一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

光の春

2018-02-25 07:41:52 | 季節


        冬季オリンピックも終盤。

        スポーツが得意でない私でも
        映像でみる熱戦に力を入れて見入ってしまう。

        さて、
        風は冷たいが、光はもう春である。
    
        まさに「春は光から」だ。

        日一日と輝きを増す日差し。

        よく見れば、
        枯草のなかに可憐な花がさいていたり、
        樹木もかたく握った枝先に、しっかりと若芽を
        はらんでいることが分かる。

        日脚の伸びは、
        氷に閉ざされた高緯度地方ほど著しいらしい。

        寒ければ寒いほど、
        春の訪れへの喜びも深くなるのだろう。

        それから、
        日本では、
        伸びる日脚とともに訪れる、もう一つの「春」。

        花粉症だ。

        昨年はなんとか持ちこたえた私も、
        ここ2~3日、鼻がぐずぐず、目のかゆみも始まった。
        
        2月も残すところあと3日。
        鼻をかみながら2月をやり過ごす私である。

         
        ※ 葉もの野菜が高騰なので
          替わりに買った豆苗、
          日なたに置いたらまた芽を出した。
          写真は2度目の成長。
        

おめでとう!!

2018-02-18 08:54:47 | 雑記



         羽生結弦選手金メダル!!
         
         怪我を乗り越え、
         右足をかばいながら。

         しかも、
         オリンピック連覇は66年ぶりだという。
         

         TVをみていて、思わず力が入りました。

         あの緊迫した舞台、
         はかり知れないプレッシャーのなかで
         ベストを尽くせるのは
         すごい集中力だと
         深く感動しました。

         演技を終えて、
         やったーァという、輝かしい顔。

         本当におめでとうございます。

         さらに
         宇野昌麿選手も銀メダルに輝いて
         TVの画面からでも喜びが伝わってきました。

         

         

たかが歩き方、されど……

2018-02-17 08:07:24 | 雑記



         冬季オリンピックもたけなわ、
         連日、選手の身体能力には驚かされている。

         極限まで追いつめた努力と鍛錬、
         もはや人間技の範囲を超越しているとしか思えない。
            
         ふと、
         わが身を振りかえれば、
         年々あやうくなる足元。

         人は足から衰えるのではないかと思うほどだ。

         もともと歩くのは好きな方だが、
         運動というより、
         ぼーっとして何か考えごとをしながら歩くのが好き。

         ところが、
         一定の年齢を過ぎたら
        (つまり老いを感じるようになったら)
         意識して歩くことも必要なのだという。

         先日、
         TVの健康番組をみていて知ったことだが、
         靴底をみて、その人の歩き方が分かるらしい。

         片足に偏っている人、
         偏平足の人、
         姿勢のわるい人、
         腰痛や肩こりなど、トラブルを持っている人、
         等々。

         正しい歩き方をしている人は、
         かかとと、足指(つま先)が減っているのだそうだ。

         早速、自分のスニーカーを裏返してみると、
         全体に右足の減りかたが多い。
         更に、
         かかとは両足ともに同じくらいに減っているのだが、
         つま先はほとんど減っていない。

         つまり、
         歩くとき、足指の蹴り方が弱いか、
         ほとんど蹴っていないのではないだろうか。

         ああ、それで、
         歩き方が遅くて、どんどん人に抜かれるのだ
         と、やっと納得した。

         しかし、
         たかが歩き方、されど歩き方。
   
         何十年も続けて習慣化した歩きは
         そうすぐには変わらない。

         やはり、
         これからは少し意識して歩ことも必要なのだろう。

         かかとから着地して、
         足指で蹴って歩く。

         いまさらながら、
         歩くって、
         難しい。
         
      

         
         
         

何残すらむ

2018-02-12 18:09:00 | 雑記


       新聞の投稿でこんな素敵な話を聞いた。

       69歳の女性で、
       最近、働き盛りの息子さんを亡くした。
       なんと、3人の幼い女の子を遺して、である。

       ある書道展で、
       良寛のこんな歌が書かれた掛け軸をみた。

      
        「形見とて
          何残すらむ
           春は花
            夏ほととぎす
             秋はもみじ葉」

       
       以来、その歌が頭から離れず、
       後日、書道展に再びいくと、
       出展者にお目にかかれた。

       その方は良寛と同じく新潟出身だったそうで、
       思わず息子のことを話してしまった。

       ちなみに、3人の遺児(お孫さん)は
       長女が2月、
       次女が5月、
       三女が11月生まれ
       なのだそうです。

       この話には後日談がある。

       なんと、後日、
       出展者から着物地を使ったその掛け軸が贈られてきた。
       「お仏壇に供えてください」
       それには、銀座の有名店のお線香を添えてあった、
       というのである。

       私は、悲しみにうち沈むなかにも
       良寛の歌と出会い、
       さらにその歌を色紙に書いて出展した方にもめぐりあい、
       何という僥倖かと驚嘆し、
       世の中は、まだまだ捨てたもんじゃないな、と思った。       

       そんな折、民家のお庭で見かけた紅梅と白梅に
       思わず見入ってしまった。
       立派なお寺にあるよりも風情が感じられた。
       
       

石牟礼道子さん逝く

2018-02-10 14:53:36 | 雑記


        今朝のNHKニュース速報で
        石牟礼道子さんが亡くなられたことを知った。

        90歳。
        03年にパーキンソン病を患い、
        その闘病の過程での死であった。

        石牟礼さんは1927年、熊本県天草生まれ。
        生後間もなく一家は水俣に移り、
        学校卒業後、代用教員を経て、
        谷川雁や上野英信、森崎和江らの「サークル村」に参加、
        詩歌中心に文学活動をはじめた。

        59年には、
        当時まだ「奇病」といわれた水俣病患者の姿に衝撃をうけ、
        「これを直視し、記録しなければならない」と決心。
        それから彼女の並々ならぬ苦闘がはじまる。

        69年、水俣病患者の姿を伝える『苦海浄土』を刊行。
        第一回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれたが、
        辞退した。

        まだ「公害」という言葉も聞かれなかった頃、
        同書は、日本の公害告発運動の先駆けとなったのだ。

        その後、
        『天の魚』を出し、  
        2004年の第二部「神々の村」で『苦海浄土』(全3部)
        が完結した。

        石牟礼さんが小さい頃、
        <しんけいどん>のおばあちゃんに可愛がられ、
        道を歩くときには石牟礼さんが手を引いて歩いたこと。
        なにかと気ちがい呼ばわりされて不当に扱われる
        祖母をかばうのは、子どもの石牟礼さんだった。
        (<しんけいどん>は気が狂った、という意味)

        水俣病に疑いをもちはじめる発端は、
        家々の猫が狂い死にしたことであった。

        その他、
        谷川雁との交流など、
        私も何回か、著書に引かせていただいた。

        そのたびに、
        石牟礼さんの、大企業や世間に屈しない告発者という立場、
        書く姿勢、勇気、信念、熱情に、
        尊敬の念をいだき、
        とてもとても、足元にも及ばないことに怖れおののいた。

        おそらく、
        これほどの記録者は二度と現れないであろう。
        その点で、日本は偉大なる作家を喪った。

        ご冥福を祈るばかりです。
 
        合掌

凍結

2018-02-08 12:55:59 | 雑記


         今朝9時すぎ、
         いちばんに図書館に行こうと向かって
         公園のなかを突っ切ったら、
         (その方が近道なのです)
         異様な音が!

         なんと備えつけの水道が全開で
         水が噴水のように流れています。

         え、なに?

         一瞬、水道管が破裂したのだと思いました。

         なら、市役所にでも電話で知らせた方がいいのかな?

         でも、その前に、
         やるべきことが。

         そう、蛇口を閉めてみることです。

         水があふれているので、
         足元に気をつけて横からそおっと。

         難なく蛇口は締まりました。

         水も停まってホッ。

         落ち着いて考えれば、
         誰かが、手を洗うか、水を飲もうとして
         蛇口をひねったのかもしれません。

         あいにく、水道は凍結していて出なかった。

         そして、
         蛇口を全開にしたまま、
         あきらめて、帰ってしまったのでしょう。

         ああ、大事にならなくて良かった!

         それにしても、
         ブランコのところまで水びたしになった公園。

         これが蒸発せずに凍結したら、
         これまた怖いことです。

         写真では分かりにくいけど、
         水道の足元から周囲いっぱいに
         水があふれた状態です。

         それより、
         何も確かめずに
         電話しなくて良かった!

         でも、
         もし故障なら、
         どこに電話すればいいのでしょう?

         

モデム

2018-02-04 08:34:24 | 雑記


         IT弱者であることはすでに何度も書いているが、
         またも、それが露呈した。

         今年の正月1月3日に
         どうしてもインターネットとメールがつながらなく
         なり急きょ、インストラクターに来てもらった。
         (技術料と出張費もバカにならない)

         それが、一ヶ月もたたない昨日、
         またまた繋がらなくなったのである。

         前回、応急処置を聞いていたので、
         それを試みたが何度やってもダメ。

         しびれを切らして、
         大元の営業所に電話したのが午後3時。
         (その電話もアナウンスコールで、なかなか核心に
          つながらない)

         やっと電話が生(なま)の人間の声になって、
         用件をいうと、
         出張処理は早くて3日後。

         応対した係員は
         「夜になってからでもいいなら、いま外周りしている
          技術スタッフが仕事を終わってから駆けつける」
         というので、即OK。

         結局、技術員2人が来たのが夕方6時。
         その後、別のところで仕事を済ませて来た1人を
         くわえて、計3人。

         ああ、人間はちょっと調子が狂うと、
         すべてが無になってしまうものなのか。
         (私だけかもしれないけど)

         結局、私はその日、仕事が何もはかどらず、
         本を読んでも内容が頭に入らず、
         まったく無為な一日を過ごしたのである。

         そして、そして、
         私は不調と思われるモデムを交換するだけで
         解決すると思ったのだが、
         それがまた早計だった。

         モデムを交換するということは、
         家中の工事をやりなおすということ。

         二階の納戸にある配電盤のようなものを切り替え、
         他のパソコン、端末すべてをチェックし……等々。

         すべての工事が終わったのが夜の9時過ぎ。

         朝からあちこちで仕事を済ませて来たという3人の
         スタッフは空腹でくたくた。
         それでも遅くまで気持ちよく仕事をしていただいた
         ので、チップをはずみました。
         (帰り、ラーメン屋で一時の空腹を満たしたらしい)

         
         果たしても夕べは節分。
         私も後片付けで時間(というか余裕)がなく、
         節分の豆はお腹にまきました。

         今朝は立春の朝、
         願わくば、
         パソコンがしばらくは落ち着いてくれますよう。

         ※ 問題のモデム
         
         
         

平熱に偽りあり

2018-02-01 18:21:07 | 雑記


       前回のブログで
       私の平熱は
       36、3℃
       と書いたけど、あれ??

       家の体温計で測ると
       35,9℃ しかない。
       何度計測しても同じ。
      
       実は、ずっとこれくらいだったので、
       体質改善をして、ちょっとでも上げたいと
       思っていたのです。

       昨年暮れ、
       インフルエンザの予防接種を受けに行った際、
       病院で測ったら、たしかにあったのだ。
       36、3℃

       それで以前より平熱が上がったと喜んでいた。
       あれは一体、なに??
       ぬか喜びだったのか。

       体温が低いということは、
        免疫力が弱まるということ。
       つまり、風邪をひきやすく、
       他の病原菌をも引き寄せるらしい。

       私の体力のないのはここに原因があるのだわ、
       きっと。

       それとも体温計によって違うのかしら。

       今日は冷えびえした一日。
       現在は氷雨だが、
       夜になってまたまた雪の予報が出ている。

       明日、朝早く出かける予定があって、
       雪にならないことを祈るのみ。