一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

高齢者肺炎球菌ワクチン接種

2018-07-29 07:40:03 | 健康


       このところ高齢者づいて(?)いる。

       何よりも、このブログで何回か取り上げた
       運転免許証更新にまつわるあれこれ。

       それに、
       「高齢者肺炎球菌ワクチン接種」なる葉書が
       市役所から届いた。

       実は、
       この「肺炎球菌ワクチン接種」の件、
       最近はじまったらしく、
       私は何が何だか分からなかった。

       昨年、
       編集者がこの予防接種を受けてきたというので
       「何、それ?」
       ってしつこく聞いたほどだった。

       なぜなら、
       私も立派な高齢者なのに
       全く連絡もないし、
       そんな噂も聞いたことがなかったからだ。

       そのときは、
       自治体(市町村)によって違うのかな、
       くらいの認識でしかなかった。

       それが、
       今夏になって、私宛てにきたのだ。
       葉書が。

       改めて調べてみると、
       近年はじまった制度で、
       「65歳以上、5年毎」に受けるらしい。

       つまり、
       今年になって、はじめて私が該当したというわけ。

       肺炎は怖いですからね。

       ことに高齢者は。

       現在、
       肺炎による死亡率は第3位で、
       その95%が65歳以上の高齢者だという。

       私も風邪をひいて治りが遅いと
       つい、肺炎を疑ってしまう。

       なので、
       葉書をもって指定病院に行き、早々
       接種してもらってきました。

       
       それにつけても思うのは、
       本人の自覚うんぬんに関わらず、
       周囲からどんどん「高齢者」扱いになって
       しまうのだなあ、ということ。

       別に、
       若ぶっているつもりではないけどーー。

       周囲から枠づけされて老けてゆくのも
       なんだかなあ、という気分。

       まあ、大病もせずここまで来れた、       
       高齢者づいていることを悦ぶべきか否か、
       釈然としない。

       とりあえずは、
       盛夏に立ち向かわねば。
       

       
       

台風

2018-07-28 07:32:15 | 自然


       昨夜からの台風上陸のニュースに
       朝おそるおそるカーテンを開けた。

       雨はかなり降っているが
       風はそれほどでもなし。

       新聞を取りに出て
       コーヒーを飲んでいるうちに
       雨はいくらか弱まっている。

       いまのうちにと
       ウォーキングの用意。

       雨用のスニーカーで大丈夫そう。
       傘を差し、いつものコース。

       今日は特例だから
       ゆっくりゆっくり。

       私は妄想、瞑想(迷想?)にふけりながら
       歩くのが好きなのだ。

       だからもともと遅い足が、さらに遅くなる。

       風はいくらか増しているが
       傘が飛ばされるほどではない。

       それでも茂っている夏草や木々が風雨に
       激しくなびいている。

       いつもなら小鳥や蝉の声で賑やかな森が
       さすがにひっそり。


       これは台風上陸前の静けさなのか。

       台風の恐ろしさは私も記憶がある。

       あれは、高校生の頃だったか、
       伊勢湾台風というのがあって
       一夜、恐怖にさらされた。
   
       翌朝起きてみると、
       実家(東北)の土蔵の屋根がそっくり飛ばされて
       別棟の屋根の上に乗っかっていた。

       屋根が笠をかぶったようで、
       これが母屋だったらとゾッとした。
       
       
       今回の台風が、
       先の豪雨で未だ大きな爪痕の残る被災地の方々に
       さらなる被害を与えなければいいが、
       と心配になる。

       記録的な猛暑に
       空前の豪雨、
       さらに台風の急襲だ。

       自然の神さまに
       しばらくは鎮(しずか)にしていて、
       と祈らざるを得ない。

       ※ 写真は今朝の6時
       
       

筋肉がない

2018-07-22 07:38:32 | 健康


        図書館に行ったら、
        同じフロアで
        「身体の衰え度チェック」
        というのをやってみたので覗いてみた。

        日頃から
        筋力がないことは実感している。
        私って、筋肉がないんだなあ、と。

        歩き方が遅い。
        歩くのは好きだが、
        若い人にはもちろん、
        同年輩の女性にもどんどん追い抜かれる。

        日常的に
        瓶のフタが開けられない。
        
        他にも、
        缶詰や牛乳パックなど、
        開けるのに手間取る。

        これは指先に力が入らないからだと思っていたが、
        つまりは筋肉がないせいらしい。

        まず、スタッフの指示により、
        指定された位置で、
        目を閉じて足踏み40回。
        (脚は90度まで上げる)

        意外や意外。

        目を開けたら
        定位置から20センチも前に出ていた。
        (意識としては同じ位置にいたつもりなのに)

        驚いたのは、
        これが筋力低下だという。

        後は握力の測定。

        握力が最も自信のないのは上に書いた通り。

        もう一つ、
        椅子に浅く腰掛けて片足立ち。
        (手を使わず、片方の脚は上げたまま)

        これは自覚していた通り出来なかった。

        かくして、
        筋力の衰えはばっちり(笑)。

        スタッフはいう。

        「筋肉は幾歳からでも鍛えれれます」
        
        そうだと思う。
        そうであって欲しい。

        「では、こちらのスポーツクラブで体験教室を
         やっていますので、ぜひ一度お試しください」

        別のチラシを一枚。

        最初から気になっていたのだが、
        「健康まちづくりイベント」と銘打っているが、
        これは自治体主催ではなく
        いわば、スポーツクラブの勧誘のための
        デモンストレーションだったのだ。

        もちろん行きません。

        でも筋力の衰えを何とかしなくちゃ、
        と切実に思っていることは確か。
        

        
        

極熱列島

2018-07-21 15:00:25 | 雑記



      ふーっ。

      朝から目まいしそうな暑さ!

      暑さ対策に何をしているかというと、

      日頃のリズムを崩さない、
      食生活、睡眠に気をつける、
      汗をかくときは積極的に汗をかく、

      といった、当たり前なことばかりだけど。

      今年違うのは、
      クーラーをガンガンつける
      ですっ!!

      こう暑くちゃ、何もやりたくない。
  
      モチベーションを上げるためにも
      心身爽快でなくちゃ。

      梅雨明けが早かったこともあるが、
      こんなに7月初めからクーラーをつけっぱなし、
      なんて、めったにない。

      おまけにニュースを見れば、
      列島のあっちこっちで40℃ちかい極熱。

      高齢者は熱中症になりやすい、
      喉が渇かなくても水分を摂りなさい、
      クーラーをうまくつかうこと、
      不用意に出かけない、

      等々、TVからも有難~い忠告。

      だからといって
      家に閉じこもってばかりもいられないから
      出かけます。

      いつもなら歩いていくところを
      余りの暑さに閉口して車に。

      帰ればシャワーを浴びて、
      今度は熱~いコーヒーを一杯。

      至福のとき。

      机の上に散らばっている本をパラパラ、
      気になっている調べものをちょっと検索し、
      メールチェックして何通か返信等々……。

      かくして一日、
      たいしたこともせず、
      過ぎてしまいます。

      それでも体重の変動もさほどなく、
      夜がくれば眠くなる。

      心配なのは
      時々、変な音を出すクーラーのこと。

      この暑さじゃ、
      電気屋さんもすぐには来てくれません。

      一日もクーラーなしでは生きていけない状態。

      せめて8月いっぱい、
      無事に稼働してくれるよう
      願うのみ。

      ああ、じっとしていても汗が噴き出る。

      
      
 

      

初蝉

2018-07-15 07:20:03 | 雑記


        昨日夕方、買物に行こうと
        近くの公園を横切ったら
        アブラゼミが鳴いていた。

        今夏初の蝉だが
        私が知らなかっただけで
        (公園を横切るのはたまにしかない)
        2~3日前から鳴いていたのかもしれない。
        
        また、今朝はウォーキングする森の中で
        ミンミンゼミの初鳴きを聞いた。

        奥まったところにあるせいか
        世間からワンテンポ遅れた森で
        いまだウグイスもホトトギスも鳴いている。

        7月中はウグイスとセミの合唱が聞けるだろう。

        それにしても暑い!

        梅雨明けが早かったせいか
        暑さもウナギのぼりで
        この極暑、7月としては14年ぶりだという。

        ネットニュースによると
        岐阜県多治見市では
        昨日、38.7℃を記録し
        熱中症で五人亡くなった。

        怖い。

        ことに高齢者は水分の摂取が充分でなく
        暑さも感じにくいと云われる。

        「熱中症で病院搬送、死亡」
        なんてニュースに載るのイヤだから
        今年は早々とクーラーのお世話になっている。

        ひところ、寝るときはクーラーを切って、
        なんてTVでやっていたが、
        あんなの嘘だ(と思っている)。
        心地よいくらいの微風は快眠には必要だ。

        それに、
        私の部屋の窓には
        引っ越して1年目の暑さに閉口して
        遮熱効果のあるブラインドを付けた。

        ブラインドといっても蛇腹式のは嫌いなので
        スクリーン形式のもの。

        メーカーが
        「遮熱効果で部屋中が快適」
        なんて、鳴り物入りで販売して
        値段もそれなりに高かった記憶がある。
        (窓枠の外に取り付ける形式で
         西側の窓三個分でたしか10万円以上)

        なのに、
        「快適」とはほど遠く
        スクリーンを降ろす形式なので
        部屋が暗くなるのが難。

        かくして
        朝からクーラーをつけ
        スタンドの灯りをつけて
        パソコンに向かっている状態。

        トホホ……。


        ※ 仕事部屋と寝室の遮光ブラインド
          (写真としては面白くないものになった)

        
        

         

クール便

2018-07-14 07:08:43 | 雑記



        昨日、家人宛てにクール便が届いた。

        「クール便で~す」
         ???

        怪訝(けげん)そうな顔の私に、
        宅配便のお兄さんは
        
        「アイスクリームみたいですよ」
        「はあ?」

        ますます心当たりの無い私は、
        戸惑って、納得いかない返事。

        見ると、
        外パックはすでに汗をかいて
        (水滴がついて)
        これ以上、どうしようもない感じ。

        宛先はたしかに、家人の名前が記されている。

        とりあえず印鑑を押して受け取ったものの、
        はて、どうしようか。

        果たして、受け取っていいものかどうか分からない。

        普通便ならば、
        家人が帰るまで放置して、
        判断を仰げばいいが、
        クール便となると、猶予ない。

        そのとき私の頭は、
        冷凍庫が(娘夫婦のも、私の部屋の冷蔵庫も)
        いっぱいなことが浮かんで一種のパニック状態。

        はて、困った!

        しかし、相手はアイスクリーム。

        考える間もなく荷をほどき、
        冷凍庫の品物をいくつか夕飯にまわし、
        スペースを作って、
        何とかアイスクリームを納めてホッ。

        嬉しいような嬉しくないような贈り物。

        ちなみに、
        いま現在、私はアイスクリームを食べない。

        2~3年前までは毎日食べていて、
        (食べないといられない)
        アイス依存症気味だった。

        糖質の摂リすぎを反省して、
        アイスクリーム爆喰いをやめたのである。

        だから、
        苦い思い出のあるアイスクリーム。
        おまけに、
        (見るからに)高級感あふれる品々。

        ため息をつきつつ、
        冷凍庫の扉を閉めた。

        

        

さらなるご注意を

2018-07-08 15:15:43 | 雑記
 


        TVのニュースをみていたら、
        被災地では
        今日8日も大雨が予想され
        被害がさらに広がる可能性があるという。

        
        このたびの豪雨で被害に遭われた方々に
        心よりお見舞いとお悔みを申し上げます。

        そしてこれ以上、被害に遭わないよう
        祈るばかりです。

アジサイの家

2018-07-08 08:25:13 | 雑記



        梅雨明け宣言したら
        またもや梅雨のもどり。

        各地に記録的な豪雨が襲った。
        なかでも広島、愛媛では甚大な被害に
        見舞われている。

        今朝の新聞によると、
        土砂崩れや河川の氾濫などで、
        死者が48名、
        行方不明者が71人にものぼるという。

        災害は忘れたころにやってくるというが、
        昨今では忘れないうちにやってきて、
        各自治体が防災おこたりなく、対策をねって
        避難訓練もやっているのに、
        その教訓がいかされない。

        どこに問題があるのか。
        
        温暖化という自然現象によるものか、
        はたまた建造物、住宅の密集、河川の構造といった
        人災なのか。
  
        抜本的な対策が必要だろう。


        さて、
        関東地方も昨日まで大雨で、
        今朝また、靄(霧?)がかかった。

        早朝の散歩で通る山の上の家も
        霧にすっぽり包まれてしまっていた。

        俗称、
        私は「アジサイの家」と呼んでいるのだが、
        山の傾斜面に家が二軒。

        二軒とも、どういう人が住んでいるのか、
        住民を見たことはない。

        道はけもの道にちかく、
        自転車やバイクは通れるが、
        車は入れない。

        かろうじて新聞や郵便物は届くのであろう、
        郵便受けに新聞がはさまっているのを見かける。
       
        周囲は森で、 
        巨大な桜や椎の木でうっそうとして、
        森と庭は渾然と一体化して区別がつかない。
      
        聞こえるものといったら、
        鳥の声、風の音、木々のそよぎ。

        驚くことに、
        その奥に、もう一軒あったらしく、
        住宅跡地は草ぼうぼうと生え、
        その形跡すら消えかかっているのだが、
        入り口にぽつんと郵便受けだけが
        斜めに傾(かし)いで立っている。

        

        私がこの地に越してきて8年近く、
        ずっとこの状態が続いているのだが、
        それ以前は三軒とも健在(?)で
        かつては、この家で子供たちも育ち、
        巣立っていったのだろうか。
 
        冬場の早朝はまだ暗く、
        それでも窓に明かりがともっていると、
        なぜか、ホッとする。

        
        あれこれ、勝手に想像をめぐらし、
        私は昇り坂をハアハアいわせて通りすぎる。

        毎朝通っていたら、
        いずれ、この二軒の住民を見かけることも
        あるだろう。

        楽しみなような、ちょっとこわいような。
       

七夕の日に

2018-07-07 07:19:34 | 雑記


        昨日、車を運転している途中、カーラジオで突然、
        「オウム事件の松本智津夫の死刑が執行された」
        と聞いてびっくりした。

        夕刊と今朝の朝刊もトップニュースで
        「松本死刑囚と元幹部7人の死刑執行」
        と伝えている。

        悪夢の地下鉄サリン事件から23年。
        忘れようとしても忘れられない最悪のテロ。

        当時、TVの報道は
        オウム事件でもちきりだった。

        驚いたのは、
        理系のエリート青年たちがオウム教を信じ、
        松本智津夫の言いなりになって、
        犯罪を重ねたことだった。

        超能力や終末論、陰謀論など、
        いかにも怪しげな教義のとりこになって。

        なぜ、学もあり見識もあると思われる若者が
        そういった、まやかしものの教義を狂信して
        犯罪をおかすのか、
        いくら考えても分からなかった。

        死刑制度にはいまだ、
        議論に議論を重ねるべきだと思っているが、
        松本死刑囚に関しては、
        反対する余地すらないと考える。

        平成に起きて、
        平成が終わろうとする年に
        一つの区切りをつけた事件。

        先般、読書会で取りあげた村上春樹氏は
        地下鉄サリン事件を追った
        ノンフィクション『アンダーグラウンド』
        のあとがきでこう記している。

        「あなたが今持っている物語は、本当に
         あなたの物語なのだろうか?
         あなたの見ている夢は、本当に
         あなたの夢なのだろうか?
         それはいつかとんでもない悪夢に転換して
         いくかもしれない誰か別の人間の夢ではない
         のか?……」
       
         
         ※ スーパーの店頭に飾られた七夕飾り
        
        
        

靄(もや)の朝

2018-07-01 07:43:54 | 雑記

      今日から文月(7月)
        業界では下半期になる。
       早い、早い。

       今朝起きて朝刊をとろうと玄関をあけたら
       ものすごい靄!

       思わず、
       「靄ってる~ゥ」
       と独り言をいってしまった。

       温度、湿度ともに高いせいだろうか。

       いや、
       うっかり靄といってしまったが、

       これは靄(もや)?
       それとも霧(きり)?
       はたまた霞(かすみ)?

       その都度しらべるのだが、
       なかなか覚えられない。

       もう一度整理してみよう。

       現象としては霧も靄も同じものを指すが、
       気象用語では、
     
       視程1㎞未満の状態を霧
       視程1㎞以上 10㎞未満を靄
   
       と呼ぶらしい。

       つまり、
       近くのものしか識別できない状態(濃いもの)が霧
       遠くまで識別できる状態(薄いもの)が靄

         
       さらに、
       「濃霧」(濃い霧)や、
       「煙霧」(煙や砂ぼこりなどによって視程10㎞未満)
       なんてのもあるから、ややこしい。

       日本語がそれだけ繊細であるということか。

       
       では、
       霞はというと、
       霞というのは気象用語では用いられていないとのこと。

       でも、
       俳句では、

       春のものを霞
       秋のものを霧
       靄は単独では季語となっていない

       のだとか。

       

       現在、朝9時半、
       陽は差してきたが
       まだ「靄っている」状態。

       靄が晴れたら、今日も暑くなるだろう。


       ※ 写真は今朝5時半の森の中