一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

スズメバチ駆除

2020-07-31 15:34:18 | 雑記

       やっと蝉が鳴きはじめました。

       コロナ禍のなかでの長梅雨。

       梅雨明けも気になるが、
       このところの感染者数の爆増に
       肝をぬかれそう。

       今日(7月31日)の午後3時現在、
       東京都のコロナ感染者はすでに463人とか。

       これ以上、どう気をつければいいのか。

       そんななか、
       わが家はスズメバチ退治にやきもき。

       2階の屋根の下というか、内部の見えないところ。

       隣家の方におしえていただいて、
       はじめて気づいたのだ。

       遠目には アシナガバチかスズメバチか、
       見当がつかない。
       ただ、蜂がぶんぶん飛んでいることだけは確か。

       市役所を通して専門家に見てもらったところ、
       スズメバチだと判明。

       昨年、
       アシナガバチの巣を3つ、やっつけた私だが、
       今回は高い場所であること、
       相手がスズメバチであることから、
       お手上げ。

       早速、今日の午後、専門業者にきてもらった。

       家の内、外から調べたが、
       見えないところに巣くっていて、
       肝心の巣は分からずじまい。

       駆除剤を屋根のすき間から なんども噴霧して、
       ようやく ハチの動きがおさまった。

       〆て 38500円也

       巣を確かめることはできなかったが、
       これで隣家に迷惑をかけることもなく、
       一安心。

       …… にしても
       コロナはどうすれば退治できるのか?

ヘミングウェイ

2020-07-26 09:22:22 | 雑記

        ヘミングウェイ (1899~1961) 61歳没
         アメリカの作家 ノーベル文学賞受賞

        釣りや狩猟、冒険など 行動派の作家 
        「恋多き人」でもあった。

        第一次世界大戦では赤十字の一員として戦地に赴き、
        負傷して入院。 病院の看護婦と恋に落ち、
        「武器よさらば」という作品に結実。

        またスペイン内戦に参加して、
        「誰がために鐘は鳴る」を書くなど、
        いずれも自分の体験から出た作品が多い。

        ほかに、 「日はまた昇る」「キリマンジャロの雪」など
        みな馴染みのものばかり。

        55歳のとき、
        「老人と海」でノーベル文学賞を受賞。

        だが、同年に 2度の航空機事故に遭い、
        授賞式には出られなかった。

        その後遺症で、壮絶な躁うつ病に陥り、
        ショットガンで自殺。
        波瀾にみちた人生であった。
        (当初、銃を手入れしていて誤って、とされていたが、
        後に遺書が見つかり、自殺と断定)

4連休

2020-07-23 13:41:56 | 雑記


      はて、
      自粛が終わっていないところで迎えた 4連休。

      これは
      オリンピック開催に合わせて法改正をし、
      「海の日」は7月23日(木)に
      「体育の日(スポーツの日)」は7月24日(金)に
      したのだとか。

      ところで
      来年の今日(23日)は オリンピック。

      ほんとうに出来るのでしょうか。

      はやく コロナワクチンが開発されますように!!

高橋順子 ②

2020-07-18 09:29:15 | 読書

        車谷長吉の死因は 
        独りでイカの刺身を食べているときに
        誤嚥性肺炎を起こしたためであった。

        不意に夫を亡くした3年後、
        順子は『夫・車谷長吉』を上梓した。

        それは 異色の私小説作家・車谷長吉を
        支える詩人(妻)の回想である。

        その一節から引用してみよう。

        「長吉は二階の書斎で原稿を書き上げると、
        それを両手にもって階段を降りてきた。
        〈順子さん、原稿読んでください〉と
        うれしそうな声をだして私の書斎をのぞく。

        私は何をしていても手をやすめて、立ち上がる。
        食卓に新聞紙を敷き、その上にワープロの
        インキの匂いのする原稿を載せて、
        読ませてもらう。
      
        それは私たちのいちばん大切な時間になった。
        原稿が汚れないように新聞紙を敷くことも、
        20年来変わらなかった。

        相手が読んでいる間中、かしこまって
        側にいるのだった。
        緊張して、うれしく、怖いような
        生の時間だった。
        いまは至福の時間だったといえる」

        文章は平易で 切々と心情が伝わってくる。
        読後感はきわめて爽やか。

厄落とし

2020-07-17 08:53:02 | 雑記

       商談がスムーズに進みまして、
       6月末に新車を購いました。

       サポートカー、
       つまり 自動ブレーキ付きの車です。

       とはいっても、
       自らの過失で事故を起こしてはいけないので
       慎重に運転していました。

       ところが、ああ
       一昨日 鎌倉の街に用事があって出かけ、
       コインパーキングに停めておいたのですが、
       3時間の間に ぶつけられていました。

       用事がすんだのは夕方遅く 暗くなっていたので
       気づいたのは 家に帰って 翌朝のこと。

       車前部の 擦り傷。

       購入した店舗にいって見積もってもらったら、
       やく2週間、 金額は10万以上かかるとのこと。
       (加害者の車はすでにいなかったので、
        不明のまま)

       車は傷つきやすいのです。

       これまで10年ちかく、 鎌倉の街に週一回出かけ、
       毎回コインパーキングに停めておいて、
       一度もこんなことなかったのに。

       しかも、よりによって 新車! 
       まだ2週間ちょっとしか乗っていないのに!!

       これを運 がわるかった、というのか、
       〈当たりがよかった〉ととらえるべきか。

       まあ、
       〈厄落とし〉として 次のステップに進むとしよう。
       とわが身をなぐさめているところ。

       ※ 写真は車の前部
         横にこすった跡(擦り傷)

       
       

高橋順子 ①

2020-07-15 08:53:20 | 読書
        高橋順子 (1944~)
 
        車谷長吉の妻で 詩人でもある高橋順子

        東大仏文科卒で 40代半ばで出会い、
        妻49歳 夫48歳の初婚。

        当時、順子は自費出版の書肆(しょし)「いと」を主宰。
        「良いのしか出さないのよ~」という順子のところに、
        ある日 車谷が原稿を持ち込んできた。

        なんと 新潮社で出版のはこびとなっていた原稿
        を取り戻してきたというのだ。

        それから 車谷から月一回の奇妙な絵手紙が
        届きはじめる。(絵手紙は11回 続いた)

        順子が「好きになりました」と告白し、
        プロポーズも順子のほうから。
        
        穏やかな日はつづかず、
        やがて 車谷が強迫性神経症になると、
        一転して地獄の生活に。

        一日に260回も手を洗い、水道代は4倍にもなった。
        また足裏に疫病神がついているといって、
        順子の靴下を日に何回も取り替えさせることも。

        快調な日は、
        夫婦二人だけの〈駄木句会〉をひらくなど、
        風流な面もあった。
        
        (蛇足ながら書き足すと)
        順子さんはとっ~ても美人
        車谷はあちこちに「ミス 駒場」と書いている。
        もっとも順子さんはきっぱりと否定しているが。
        

車谷長吉 ②

2020-07-13 09:07:52 | 読書
         
         私小説に活路を見出した車谷であったが、
         容赦のない私小説は、
         自分の悪をあばくだけでなく、
         友人や知人をも傷つけ、
         しばしば筆禍事件を起こすことになる。

         やがて 詩人の高橋順子と結婚。
         48歳と49歳の初婚である。

         互いに物書き同士の夫婦生活は、
         壮絶ながらも どこか恬淡(てんたん)として、
         風流であり、清々しいから不思議!!

         車谷の小説で好きなのは、
         初期の『鹽壺の匙』(しおつぼのさじ)や
         『漂流物』など。

         特におすすめは 短篇集に入っている『武蔵丸』である。
         おそらく実体験であろう 50歳ちかい初婚夫婦が
         一匹のカブト虫を飼い、「武蔵丸」と名付けた。

         そのカブト虫の生と性の すさまじさ、 むごさが
         如実に描かれていて、見事!としか云いようがない。

車谷長吉

2020-07-12 10:25:58 | 読書

        7月は直木賞作家・車谷長吉の誕生月。

        車谷長吉(ちょうきつ)
        (1945~2015) 69歳没

        「変わった作家が好きなのね」といわれそうだが、
        車谷は充分に変人の作家。

        慶大卒後、会社員をしながら私小説を書きはじめるが、
        次第に行きづまり、実家に帰ると 母親に、
        「一生、旅館の下足番でもやってろ」
        と怒鳴られ、撃沈。

        30歳からほんとうに旅館の下働きをして、
        たこ部屋を転々とする漂流生活は8年にも。

        そんな車谷を支えたのは、
        当時、新潮社の編集者 ・前田速夫だった。

        前田は、
        「お前はこんなところで働いている男ではない!」
        と叱咤激励し、
        ときには封を切らない自らの給料袋をそのまま
        座布団の下に入れて帰ることも。

        のちに 車谷は直木賞をとるのですから、
        前田の眼識はたしか といえよう。

        昔は、こんな風に作家を育てる編集者がいたの
        ですね。
        (続きは 次回)


半夏生(はんげしょう)

2020-07-11 09:20:59 | 季節


        梅雨前線の停滞で
        記憶にないほどの豪雨にみまわれ、
        各地に大きな被害をもたらした。

        被害に遭われた方々、
        一日もはやい安寧の日が訪れることを
        祈りつつーー

        もともと この時期は、
        半夏雨(はんげあめ)といって、
        大雨になることが多いのだそうです。

        関東地方も降ってはやみ、
        降ってはやみのなか、
        様子をみて 森の中を散策。

        いつもと違うコースを歩いていたら、
        なんと 湿地に半夏生が群生していました。

        半夏生(はんげしょう)
         名前のとおり、葉の半分が白くなって、
         化粧しているように見える。
         その名前もユニークですが、
         とても清楚で風情がある植物です。

        多湿で不順な時季、
        昔は 半夏生が咲くまでに田植えを終わら
        せなければならなかったそうです。

        また半夏生の頃には、
        天から毒気が降るとか、
        地面から毒をふくんだ毒草が生える、
        といった 言い伝えがあるとのこと。

        そのせいか、
        この時季に筍やワラビを食べることや、
        種を撒くことを忌む風習があったそうです。

        そんないわれを聞くと、
        半夏生を見る目もちょっと違ってきそうです。

        
        
        
              

梅雨前線

2020-07-05 14:03:19 | 雑記

        日曜日、
        天気予報では雨なのに
        朝方ちょっと晴れ間がでて、うれしくて
        バスタオルなど溜まったものを洗ったら、
        ほどなくして雨が降っているではないか。

        あわてて取り込んだが、
        すでに遅し。
        かえって濡らしてしまった。

        心配なのは九州地方の豪雨。
 
        コロナ感染者が増えるなか、
        熊本、鹿児島では活発な梅雨前線の影響で、
        大きな被害を被っている。

        今朝の新聞で、
        心肺停止がすでに17人とあり、
        心を痛めています。

        被害に遭われた方には
        心よりお見舞い申しあげるとともに、
        これ以上、被害がひろがらないよう、
        祈るばかりです。