ナナカマド

　　　　いつまでも暑かったせいで今年は紅葉が遅れているようだが、
　　　　それでも歩いていて、真っ赤になった草紅葉などにハッと
　　　　することがある。

　　　　写真は中国・雲南省の白いナナカマド。
　　　　ナナカマドというと、日本では真っ赤な実と決まっているが、
　　　　雲南省や四川省の高山では、白か、せいぜい右下の写真のよう
　　　　に紅く染まる程度とか。（新聞による）
　　　　
　　　　花や木の実の色は、それを食べる鳥の好みで決まるらしい。
　　　　ということは、その地域には白い実が好きな鳥がいるという
　　　　ことなのだろうか。
　　　　

大徳川展

　　　　
　　　　「芸術の秋」ということで、急に思い立って上野にいってきました。
　　　　目的は「大徳川展」で、場所は国立博物館。

　　　　将軍家の刀や茶器などもありましたが、何といっても　　　
　　　　今回が初公開となる皇女和宮の白綸子の内掛や、
　　　　ほかの姫君たちの婚礼道具、
　　　　金箔飾りの女駕籠が目につきました。
　　　　
　　　　上野の森はまだまだ緑、でも公園内を歩くと銀杏が落ちて、
　　　　あの強烈な臭いがしました。

　　　　

食欲の秋

　　　　突然ですが、お友達より酢どりしょうがの作り方の
　　　　問い合わせをいただき、公開講座となりました。
　　　　（お寿司ではありません）

　　　　　酢どりしょうが
　
　　　　材料　しょうが　１００ｇ　　
　　　　　　　酢　（カップ１/2） 砂糖　（50ｇ）　塩　（小さじ1/4)


　　　　 ①　しょうがは皮をむき、繊維にそって薄切りにし、水にさらします。
　　　　　②　酢、砂糖、塩をひと煮たちさせて、さまします。
　　　　　③　しょうがの水を切り、熱湯でさっとゆでて②に３０分以上つける。
　　　　　　　
　　　　　　後はテキトーにどうぞ。
　　　　　　　

金木犀

　　　　「ハッとする日」で、今年の２月２２日に沈丁花をとり
　　　　　あげましたが、金木犀はその秋バージョンでしょうか。
　　　　　沈丁花と同じく、どこからかこの匂いがしてくるとハッ
　　　　　として周囲を見回してしまいます。

　　　　　子供の頃はこの匂いがイヤで鼻をつまんで逃げたっけ。
　　　　　金木犀が好きになるということは、それは大人になった
　　　　　証拠なのでしょう。
　　　　　そして今は、
　　　　　毎年、毎年、この匂いにハッとして年老いていくのねえ、
　　　　　そんな気がしています。

　　　　　　木犀や　今宵会う人　みな美し

　　　　　こんな句、どこかで聞いたような気がするのだけど。