一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

8月最終

2018-08-31 07:48:44 | 雑記



        8月も今日で終わり。

        暑さは今日までで
        明日から少し落ち着くというが、
        期待していいのだろうか。

        俳句にも盛夏の模様がくっきりと。

        句をひねることはできないが、
        読むのは大好き。

        なので、
        新聞に載っていた俳句をお借りしてみよう。
          (毎日新聞「毎日俳壇」)

 
        「火をつけしごとく 全山蝉の声」
                     瓜生碩昭

 
        「図書館を出でし一歩 蝉しぐれ」
                     國重歌子

        「どちらからともなく外すサングラス」
                     北埜裕巳

        「ペディキュアの親指で消す扇風機」
                     松田 薫


        いずれも読者がそれとイメージしやすい句。

        秀句である。

        今朝も蝉がこの夏を惜しむかのように
        声の限りに泣いている。
        

IT弱者

2018-08-28 17:34:57 | アナログ



       わが家のチビが
       自分の iPad が調子悪いため
       私のタブレット端末を使って久しい。

       (私自身はときどき使う程度)

       先日、突然、
       そのタブレット端末が稼働しなくなった。

       さあ、困った。

       (チビの父親は出張でしばらく帰ってこない)

       IT弱者の私は
       ニッチもサッチもいかないのである。

       困り果てた末に
       購入した際の「取説」を出して読んだが、
       さっぱり分からず。

       直接、A社に電話して訊くことにした。

       ところが、
       こういう電話って、
       音声案内になっていて、
       なかなか核心につながらないのね。

       「※印」や「♯」を押してください、とか、
       部門別になっていて、音声案内がつらつらと
       並べた番号を押すことになっているのだ。

       その経過をへて、やっとつながると思ったら
       今度は話し中。

       「ただいま電話が込み合っています。
        お掛け直しいただくか、このままお待ちください」
       とこれまた音声案内。

       そのうち電話が切れて
       (どういうわけか、ウチの電話は5分くらいで
        切れるようになっている。
        省エネ? 後で家人に確かめたが分からなかった)

       またまたゼロからやり直し。

       こんなことを10回以上、繰り返した。

       私もやりかけたことが未完ではおさまらない。
       ストーカーのごとくしつこいのである。

       あきらめた頃、やっと電話がつながったが、
       今度は専門用語が分からなくて、
       チンプンカンプン。

       結局分かったことは、
       修理に出しても時間、お金もかかるので
       新しく購入した方が早いということ。

       ここまで来るのに
       半日費やした。

       IT弱者、超アナログ人間は
       くたくたである。
       
       
       

       

ブレーキが効かない

2018-08-25 08:44:10 | 雑記



       運転は好きかと問われれば
       ? と答えるほかない私だが、
       利便性第一でちょこちょこ乗る。

       昨日、怖い目にあった。

       大通りを走っている途中、
       交差点で接近してきたバスを避けようと
       カーブを切ってブレーキを掛けたところ、
       効かないのである。

       ブレーキペダルをつよく踏んでも
       スーッツと緩やかに進むのだ。

       このようなことは、この夏、二度。

       もう一回は、自宅を出てすぐのこと。

       坂道でスピードを落とそうと
       ペダルを踏んでも、
       スーッと進む。

       怖い。

       ついでがあったので
       ディーラーに寄って聞きました。

       「あ、エアコンでしょう」
       との答え。

       エアコン(クーラー)は
       エンジンの力でコンプレッサーを動かして
       冷房させるため、
       エンジンの負荷が上がる。
       
       こうなると、ブレーキの効きがわるくなる。

       簡単にいうとこういうことらしいが、
       対処法はどうするのか。

       それを聞いてくるの忘れた。
 
       この酷暑でクーラーをつけないわけには
       いかないし。

       もう一度聞きにいかなくちゃ。

       やはり少々ボケているのですかね。
       
     

便利だけどォ

2018-08-24 17:12:32 | 雑記



        家人が所要で北海道に行って
        宅配便を送ってきた。

        相次いで届いた宅配便。
  
        クロネコと佐川急便の二社。

        開けてみれば
        大玉メロン5個
        大玉スイカ2個
        トーモロコシ10本
        (写真はスイカ1個をお風呂場で冷やし
         トーモロコシ半分を茹でた後)

        わが家は4人家族だが、
        現在、娘は仕事で不在。
        
        こんなに食べきれない。

        
        いつもは食い意地のはっている私だが、
        運悪く口内炎が3つもできて、
        あまり食欲も湧かない。

        冷蔵庫は食材でいっぱいだ。

        たとえスイカを切ったとしても
        残りを冷蔵保存なんてムリ、ムリ。     
        
        
        宅配便は便利だけどォ、
        ホント困る。
  
        この暑いなか、
        こんなことでアタマ、使いたくない。

        何考えているんだか(怒!)

        ただいま、
        喜んでもらってくれるところを思案中。
        (ただし、気を遣わなくていいところ)

        

禁破る

2018-08-21 15:33:35 | スポーツ
  


        かつて高校野球をみて
        ひと夏、何もせず無駄にしたことがあったので
        おおいに反省して
        以来、高校野球はみないことにした。

        ところが、
        今朝、ニュースをみていたら、
        急にむらむらして
        禁をやぶってしまった。

        大阪桐蔭VS(秋田)金足農業高校

        金足農高は公立(県立高校で)、
        農業高校として決勝に進出するのは初。

        秋田県勢としては103年ぶりという。

        しかも、
        全部員が秋田出身!!
        これはすごいことです。

        
        対する大阪桐蔭はエリート校で
        全国から優秀な生徒が集まっているのですぞ。

  
        判官びいきではないけど、
        金足農高を応援するのがスジではないですか。
      
        かくして
        コーヒーを手にTVの前へ。

        3時半、
        5回ウラで
        大阪桐蔭が2ランホームランを出して
        8:1

        もしや、
        地味な金足農高にも勝ち目はあるのではないか、
        という望みは遠くなりつつあり、
        このブログを書くために消音。        

        ふと顔を上げたら、
        得点はひらくばかり。

        7回ウラで
        13:2

        ああ、ここまできたら、
        最後まであきらめずに、
        好い勝負をして欲しい。

        それを願うのみ。

        (追伸)
        結局、同得点のまま、
        大阪桐蔭が史上初、二度目の春夏連覇で、
        優勝とあいなりました。
     

孤独とは

2018-08-19 16:51:48 | Weblog


       ここ2~3日、急に秋めいて
       朝から本を読んでいると
       目がしょぼしょぼしてくる。

       私は顔をあげて
       ぼ~っと外を見る。
       
       
       生い茂ったネムノキ、
       ピンクの花火のような花は終わった。
       来年は道路まで生い茂った枝を伐(き)らなきゃ。

       さっき、庭で孵化した蝉が
       ジッとひと鳴きして飛んでいった。

       まだ夏が終わらない。

       それでも確実に秋は近づいて、
       私は束(つか)の間の詩人になる。

       そして考える。

       私は孤独なのかしら?
       

       『極上の孤独』(幻冬舎 下重暁子著)が
       上梓されて、話題になっている。

       まだ読んではいないのだけど、
       要旨を読むかぎり、いちいち納得できる。

       「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」
       「孤独を味わえるのは選ばれし人」
       「孤独を知らない人に品はない」
       「素敵な人はみな孤独」

       そう、
       孤独は憐れでも、可哀そうでも、悪いことでもない。
     
       「孤独死」なんて聞くと、
       「ああはなりたくない」なんて、
       一方的に忌み嫌われるけど。

       
       果敢にえらぶ一人の孤独。

       いつか読んだ江國香織さんのエッセイに
       こんなのがあった。

       「(夫婦)二人はときどき途方もなく淋しい。
        一人の孤独は気持ちがいいのに、
        二人の孤独はどうしてこうも   
        ぞっとするのだろう」
          
                (「いくつもの週末」)

       コーヒーを淹れようと
       沸かしたお湯(やかん)がピーピー鳴いて
       私は、
       詩人から凡人にもどる。


       
       

やっと

2018-08-18 09:12:06 | 雑記


        行ってきました。
        期限ぎりぎりに。

        鎌倉警察署へ。

        免許証を受けとりに。

        雑用と暑さもあり
        なかなか行くことができなかったのです。

        警察署っていうのは、
        何も悪いことしていないのに
        緊張するものだわね。

        たいがい「交通安全協会」というのは
        警察署の片隅にあるものですから、
        (TVで見るような)制服(仕事着)姿の
        警官が廊下や室内に右往左往している
        ところを素通りして行くのです。

        ご多分にもれず、鎌倉警察署も
        (移転して間もないのだが)狭い。

        手洗いを使用するのにも、
        いざ出動といった態勢の警官の間をくぐって
        行かなければならない。

        恐縮するやら、
        恥ずかしいやら。

        警官も普通のヒトだから、
        仲間同士の会話が聞こえたりして、
        なんだか可笑しい。

        さて、
        免許証は(高齢者の場合)すでに講習などは
        受けているので、
        簡単な視力検査だけでOK。

        あとは3年後です。

        3年なんて、すぐ来ます。

        日々せまる、老化と認知症の問題。

        個人々々の努力、摂生も当然ながら、
        クルマの進化も欲しいなあ。

        ここはひとつ、他力本願でーー。

        つまり、ある程度の年齢が来たら、
        「自動ブレーキがついているクルマしか
         運転できません」
        としたらどうか。



        
        

        

        

秋はそこまで

2018-08-17 17:42:42 | 雑記



       今回の、
       2歳男児の救出のニュース、
       ほんとにほっとした。

       近頃まれなる清々しいニュースに
       胸を打つほどの感動をおぼえ、
       世の中まだ捨てたもんじゃないな、
       と思うと同時に、
       カツを入れられた気分である。

       まだ2歳になったばかりの男の子の、
       3日ぶりの生還。

       発見したのは
       78歳のスーパーボランティアの男性だ。

       幼い男の子の生命力にも驚いたし、
       78歳の男性の
       「子どもは上へ上へと行くはずだ」
       という、
       経験からくる第六勘みたいなものにも
       驚嘆した。


       それにしても思うのは、
       昔から語りつがれている、
       子どもと老人の噺(はなし)。

       桃太郎を川から拾いあげてくるのは
       おばあさんで、
       おじいさんと一緒に育てる。

       竹取物語もそうだ。

       ある日、おじいさんが竹を切っていたら
       中から光りかがやく赤ん坊(かぐや姫)
       があらわれた。

       おじいさんとおばあさんはその赤子を
       大切に育て、
       やがて世にとどろくほどの美しい娘に
       育つ。

       求婚者は絶えず、
       だが、娘は誰とも婚姻する気はなく
       いつしか空をながめ、ため息をつくばかり。
       
       そしてある夜、
       とうとう、恩あるおじさん、おばあさんとも
       別れて天に昇ってしまうのだが……。


       これらから思うのは、
       異界からやってきた子を迎え入れるのは
       若い男女ではなく、
       老人夫婦であること。

       昔話のおじいさんとおばあさんは、
       この世と異界を結びつける役回りだった。

       かつては
       「7歳までは神のうち」
       といわれ、
       子どもは、この世とあの世のあわいに生きる
       存在だったらしい。

       そういえば、
       何かの拍子にフッとこの世から消え、
       まるで神隠しにあった子どもの例は
       民話などに出てくる。

       そこで活躍するのは、
       異界にとらわれた子どもの叫び声を
       聞きとれる老人の存在だったのであろう。

       科学万能の時代、
       こんなことを信じる人はいないだろうが、
       今回の事件はそんな昔話を思い出させる
       出来事であった。


       ※ 秋めいた雲の出現(今日)
         下は積乱雲
 
       

       
       


       

終戦記念日

2018-08-15 14:12:15 | 雑記


       今日、73年目の終戦記念日

       ここに回天特攻隊員の遺書をささげます。

       18歳。
       絶唱というほか無い。


         お母さん、
         私は後3時間で祖国のために散っていきます。

         胸は日本晴れ。
         本当ですよお母さん。
         少しも怖くない。
     
         しかしね、
         時間があったので考えてみましたら、
         少し寂しくなってきました。


         それは、
         今日私が戦死する、通知が届く。
         お父さんは男だからわかっていただけると思います。

         が、お母さん。

         お母さんは女だから、
         優しいから、
         涙が出るのではありませんか。

         弟や妹たちも
         兄ちゃんが死んだといって
         寂しく思うでしょうね。

         お母さん。

         こんなことを考えていましたら、
         私も人の子。やはり寂しい。

         しかしお母さん。
         考えて見てください。

         今日私が、
         特攻隊で行かなければ、
         どうなると思いますか。

         戦争は
         この日本本土まで迫って、
         この世の中で一番好きだった母さんが
         死なれるから私が行くのですよ。

         母さん

         今日私が特攻隊で行かなければ
         年をとられたお父さんまで、
         銃をとるようになりますよ。

         だからね、お母さん。

         今日私が戦死したからといって
         どうか涙だけは耐えてくださいね。

         でもやっぱりだめだろうな。
         お母さんは優しい人だから。

         お母さん、

         私はどんな敵だって怖くはありません。

         私が一番怖いのは、
         母さんの涙です。
    

心の充電

2018-08-12 07:46:37 | 雑記


       私の部屋が乱雑なのは
       整理ができていないこともあるが、
       パソコン、ラジカセ、扇風機などの
       電気コードが床を這いつくばっている
       せいか。

       高齢者は電気コードに引っかかって
       転びやすいといわれるから、気をつけなくちゃ、
       と思うのだが、
       ままならない。

       それに、
       毎日充電するタブレット、スマホ。

       これでも私は少ない方だろう。

       知人に聞くと、スマホを3つ持ち、
       このほかに
       ノートパソコン、アイマスク、電動歯ブラシ、
       ウォーターピックなどなど、
       びっくりするほど。

       これほどお世話になっている充電器。

       ふと、
       自分の心の充電はどうなっているのか
       と思った。

       私は気分転換が笑っちゃうほど、ヘタ。
  
       気になることがあると    
       いつまでも引きずる。

       それに、予定通りいかないと
       気色が悪いというか、
       落ち着かない。

       だから、
       毎日々々充電する必要がある。

       極端にいうと、
       充電だけで一日が終わってしまうなんて
       日もしばしば(嘆!)

       ウォーキングしかり、
       本をパラパラ読んだり、
       パソコンをいじったり、
       ストレッチをやってみたり、
       TV、コーヒー、仮眠……
       いろいろ。

       つまり、
       一人になる時間が欲しいのだ。

       それが一日中外出したり、
       用事が立て込んでくると、
       たちまち体調も悪くなる。

       ああ、
       寝るまえにコードを差し込んでおくと
       朝起きたときにすっきり
       充電できたら、どんなにいいか。

       そのうち、
       ニンゲンの心の充電器なるものも
       できるかもしれない。