
       いちばん悔しい思いをしているのは吉田自身で
       あろう。
       
       だが、どんな形でもこの悔しさが今後のプラス
       になるに相違ない。
       これまで実績を積み上げてきた過程そのものが
       金メダルに相当するのだから。

       昨日のインタビューで、ご本人は
       「今の気持ちではまだレスリングをやる勇気は
       ない。4年後(東京五輪)は無理かな」
       と語ったという。

       ともあれ、胸を張って帰国してほしい。       



       
    

       

女子レスリングにかける涙

2016-08-20 07:42:22 | スポーツ



      日本勢の女子レスリングの活躍がめざましい。
      まず伊調馨58㌔級は未到の五輪4連覇である。

      つづく登坂絵莉 48㌔級 金メダル
      土性沙羅 69㌔級 金メダル

      翌日には 川井梨紗 63㌔級も金メダルを
      獲得した。

      伊調の4連覇もそうだが、登坂、土性の試合も
      最後のさいごになっての大逆転である。
      
      ご本人たちもいうように、最後まであきらめ
      なかったことが勝利につながったのだろう。
      
      おめでとう!
      心からその栄冠をたたえたい。

      そして吉田沙保里の健闘ーー
      最後まで攻めきれず、4連覇を逃した。

      試合終了後、しばらく立てず涙にくれた。
      「霊長類最強の悔し涙」というべきか、
      表彰台でも涙が止まらなかった。
   
      TVを観ているこちらも思わず涙した。

      直後のインタビューでは、
      「取り返しのつかないことになってしまって
       申し訳ない」
      「応援してくれるみなさんの期待に応えられ
       なくてごめんなさい」
      と、涙を拭きながらいった。

      そんなことない、そんなことない、よくやった。
      TVのニュースを観るたびに、こちらも涙する。

      いつかはこの日が来る、と思いながら、
      まだ信じられない。
      今朝の新聞には、
      「吉田沙保里は金以上の銀メダル」
      とあった。

      一時代を築き、後進の若手育てたのだ。
      これ以上の業績があるであろうか。

      これからどうするか。
      彼女の去就に注目が集まる。
            

病院をはしごする

2014-08-17 17:11:44 | スポーツ


       家の者が夏季休暇で北海道にいって
       いる間、日頃気になっている身体の
       チェックをしようと整形外科にいった。

       午前の受け付けは11:30までという
       ので、11時前に着いた。
       (早くいってもどうせ待たされるので
       わざと遅めにいったのである)

       待合室はソファ、補助椅子まで出して
       坐れないほど患者でびっしり、
       しばらく立っていた。
       う~ん、これじゃ昼過ぎになるかな?

       参ったなと思ったが、じ~っと待つし
       かない。私の弱点で、病院の待合室で
       本を読むことができない。
       週刊誌や女性雑誌、新聞の類も駄目な
       のだから、処置なし。
       集中できないのだ。

       すでに12時過ぎ、TVは甲子園球場から
       ニュースになり、朝ドラの再放送を
       やっている。

       前の女性が喋っている。
       「朝8時に受け付けして、外科から整形
       外科に回され、まだなのよ~」

       結局、その人が呼ばれたのはそれから
       1時間後。
       私は「まだ待ちますか」「どのくらい?」
       と受け付けに2回、聞きにいった。

       そうこうしているうちに、午後受け付け
       の患者がきて、一時空いた待合室は再び
       満員に。

       私が呼ばれたのは2時半であった。
       腰のレントゲンを撮って、結果は後日、
       また来なくてはならない。

       牛乳を1本飲んで、その足で別の病院へ。
       こちらは定期的に(月1回)予約してい
       る漢方である。
       
       幸い、予約なのでさほど待つことはなか
       ったが、ああ疲れた。
       本当に具合悪かったら、病院にも来れない。

       総合受け付けに回って会計を待つ間、
       椅子に座って足をぶらぶらさせていたら、
       隣の女性(私よりずっと若い)がいった。
       「元気でいいわねえ」

       私はあまり疲れて、脚がむくんでいるよ
       うな気がして(多少、イライラして)
       無意識にぶらぶらさせていたのだ。

       隣の女性は杖をお持ちだ。
       「えっ、どうされたのですか」
       「別の病院で大腿骨の手術をして、いま
       人工骨が入っているの。痛くて歩けなくて
       病院を替えてみようと……。MRIを撮って
       診てもらったのだけど、まだよく分からな
       いの」
       いかにも痛そうに顔をゆがめられた。

       「いいわねえ、歩けて」
       逆質問である。
       「どこが悪くて(病院に)来たの?」
       いかがわしい顔に、私は答えた。
       「今日は漢方の薬をもらいに」
       「まあ、贅沢っ!」
       といわれてしまった。

       ちょうど私の番号が掲示板に出たので
       立ちあがった。
       「お大事に」
       といって、会計を済ませ、私はその人に
       軽く会釈して駐車場に向かった。

       そうだ、自分の足で苦痛なく歩けて、食べ
       たいものを食べ、夜眠れるということは
       有難いことなのかもしれない。

       もっと自分の身体を大事にして、いたわら
       なければ!!
       自戒をこめて反省した。
       それにしても、本を読んでいるとすぐ眠た
       くなるのは何とかならないものか。

       私はさっきの反省を忘れて、ため息を
       ついた。
       ああ、病院のはしごで1日を費やして
       しまった!!
       その日は帰っても仕事にならなかった。
       
       


       

坊さん、走る

2013-07-13 20:42:05 | スポーツ


      今朝、出かけようとバス停で待っていたら、
     袈裟姿の坊さんがバイク(スクーター)でさも
     忙しそうに走るのを見かけた。2台ともそうだ
     った。

     
     うっかりしていたが、東京や都市部ではいま
     (7月13~16日の4日間)がお盆の最中
     なのだ。
     地方ではまだまだ旧盆(8月13~16日)が
     多いが。

     なかには高級車を運転する坊さんもめずらしく
     ないそうだから、バイクなんて可愛いものか。
       高級車と坊さん
       坊さんと携帯電話
     どちらも時代であろう。

     梅雨明け初日から夏全開といったところで、
     蝉も鳴き出した。
     一方でウグイスも鳴いていて、季節もせめぎあ  
     っているという感じだ。

     何とか食べたいものをみつけて元気を出そうと
     しているが、全力投球の暑さに完敗状態。

     そんななか、パソコンが不調で、いじっても
     いじっても解決しない。
     故障ではなく、どこか操作を間違えて、コンピュ
     ーターそのものが狂った感じなのだ。

     かくして熱中症予防にクーラーをつけて、時間の
     ロスばかりしている。
     (幸い、このブログのみはUPできた)
     
     

雪の便り

2011-12-23 16:57:17 | スポーツ


     極月もあと1週間ほどになった。
     例年だと雪の便りに何となくはしゃいだ気持
     ちになるのだが、今年は一層寒さが身にし
     みて切ない気分になる。

     会津や若松の方に避難している誰彼から果
     物が送られてきた。
    (家を借りている人、仮設住宅に入った人……
     さまざま)
     こちらから送るならともかく、と恐縮して電
     話をすると、
     「元気でやっているよ~という印だから心配
      しないで」という。

     いつもだとそれもまた嬉しいが、開封して
     一瞬「あっ」と胸がつまるのは県の(保険
     衛生協会による)合格証がついていること
     だ。
     「核種放射性元素測定結果報告書」という
     長ったらしものと「試験成績書」の2通。

     そういえば親戚がお世話になっている会津
     の農家からお米を取り寄せたときにも、試
     験結果証明書がついていた。
     実際にこれがついていれば消費者も安心し
     て食べられるが、生産者はどんなに切ない
     気持ちだろうと思うとやりきれなくなる。

     震災から9ヵ月半たって少しも気が晴れない
     のは、一向に被災した人たちの生活の見通
     しが立たないことだ。

     小中学と同級だったTちゃんのところは兄姉
     や甥姪など7人が犠牲になった。
     夏に線香あげにいったが、何もかも流されて
     自分の生家のあったところも分からなかった
     という。
     (Tちゃんは子供のころから頭のいい手先の
     器用な少女で、つい何年か前まで埼玉で御
     主人とテーラーの仕事をしていた)
     墓前に手を合わせ、
     「な~んにも出来なくてごめんね、というし
      かなかったよ」
     というTちゃんに、こちらも深くうなずくしか
     なかった。

     話をもどすと、今日も「会津は雪」というニュ
     ースが入った。
     (同じ福島県内でも太平洋側の南相馬と山
     合いの会津では大違い)
     みな、はじめての大雪を前に戦々恐々として
     いる。
     幸い、子供は大喜び!と聞いて少しは救わ
     れるが。  
     
     
   
       

    

北京オリンピック

2008-08-09 16:25:38 | スポーツ



     暑い夏というより酷暑の夏!
     高校野球もたけなわの中、北京オリンピックが開幕、
     気温もテレビもヒートアップする一方である。
     チベットやウィグル自治区での民族問題をかかえて
     いて当初から心配されたが、厳戒態勢の中、無事に
     聖火がともった。
     で、ここでは政治的な問題やメダルの数云々の話は
     暑いので止めて、涼しい話題をーー。

     写真は「チベットの青いケシ」または「ヒマラヤの青いケシ」
     とも。ケシ科メコノプシス科で宿根草。
     エベレストの5700㍍級の山で見られ、中国雲南省から
     四川省にかけての大雪山山脈が主産地とか。
     青いケシに対する登山家の熱い思いが分かるような……。

     ところが日本でも栽培されていて、チャンスがあれば
     見られるとか。
     えッ、ケシの栽培は禁止されていると聞いたけどォ。
     「メコノプシス属」とはラテン語で「ケシに似る」と
     いう意味なのだそうです。
     でもやっぱり幻の花にはちがいないわねえ。
      (写真と話題提供:GANOさん)
     

     

朝もや

2007-04-11 15:36:36 | スポーツ


    一昨日の朝5時半ごろの朝の光景。
    そういえば前日は雷雨が昼夜二回もあり、大気が
    不安定だった。

    ところで「もや」と「霧」の違い、何気なく使って
    いるけど案外分からない。

    どちらも大気中に小さな水滴がたくさん浮遊している
    現象で、気象学的には、
    「霧」は視程が1km以下のもの
     「もや」は1km以上のもの
    をいうのだとか。

    では「霞(かすみ)」との関係は?

    だいたい春は「霞」で、秋は「霧」だと年寄りから
    聞いたことがあるのだけどねえ。
  

    

     

水中競技

2007-03-26 15:45:30 | スポーツ



    フィギュアスケートと一緒に観るのが忙しかったのが、   
    シンクロナイズド・スイミング。

    人は水中では呼吸できない。なのにどうしてあんな
    高度な演技ができるのだろう。不思議でならない。

    練習や訓練で何でもできるのだろうか。不思議でな
    らない。それとも誰かがいっていたように、
    人間には不可能ってことはない、ってこと?
    などとつまらない思いに捉われている間に競技は
    終わっている。

    どのチームも優劣つけがたいのに、ロシアのチーム
    が出てくるとこれまた目が釘づけ!
    群を抜いているのは素人目にも確かなのだ。

    これはいったい何の違いなのか。どこの国も負けず
    劣らず切磋琢磨しているだろうに。
    水中で円を描いたり逆立ちしたり、この世のものとは
    思えないスポーツなのだ、
    シンクロナイズド・スイミングは。