一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

予防接種と平熱

2018-11-18 07:36:33 | 名所



        今年もその季節になりました。

        インフルエンザの季節。

        今年は夏ごろからインフルエンザ罹患の
        ニュースが流れ、
        この暑いのに何? 
        と思っていた。

        夏ごろのインフルエンザと
        冬本番のそれと、
        どう違うのか。

        ワクチンの相違があるのかどうか。

        分からないけど、
        家のチビが受けるついでに
        私も予防接種をしてもらった。

        インフルエンザはことに、
        子どもと高齢者は気をつけなきゃ、
        と云われるから。

        でも、
        昨年は、
        予防接種をしても、
        見事にインフルエンザにかかりました。

        最初にチビが学校でもらってきて、
        それから私がうつったのです。

        頭がガンガン痛くて、
        市販の風邪薬を飲んでいたが治らない。

        それで病院にいって検査したところ、
        A型といわれました。
     
        人生初のインフルエンザでした。

        果たして今年はどうか。
        半信半疑です。

        ところで、
        検査前に測る体温。

        昨日、問診票を書く際に測ったら
        36.4℃。

        家の体温計で測ると
        35.9℃
        しかないのです。

        体温計によって多少ちがいがあるとはいえ、
        こんなに違うものか。

        体温が低いと風邪もひきやすいし、
        免疫力がなくなって、
        ガンなど、万病のもとのように云われる。

        35度台はいくらなんでも低すぎる。

        何とか、平熱を上げる方法はないものか、
        気にしていたのだが、
        昨日測ってちょっと安心した。

        しかし、これも半信半疑ではあるのだが。

        
 

        

        

渋谷界隈

2016-10-02 08:12:42 | 名所



         10月、神無月の出発もお天気が芳しくない。
         
         そんななか、用事で渋谷に行き、ちょっと時間
         が空いたので与謝野晶子が鉄幹と住んだあたり
         を歩いてみた。

         道玄坂を少しのぼって、左手にあるロッテリア
         を曲がり、迷いに迷ってようやく見つかった。
         「東京新詩社跡」と書かれた表示(モニュメント)
         である。

         鉄幹は前の妻との生活を精算してここに家を借り、
         大阪・堺から家出同然に出てきた晶子を迎え入れ
         た。現在の大都会の雑踏が想像しにくい、
         まだ渋谷村と呼ばれていた頃である。

         晶子もまだ田舎からぽっと出の娘のようであった
         ろう。おもしろいエピソードがある。
         与謝野家に長くいたお手伝いさんは前の奥さんに
         加担して、髪の長い晶子をお化けのようだと
         悪口を(前の奥さんに)告げたという。

         そんなことはどこ吹く風、晶子はのびのびと歌作
         に専念し、その才能をいかんなく発揮した。

         当時、鉄幹は旧態依然とした歌壇の世界を変え
         ようと「明星」を発表し、文壇の風雲児として
         一躍脚光をあびていた。
         一方の晶子も同棲二ヶ月にして歌集「みだれ髪」
         を出版、歌壇を仰天させた。

         「その子はたち櫛に流るる黒髪の
                  おごりの春の美しきかな」
         「やわ肌のあつき血潮のふれも見で
                  さびしからずや道を説く君」

         
         こののびやかな歌はどうだろう。
         現在(いま)みても実に奔放な歌である。
         斬新でセンセーショナル、挑戦的ですらある。
         それは文壇のみならず社会に大きな衝撃をあたえ、
         批評が錯綜した。

         歌人の佐々木信綱は
         「著者は何者ぞ。あえて此の娼妓、夜鷹輩の口に
          すべき乱倫の言を吐きて、淫を勧めんとはする」
         と晶子を売春婦扱い。

         一方で評論家の高山樗牛は
         「その歌詞新たにして高く、情清くして濃。たしか
          に一家の風格を備えたり」
         と絶賛した。

         旧い文壇の体質にあきあきしていた若者の心を
         とらえたことはいうまでもなく、新詩社には文学
         を志す青年がたくさん押し寄せた。
         その中には石川啄木や北原白秋などもいた。

         鉄幹と晶子が渋谷に住んだのは四年間である。                        
          

ベイブリッジ

2015-05-24 09:32:00 | 名所



    マリンタワーと氷川丸から目を 
    左に移すと長い吊り橋が見えた。
     
    あ、ベイブリッジだ、と思った。

    ベイブリッジが開通したのは
    1984年(平成元)、
    今年はもう平成27年だから
    27年間、一度も通ったことが
    ない。
    おそらくこれからも機会がない
    のではないかと思う。

    そもそもベイブリッジは東京湾
    と横浜港をむすぶため、渋滞を
    緩和する狙いもあって造られた。

    長さ860㍍ 幅40㍍
    中央の最大支間長460㍍

    かつて東京と千葉のウミホタル
    (木更津)を結ぶアクアライン
    が料金が高かったりして不人気
    だったように、
    (たしか現在は安くなったはず)
    ベイブリッジはどうなのだろう。
    渋滞は解消されたのだろうか。

    しかし、このブリッジも問題が
    ないわけではない。
    大型客船が下を通れないのだ。

    そのため、
    英のクィーン・エリザベス号が
    横浜に寄港した際には、
    海面が2㍍下がる干潮を待って
    くぐり抜けたというエピソード
    がある。

    目の前に港があるのに着けない
    のは、客船の乗客にも不満だっ
    たろう。


    ※ 船上から見たベイブリッジ

    

かつては……

2015-05-23 15:44:43 | 名所


     かつては横浜の名所といえば、
     山下公園であり、マリンタワーと
     氷川丸であった。

     私も20代の頃、高いところを
     みれば一度は昇りたくなる習性
     でマリンタワーに昇ったことが
     ある。
     (東京タワーしかり、である)

     氷川丸には二度くらい乗った?
     かなあ。

     マリンタワーは
     1961年(昭和36)建設さ  
     れた。
     地上33階
     106㍍
     はじめて昇ったときは充分高か
     った。

     氷川丸は元々、日本郵船の貨客
     船で、お役目を終えた後、
     1960年(昭和35)年以降
     停留しているので、両者はとも
     に横浜港のシンボルとして
     頑張ってきたのだ。

     それが「みなとみらい」の開発
     以来、忘れ去られたようになって
     いる。

     平成5年に建設された
     ランドマークタワーが、
     地上70階 地下4階
     296、33㍍
     と比較したら、誰がみても前者は
     見劣りするだろう。

     たしかランドマークタワーができ
     たとき、マリンタワー消滅の記事
     もあった。

     だけど、
     高けりゃいいってもんじゃない
     でしょ。

     私はもう高いところに昇る気も
     ないが、いまやマリンタワーが
     ちょうどいい高さのような気が
     する。

     そう思う人も少なくないのだろう。
     この日、どちらも観光客で賑わっ
     ていた。


     ※ 船上からみたマリンタワー
       と氷川丸


     

世界遺産登録

2013-05-04 20:52:48 | 名所
 

     富士山が世界遺産登録の見通しとなったという。

     ゴミの問題、登山客のマナー、崩落や落石の危険性
     等々、大丈夫なのだろうか。
     それらが地元の人や自治体、ボランティアの人たち
     の地道な努力によって、少しでも改善された結果だ
     としたら、こんなめでたいことはない。

     心配されるのは、これによって登山客がどっと増え
     ること。
     日本中、いや世界からも注目されることによって、
     富士山本来の姿が俗化されるのではないかという
     ことである。

     富士山は古来から信仰の対象であり、霊峰として
     あがめられ、長い間、畏怖の対象でもあった。
     葛飾北斎の浮世絵と富士山とは切っても切れない
     関係にあり、一方で庶民派にとっては、銭湯のタ
     イル画としても欠かせない。
     

     現代でいうなら東海道新幹線であろう。
     新幹線の切符を買うときには無意識に富士山の見え
     る側をえらび、運よくあのお姿を見た日にはすっき
     りして、ラッキー!と思ったものだ。

     個人的には富士山は登るよりは、遠くでながめる方
     が好きなのだが、
     何といっても太宰治の
     「富士には、月見草がよく似合ふ」
     が印象的である。

     太宰はこう続けている。    

     「ねるまへに、部屋のカーテンをそっとあけて硝子(ガ
      ラス)窓越しに富士を見る。月の在る夜は富士は白く、
      水の精みたいな姿で立っている。
      ああ、富士が見える。星が大きい」
      
                 (太宰治著『富嶽百景』より)

     
     ※ 写真は昨日、七里ガ浜から見た富士山
 

     

反対から見れば

2013-01-14 20:30:53 | 名所


    トンネルの反対側の千歳洞。

    つまり藤沢側が「極楽洞」で、鎌倉側を「千歳洞」
    という。
    
    民家に届きそうなところを走る。

     ∞ ∞ ∞ ∞ ∞

    関東地方は今朝の雨が朝方の10時頃から雪になり、
    ここ鎌倉でもあっという間に真っ白に。

    ちらちら舞っているうちは風情もあってよかったが、
    積雪数㎝にもなると交通機関は乱れ、各地で被害続出、
    高校サッカーの決勝戦も中止となってしまった。

    私も今日は是非とも出かけたい用事があったのに、
    う~ん、残念!
    こんなとき車で出て事故にでもあったらと、我慢した。

    午前中、買物にいった家の者の話だと、スーパーも
    ガラガラだったとか。
    う~ん、買物にも行きたかったのになあ。

    掃除はやる気なし。
    パソコンばかりやっていると眼が痛くなる。
    目を休めるため(と理由をつけて)煎餅をポリポリ、
    コーヒーを飲み、またパソコン。
    
    次はチョコレートをかじってコーヒーを。
    
    実に非生産的、無為徒食の1日でした。
    
    
    


極楽洞

2013-01-14 18:14:28 | 名所
    

    極楽寺側の桜橋からみた極楽洞。

    ちょうど江ノ電が入ってきたところでグッドタイミング。

    この極楽洞はレンガ造りの坑門で、鎌倉市の重要建築物
    に指定されている。

    明治40年に完成したこのトンネルは全行程が人力で堀り
    ぬかれ、江ノ電建設上、最大の難工事だったそうです。

    こう見えても(どう見えて?) 
    私は大の隧道(トンネル)好き。
    こういう光景はいくら見ても飽きないのです。

    
    

御霊(ごりょう)神社

2013-01-14 16:43:04 | 名所


     極楽寺から長谷寺のほうに向かって歩いていた途中に
     あった御霊神社。
     (最初「みたま」と読んでいたら正しくは「ごりょう」らしい)   

     ここは鎌倉・江の島七福神の1つだそうで、七福神
     巡りをする人たちや家族づれで賑わっていました。

     そのうちカンカンとシグナルが鳴って、電車が……。
     なんと江ノ電が境内を走っているのです。

     その境内には引いたおみくじを見せ合う姿が。
     これも神社仏閣でお馴染みの光景ではありますが、
     ほほえましくもあり、ちょっと恥ずかしい気も~。

     ところでおみくじのランクづけというか、順位は
     どこでも同じなのだろうか。
     大吉、中吉、小吉は一般的だが、中と小の間に半吉と
     入るところもあるのだそうだ。

     悪い方は、凶、小凶、半凶、中凶、大凶となるのだとか。

     
     実際に家族4人で引いたおみくじのうち2人が「凶」と
     「大凶」で青くなった話を聞いたことがあるが、
     1年間気をつけたら何も悪いことは起こらなかったと
     いっていた。
     (「大吉」でも起こるときは起こるのだし、要は日頃
      から健康に気をつけて、謙虚に慎ましく生きろ、
      ということかしらね)

  
     帰りに神社やお寺の木に結びつけるのは、運勢にかかわ
     らず、神サマと縁を結ぶという意味だそうです。
     (大吉は持って帰ってもいい、という人もいる)

     この日、一緒にいった人が引いたのは「中吉」でした。

     私? 引きません。
     考えてみたら最後に引いたのがいつなのか、記憶にない
     くらい。
     なぜか、それで一喜一憂するのがとても恥ずかしい。

     正直、それで1年の運勢が決まるというのがイヤだと
     いう不遜なところがあるのです。
     かくいう私がいちばん気にするのかもね~。

     (写真は境内を江ノ電がはしる御霊神社)    
 
    

     

力餅家

2013-01-12 21:01:55 | 名所


    最初、何と読むのが分からなかったが、
        
    そのまま「ちからもちや」でいいらしい。

    キョンキョン(小泉今日子)が休憩していた
    まんじゅう屋。
    ドラマでは「坂の下の老舗の和菓子屋」となって
    いる。

    ほかにも(何ということもない)カフェやお店が
    ありました。
    それがドラマに登場すると、古ければ古いだけ、
    何となく、存在感が出るから不思議!

知らなんだ

2013-01-12 20:14:02 | 名所


     前回、極楽寺を「何(おみくじや売店)もない」
     とか、「観光客もあまりいない」とか書いたら、
     (だからいい!!という意味合いなのだが)
     それを見た知り合いが教えてくれた。

     極楽寺周辺はフジTV木曜ドラマ10で昨年11回
     にわたって放映された、
     「最後から二番目の恋」
     のロケ地で、知る人ぞ知る名所なのだそうだ。

     主演は中井貴一と小泉今日子、
     なんでも50歳独身男と45歳キャリアウーマン
     の恋愛青春劇だそうで、キャッチコピーは
     「大人って、淋しすぎると笑っちゃう」
     なんだとか。

     ~なんて聞くと、にわかに白黒から色彩のついた
     カラー映画のようになってしまうから、
     私もミーハーですねえ。

     ※写真は主人公が毎回乗り降りしていた(らしい)
      極楽寺駅