先日の雪には驚いた。
前日は好天でまさか、と高をくくっていたが、
早朝の雨が6時半ごろから雪になった。
それがまたたく間に積りはじめたのである。
11月に雪が降るのは54年?ぶりとか。
家の中にいても冷えて仕様がない。
腰痛予防のカイロを腰にはり、ホットカーペット
(電熱マット)の温度をあげてPCに向かったが、
こんどは指先が凍えるほどの寒さだった。
窓ガラスを通して雪がしんしんと降る様子が見える。
風情?
とんでもない。
愉しむ余裕など皆無で、
雪が降って喜ぶのは犬と子ども!
日頃からそう思っている私は憮然としたまま。
家人に云ったら、近頃の子どもは雪だからといって
外で遊ばないし、犬もペット化して童謡のように
駆けまわったりはしないらしい。
ならば……
現実的に云えば、雪歓迎はスキー場くらいか。
雪がやんだのは午後もまわった3時くらい。
隣の屋根も道路もまっ白になっていた。
そして、今日(26日)の夕刊にあった見出し。
「雪の次は……もうインフル」
どうやらインフルエンザが全国的な流行期に入った
ようだ。
昨年の流行期は1月半ばだから、
これからしても相当に早い。
病院によっては患者が急増しているという。
幸い、私は2週間ほど前に予防接種をしてきたが、
だからといって安心はできないであろう。
有難くない話である。
……と、ここまで書いてきて、ようやく気づいた。
世の中のスピードについていけないのである。
夏が終わったと思ったら短い秋がきて、もう冬だ。
もっとゆっくり進めないものか。
ついていけないのは老いた証拠、
なんて云われるかも知れないが。
※ 雪で真っ白になったわが家の庭
紅葉したもみじにも雪