前回、頭がにぶって機能しない話を
書いたが、今度は頭がいたい。
いわゆる頭痛ってやつ。
3~4日前から左の頭頂部がずき
ずき痛む。風邪なら悪寒がするとか、
喉が痛いとかあるだろうに、
その兆候は全く無し。
ただ単独で頭が痛いだけ。
市販の薬を飲んでも一向に快くなら
ない。一瞬治ったかなと思うが、
すぐまたぶり返す。
いわゆる頭痛持ちではないので
原因が分からず、気持わるい。
いつかTVで、「頭痛を軽くみては
いけない。何かのサインだから」
なんていっていたなあ。
病院で診てもらった方がいいのだろ
うが、どこも混んでて待ち時間が長
すぎる。
というわけで、まだぐずぐずしている。
前回の「侏儒のひと」で思い出した。
夏目漱石にこんな句がある。
「菫ほどな小さき人に生まれたし」
私は翻訳家で詩人の矢川澄子さんを
評してよく使うのだが。
矢川さんも小柄で可愛らしい人であ
った。
何があったか、71歳で黒姫の自宅
自死されたが。
やっと本題にもどった。
現在は、かつて矢川さんの結婚相手
であった渋澤龍彦と取り組んでいる
ところなのです。
渋澤龍彦はなかなか難物で、
その人物もさることながら、書いて
いるものも私ごときヤワな者など
近づけない手ごわさなのだ。
もしかしたら、
私の頭痛も、頭の回らないのも、
そのせいかもしれない、
とひそかに思っている。