毎朝のようにゴミ出しにいくところ
(鎌倉山の一画)にある紫陽花が
いま見ごろである。
青や紫や桃色の濃いの薄いの、花びら
も従来の見慣れたものから、最近の新
種らしいものまで、あきらかに人が
植えた形跡濃厚である。
なぜならその傍に
「木竹を勝手に伐採したり
開墾してはいけません」
という立て札が立っているからだ。
多分、誰かが切り拓いたのを見て、
(いかにもそんな風である)
市当局が警告を発したのだろう。
ここにゴミ出しを始めてから半年
(半年ごとの輪番制)
になるのだが、早春の蝋梅にはじま
って、梅、桜、つつじといった季節
の花がうまい具合に咲いてくれる。
例のウグイスの初鳴きを聞いたところ
だ。
これが人為でなくて何であろう。
開墾が先か、立て札が先か、
その立て札がいかにも時代がかって
いて、見るたびに笑ってしまう。
☆ ☆ ☆ ☆
ところでメダカだが、
家の金魚鉢のは2匹が死に1匹だけ
になってしまった。
そういえば縁日のヒヨコもすぐ死ぬ
から飼ってはいけないといわれたも
のねえ。
庭の水鉢のはーー
いつの間にか、子メダカがいっぱい
生まれて、さらにさらに、その子メ
ダカを餌にしたのか、
(餌は毎朝、定期的にやっている)
見るからにボスのようなジャンボが
出てきた。
サル山ではあるまいし。
メダカの社会も童謡のように牧歌的
とはいかないようだ。