一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

夏は夜

2013-07-28 08:40:19 | 読書


     夏大好きの清少納言ですが、『枕草子』には誰もが
     知っている「春はあけぼの……」の次にこう書いて
     います。

      夏は夜。
      月のころはさらなり。
      闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。
      また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて
      行くもをかし。

     夏は夜がいいわ。月が出ていたら最高よ。真っ暗闇
     だって蛍がたくさん飛び交っていたらたまらない。 
     たくさんでなく、一つ二つぽ~っと光っているのも
     趣があっていいのよ。

     ……とまあ、解説するまでもなく、この簡単明瞭で
     たくみな描写力、素晴らしい文才というほかありま
     せん。

     『枕草子』は定子サロンを盛り上げるために書かれ
     たのですが、数えた人によると、この「をかし」は
     170以上もあって、
     平安女性(というより清少納言)がいかにこの想い
     を第一としていたかが分かります。

     「をかし」は面白いといった意味ではなく、
     「趣がある」「情緒がある」「ゆかしい」というセン
     スです。

     しかし歴史は非情なもので、定子の父親が死ぬと、
     定子サロンは急に衰えて、反対に勢力をもってきた
     のが彰子サロンです。
     彰子の父親はあの藤原道長で、ライバルを蹴落とし、
     娘を一条天皇に嫁がせると、その実力は絶大なもの
     となります。


     当時の貴族は、娘を天皇に嫁がせることに血道を
     あげていました。
     お后のサロン(後宮)も実家の力がものをいう時代
     だったのです。

     
     次第にさびしくなる定子サロン、それでも清少納言
     は何とかして定子をなぐさめようと心を砕きます。
     『枕草子』には、そのあたりの情景も出てきて、
     ほろりとさせられます。

     一条天皇は十代半ばで結婚した、この4歳上の定子
     (第一夫人)を愛していました。
     彰子はまだ12歳で幼くて、物足りなかったので
     しょう。

     一条天皇をめぐる二人のお后(定子と彰子)、
     さらに時の権力者がくわわっての栄枯盛衰、
     これはフィクションではなく事実なのです。

     この彰子サロンに勤めたのが紫式部ですから、
     またまた面白くなるということです。

    ※ 清少納言を模した切手(平成20)  
     
     
     
     

王朝女性と夏

2013-07-27 09:31:07 | 雑記
    

      道路一つへだてた林(鎌倉山)で鳴いていた蝉が、
      今朝はわが家の貧相な庭にもやってきて、
      ”み~ん、み~ん”という粘着性のある鳴き声が
      暑さを一層あおる。

      ああ、古今東西、女性はどのように夏を過ごしてきた
      のだろう。

      一気に平安時代にさかのぼれば、王朝の女性は
      (といっても高貴な家のお嬢様だが)
      画像のように十二単で、成人すれば親以外はめったに
      顔を合わすこともなく、お付きの侍女に守られて
      御簾のなかにひっそりと身をひそめていた。

      侍女から和歌をならい、しつけや手紙の書き方など
      一般常識もほどこされるのですが、なんせ箱入り娘
      ですから、恋にはうぶ。
      妄想に妄想がふくらんで、とんでもない女たらしに
      惚れ込んでしまったり、やっと実った恋の相手が常識
      知らずのぼんぼんだったり。

      逆に男性側からいうと、たいそうな美人だという触れ
      込みでようやく手中にした女性が、いざ逢ってみると
      ひどい醜女(しこめ)だったり、いろいろあったよう
      です。
      
      思わず脱線してしまったが、こんな面白い話は『源氏
      物語』にいっぱい出てきます。

      そういえば、清少納言も中宮定子につかえる女房(いま
      でいう女官)でした。
      定子は一条天皇のお后ですから、ここに宮仕えするのは
      超難関です。
      清少納言は頭がよくて、教養のある女性だったので、
      定子にはとても可愛がられました。

      『枕草子』の随所にあらわれているように、その機知に
      富んだ発想はぴか一です。

      この清少納言は、白といえば黒!で、あいまいなことは
      嫌いで、夏の暑さが大好き。
      実にさっぱりして、竹を割ったような性格なのです。

      
      こういうポジティブ人間には、夏が似合うのですね。
      ネクラの私はますます自信をなくして、蝉の声を聞いた
      だけでも消え入りたくなります。

      

      
      

      

      

      
      

戦いすんで……

2013-07-24 16:08:02 | 雑記


     一昨日、歩いていたら選挙看板取り外しの現場に
     出会った。
     取り付けも見たことないが、外すのを見たのも
     はじめてである。

     「○○鳶職」と名のついた小型トラック2台が
     停まったと思ったら、さっと取り外して、撤去
     作業はあっという間に終わった。

     
     まさに「戦いすんで……」といった感である。
     こうした作業は(地域によって違うかもしれな
     いが)選挙管理委員会が鳶職に依頼しているの
     だろう。

     さて参院選は予想していたとおり自民党の圧勝
     に終わった。
     課題はいっぱいある。

     環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は
     どうなるのか。
     原発は再稼働するのか。
     米軍基地はどうするのか。
     庶民の景気は???
     高齢化社会、一方で少子化問題の具体的対策は
     あるのか。     
   

     
     いわゆる「ねじれ現象」に異議をとなえる人も
     いるが、私はこんどこそ、しっかり政治を動かし
     て、真面目に政治をやってもらいたいと思う。

     この数年、停滞し過ぎた。
     事の本質より、政局が先で、議論のための議論に
     なって、一向に進まなかった。

     有権者だってぼんやりしていられない。
     しっかりチェックしなければならないのだ。
     

     「戦いすんで……」日が暮れるのか、または
      日は昇るのか、
      気が抜けてしまうのか。
     
     
    ※ 写真はあっという間に終わる看板撤去作業
     
     

快挙

2013-07-21 14:21:43 | 雑記


      冒険家の三浦雄一郎が80歳で8500mのエベ
      レスト登頂に成功したニュースは日本なみならず、
      世界を駆けめぐった。

      その後、下山にヘリコプターを利用したことにつ
      いて、登頂成功とはいえないとか、
      一億なにがしかの(スポンサーからの)大金を
      使い、大ぜいのスタッフを引き連れての”大名
      登山”だとかいった批判はあることはある。

      
      それを承知で”快挙”は快挙として認めればいい
      し、ここでは別の観点から眺めたいと思う。


      三浦さんは若いときからずっと強靭な冒険家として
      貫き通したのかと思ったら、そうではなかった。

      53歳で世界七大陸最高峰のスキー滑降を成し遂げ
      た後、慢心したのか164㎝の身長が暴飲暴食で
      84㎏の体重に。
      その上、高血圧、高脂血症、おまけに糖尿病の兆候
      まで出てしまった。
      そのときは500mの山に登るのも息切れして大変
      だったという。

      以来、「人生このままたそがれてはいけない」と
      一念発起してトレーニングに励むが、60代で肥満
      から狭心症を引き起こし、不整脈であることも判明
      した。

      今回のエベレスト登頂に出発する直前の1月には
      不整脈の手術も受けている。

      つまり、決して不死身ではなく、身も心もごく普通
      のニンゲンだったのだ。

      三浦さんがエベレストの頂点に立つという大きな
      目標をもったのは70歳のときであった。

      「夢をもった途端、人生が変わった」
   
      けだし、名言である。
      そして、こういう。

       小さな挫折や失敗を気にせず、今日はこれだけや
       れたという達成感を積みあげていく。
       できることを積み重ねていけば、やがて、無理が
       きくようになる。
       目標を掲げながら、日々の生活でも階段を一歩一
       歩のぼることに意義を見だしてきた。

      なんというポジティブシンキング!!
      これがスケールの大きい偉業を成すことにつなが
      ったのだろう。

      
      ※ 写真はso-netニュースより
      

カレーが食べたくなる日

2013-07-20 17:36:54 | 雑記


     あまりの暑さに食欲をつかさどる中枢がくるいに
     くるっている。
     お店でわが食欲をそそるものを物色するのだが、
     いっこうに食べたいものが見つからない。
     これは私にとって危険信号なのだ。

     それでもあれこれ中枢を刺激するようなものを
     見つけ出して、一日のトータルとすると結構の量
     は口にしているのだが、満足感はないのである。

     先日、鎌倉駅から八幡宮にいく小町通りを歩いて
     いたら、ちょっと横道を入ったところにある
     カレー屋さんに行列ができていた。

     ちょうどお昼どきだったこともあるが、並んでい
     るカップルや、家族連れ、中年の女性客をみて、
     みんな元気だなあ、と感心した。

     並んでまで食べようとするのが羨ましい。
     カレーを食べる元気が羨ましい。
     

     もちろん、そんな元気のない私はなるべく息をし
     ないようにして店の前を通り過ぎた。
     (カレーは決して嫌いではないのだが、その日は
     匂いを嗅いだだけでムカムカする最悪の日だった)

     
     そういえば、武田百合子さんの『日々雑記』に
     こんな件(くだり)がある。

       カレーが食べたい気持になるとき。
       ○からりと晴れた日。雨の日などはならない。
       ○体力のある日。(そうはいっても、コンニ
       ャクを食べたくなるほどの体力まではない日)
       ○強気の日。
       ○反省していない日。
       ○気分のいい日。
       ○気分のふさぐ日にも。(ふさいでもお腹は
       空く。これを食べて元気を出しましょうと食
       べる)

     
     この一つも当てはまらない私は、いつかカレーを
     食べたくなる日がくるでしょうか。

     ※ 写真はよく雑誌などに出てくる「キャラウエイ」
       というカレー屋の店先

データ復旧

2013-07-15 18:12:55 | 雑記


      結局、パソコンのために人材を派遣してもらい、
      データは復旧しました。
      どうやら知らないうちに(?)別のものを上書きし
      てしまったようです。

      この知らないうちにとか、無意識とかいうのが曲者
      (くせもの)で、実に何回もやっているのだ。
      
      その間、どれだけ時間をロスし、心労(笑)もそれ
      なりにあるのだが、それでも懲りないのです。

            
      プロの仕事師は、こちらのいいわけ(?)を半分も
      聞かないうちにさっと正常の画面に。
      その間、あれこれ説明をしてくれるが、こちらは
      さっぱり分からない。

      とりあえずモヤモヤが消えてうれしいので、
      出張費と技術料金をはらいました。
      すると、こういうのです。

      「もっと画面の大きいのを買われたらいかがですか。
       目が疲れるでしょう」

      日頃、目から頭まで痛くなってしまう私は頷いたが、
      それにしても……。
      いま使っているのは画面だけでも30㎝×50㎝は
      あって、店頭販売でいちばん大きくて見やすいのを
      買ったはずなのだが。

      ついでだから聞きました。
      「パソコンの寿命って何年くらい?」
      昨年はキーボードが駄目になり、急きょ買い換えた。
      (そのときもメーカーに聞き、電機屋に走るまで
       3日くらいかかったのです)

      「まあ、7年がいいとこでしょう。液晶が暗くなった
       り、チカチカしたら本体も駄目です」

      「はあー」
      (パソコン嫌いでパソコン依存症の私のため息)

      「新しい機種に替えると、また大変なのよね」
      「そう、もう××××の時代だからね」

      ××××は新機種で、聞き取れません。
      電化製品はどんどん進化し、こちらの頭は衰える一方
      となれば、一体どうすればいいのだろう。

      新機種もいいけど、これだけシルバー世代がインター
      ネットをやる時代なのだから、もっと分かりやすくて
      扱いやすいものを開発して欲しい。
      切にそう思うのだ。

      

坊さん、走る

2013-07-13 20:42:05 | スポーツ


      今朝、出かけようとバス停で待っていたら、
     袈裟姿の坊さんがバイク(スクーター)でさも
     忙しそうに走るのを見かけた。2台ともそうだ
     った。

     
     うっかりしていたが、東京や都市部ではいま
     (7月13~16日の4日間)がお盆の最中
     なのだ。
     地方ではまだまだ旧盆(8月13~16日)が
     多いが。

     なかには高級車を運転する坊さんもめずらしく
     ないそうだから、バイクなんて可愛いものか。
       高級車と坊さん
       坊さんと携帯電話
     どちらも時代であろう。

     梅雨明け初日から夏全開といったところで、
     蝉も鳴き出した。
     一方でウグイスも鳴いていて、季節もせめぎあ  
     っているという感じだ。

     何とか食べたいものをみつけて元気を出そうと
     しているが、全力投球の暑さに完敗状態。

     そんななか、パソコンが不調で、いじっても
     いじっても解決しない。
     故障ではなく、どこか操作を間違えて、コンピュ
     ーターそのものが狂った感じなのだ。

     かくして熱中症予防にクーラーをつけて、時間の
     ロスばかりしている。
     (幸い、このブログのみはUPできた)
     
     

由比小町

2013-07-12 14:16:14 | 雑記
   

      鎌倉文学館にいったときに白くて
      (花の芯に淡いピンクの混じる)
      ミニバラの名前を募集中というブログをUP
      した(6月8日)が、昨日ポストに入っていた
      ミニコミ誌に載っていました。

      「由比小町」と決まったらしい。

      
      私はもう一つの紅いミニバラ「かまくら小町」
      にちなんで、ほとんど何も考えず、発作的に
      「かまくら小園」と書いて箱に入れたのだった。

      後日、市役所にいった折、玄関に白いユリの
      鉢植えが飾ってあって、見ると「かまくら小園」
      の札が付いている。
      ふふ、と笑って、これで落選(?)したな、と
      思った。

      記事によると1857通の応募者があって、
      うち14通が同名の案だったという。
      文学館の住所は「長谷」になるが、最寄りの
      江ノ電の駅名は「由比ヶ浜」で、その先には
      まさに由比ヶ浜の海岸が広がっているのである。

      ぴったりの名前。
      可愛らしく、人にも愛される名前。
      その意味ではまったく異議なし、である。

      ところがこのところの猛暑、酷暑、極暑つづきに
      ちょっと体調不良の状態に。
      (前回、関東地方の梅雨明けを書いたが、その翌
      日には全国的に梅雨が晴れ、ちょっと間抜けの
      内容になってしまった)

      報道では連日、熱中症予防をうながしているので、
      気をつけてはいるのだが、どうやらその寸前まで
      いってしまったようだ。
      (「鬼の霍乱」?)


      日頃から寝て食べ、水分摂取を心がけ、決して無理
      をしないことを大原則としているのだが、
      めずらしくムカムカして食欲不振に。

      それでどうするか。
      私の場合、一食でも抜くとまったくその日から役立た
      ずの動けない人間になってしまうので、
      (思考力ゼロ、掃除もできない)
      ムカムカの間隙をぬって食べたいものを探し、
      取りあえず、少しでも「食」で満足を得ようとする
      のである。

      この際、栄養バランスがどうの、蛋白がどうの、と
      いったことは問題外。
      口に入れたいもの、食べてちょっとでも元気になる
      もの、今日も生きてて良かったなァという食材が優先
      となる。

      本来、動物はそういうものかもしれない。
      狩りや食物を採取して、食べたいだけ食べて、お腹
      いっぱいになればお終い。満腹になっても冷たいもの
      や甘いものを食し、それでも満たされずに嗜好品に
      手を出し、飽くことなく「食いさがる」。

      これも乱れに乱れた食生活を戒めるなにかの啓示かも
      しれない。
      そう思って、しばらくは極めて狭い「食」でこの暑さ
      を乗り切ろうと思う。

      
      
      
      


      

梅雨明け

2013-07-07 11:43:47 | 自然



     関東地方でも梅雨が明けた。
     昨年より15日、例年より19日早い梅雨明けだ
     という。

     それにしても気象庁の「梅雨が明けたとみられる」
     という煮え切らない言い方、なんだかなァと思う
     のは私だけではないだろう。
     自然相手なのだから間違っても仕方がない。そのと
     きはいさぎよく訂正すればいいと思うのだが……。

     この暑さのなか、昨日通りがけに見た田圃道の横
     では新しい家の建築中で、細い柱が何本も建って、
     大工さん達が上にのぼって作業をしていた。

     またわが家の斜め向かいのお宅ではペンキの塗り
     替え中。組んだ櫓(やぐら)の上で、ニッカポッカ
     のお兄さん達が刷毛を動かしている。

     暑さに弱い私は、こんな現場を目の当たりにすると
     現在の若者も捨てたものじゃないのではないかと
     思ってしまう。

     ちょうどお昼時など通りかかると、お弁当を食べた
     後、彼らはみんな揃いも揃って携帯電話をいじって
     いて、思わず笑いがこみあげてくる。
     昔ならまったく見られない光景である。

     さて、今日は朝から気温はうなぎ昇りにぐんぐん上
     がるので、ふらっと外に出て(猫みたい)
     鎌倉山の通りにある檑亭(らいてい)で蕎麦を食べ
     てきた。
     ここは庭園も見事で、蕎麦は絶品なのだ。
     (ランチは値段も庶民的)

     この間、TVで、高齢者ほどタンパク質を摂取しな
     ければならないといっていた。
     筋肉は衰える一方だし、脳にもアミノ酸は必要なん
     だとか。

     そうはいっても食欲をそそるものを探すのが先です。
     
     
     
     

TVショッピング

2013-07-06 18:33:13 | 雑記


     根っからのアナログ人間だから、実物を見ないで
     家電製品を購入するはずはない。
     TVショッピングとか通販(TVショッピングも
     通販の一つ?)なんて、もってのほか。

     そう思っていた。
     ところが、である。

     朝早い私は天気予報を見たいがために、TVをつける。
     早朝4時前後は(局によるが)TVショッピングを
     やっているところが多い。

     まだ覚醒しない頭で見る、あの独特の雰囲気。
     ”アクセサリー”や”蟹大盛り”なんて全く興味が
     ないのだが、過去に二度ほど画面に見入ったことが
     ある。

     否、三度あった。
     一度は「しわとり」クリーム。
     一般視聴者のモデルの目元がきれいに滑らかになった
     のをみて、商品番号をメモった。
     だが、数分後、「そんなわけ無いかっ」と目が覚め、
     注文には至らなかった。

     後の二度は掃除用ロボットの「ルンバ」である。
     年々、掃除機をもって階段の上り下りがきつくなる
     ので、もっと簡単に(ラクに)掃除を済ませたいと
     常日頃から思っていた。
     
     「ご注文は24時間以内に」というのを聞いて、
     気がついたら電話をしていた。
     しかし30分後には、キャンセルした。
     家には掃除機が2台(機?)あることに気づいた  
     のである。

     それが1年前で、そのことをすっかり忘れていた。
     つい最近、「ルンバ」を見て、またまた電話を
     してしまった。
     「ご住所を」といわれて告げたところ、
     「登録されています」というのだ。
     「えっ!?」

     どうやら同じメーカーだったらしい。
     (品物が同じかどうかは分からないが、
      案外、同一品なのかもしれない)

     とにかく1年前のことを忘れている私はキツネに
     つままれた感じ。
     しばらくして、もしかしたら……?。
     ようやく自分のアホさに気づいた私は腹が立って、
     またもキャンセルしました。

     よくよく考えると、「ルンバ」を使いこなせない
     ことに気づいたのです。
     そういえば、こんな川柳がありました。

        掃除ロボ 動かすために 掃除する

     ※ 写真は後日のぞいた家電売り場