一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

子どもの幸福のために

2008-05-28 17:28:13 | 雑記



      ある人にさそわれて「平和の文化と子ども展」なる催し
      をのぞいてみた。
      ちょうど国連が定めた「世界の子どもたちのための
      平和の文化と非暴力の国際10年」
      (2001~2010年)
      に当たり、”子どもの幸福”のために何ができるかを
      考えるための企画だという。

      貧困、エイズ、飢餓、暴力……たしかに子どもたちを
      取り巻く問題は深刻である。
      日本の子どもたちだって、いじめや不登校など、新聞、 
      TV等で話題にならない日はない。
      昔だってこういったことは無かったわけではないが、
      現代のほうがもっと根が深いような気がする。
      社会や人間関係が複雑になったのか、子どもたちが
      ヤワになったのか。

      さて、自分は何ができるだろう。
      絵や写真でみる子どもたちのきらきらしたヒトミに、
      (貧困といわれる国の子どもたちこそ、目がイキイキ
       と輝いている!)
      考えさせられた。

    


雑草あれこれ

2008-05-21 14:46:16 | 雑記

      「雑草」といちがいにいうけれど、「雑草」とは何だ
      ろうと思うことが時々ある。
      庭の草むしりをするとき。
      何気なく歩いていて、道端の可憐な草花をみたとき。

      昔、「雑草学」という学問の分野があること聞いて
      びっくりしたことがある。
      え? 野草と雑草とのちがいって何?
      その老農学士はこういわれた。
      「もちろん雑草も野草ですよ。ただし、耕地に生えて
       作物の生育をさまたげる野草が、農学上では雑草と
       いうことになります」
      いま使っている除草剤というのは、雑草の生態を知る
      ことからの発想であったろう。

      さて、その雑草だが、現在アフリカなどでは大変なこと
      になっているらしい。
      トウモロコシなどに根寄生した雑草が養分を吸いとって、
      収量が30~60%も減っている。それがアフリカの
      飢餓の原因ともなっているのだという。
      
      敵もさるもの、そのストライガという雑草は、土の中で
      宿主となる植物の出現を10年以上も待ち続けられる。
      もともと乾燥につよく、痩せた土地を好むため、厳しい
      環境にもじっと耐えて、発芽の機会をねらっていると
      いうから、もう驚異的!!
 
      こうして地球上の生き物は、種を増やしたり絶滅したり
      してきたんだ、といって感心している場合ではない。
      ヘタすると人間が滅ぼされるかもしれないのだ。
      (写真は5月19日の朝日新聞より)

           
      

      
      


コーラス

2008-05-12 11:23:29 | 雑記
  



      昨日は友人夫妻のコーラスの発表会にいった。
      (於・みなとみらいホール)
      
      曲目は、プッチーニ作曲のミサ曲から、
      2部は、オペラ「椿姫」や「アイーダ」から
      馴染みの曲もあり、こちとら何も分からない
      のですが、とても楽しかったァ!
      
      音楽とはまさに「音を楽しむ」ことで、専門的な
      ことが分かれば、さらに理解は深まるのでしょうが、
      いやいや十分でした。

      何を隠そう、その友人夫妻とは、かつて昔々、
      私もやっていた合唱団の仲間。
      途中でやめてしまったヤツ(私のこと)と、こつこつ
      と努力を続けてきた人との違いは、ここにいうまでもなく。
      ああ、しかし、オーケストラをバックに歌えるなんて、
      どんなに楽しいことか。
      ホント、この日だけは悔しさをこらえて感動の波におぼ
      れたのであります。
       
   
      

句誌「浜通り」

2008-05-07 10:17:56 | 読書
  



     年に何回か、俳句の雑誌を送っていただく。
     送り主はいわき市(福島県)で俳句の同人誌を主宰する
     Yさん。

     いわき市はかつて平(たいら)市といったところで、
     太平洋に面しているので「浜通り」というわけ。
     Yさんは10年以上も前に「田鶴記」(たづき)を書く
     ときにいろいろ取材させていただき、大変お世話に
     なった方である。
      (拙著「駆けろ鉄兵・田鶴記」)

     というよりも映画にもなった「フラガール」の発祥地、
     といった方が分かりやすいであろうか。
     かつて常磐炭鉱があり、閉鉱にともなって、鉱員の
     娘たちがフラダンスを習って、観光に一役買ったと
     いういきさつがあった。

     そこには国宝級の阿弥陀堂があり、編集後記の
     「平への帰りは決まって、国宝白水の阿弥陀堂に
      立ち寄る」
     が印象的である。
     



     

今年の草むしり事始め

2008-05-01 10:51:33 | 雑記




      今年の草むしり事始めは4月末となってしまった。      
      去年は5月の連休と思っていたが、3月28日だった。
      記憶力のあいまいさ!

      ネコのひたいほどの庭、なるべく薬剤など使わずに
      手で、と思っているのだが、どうしてどうして
      一雨ごとに勢いを増す雑草と、年々衰える体力と
      気力がついていけない。

      しかし、しかしだ。雑草とは何ぞや。
      人間が勝手に「おまえは邪魔な草だ」というが、
      邪魔な草とそうでない草との境界線は何か?
      よく見ると、憎らしいと思っていた草も、みな懸命に
      生えていて、かわいらしい。

      そんなこといってるから、びんぼう草のはびこる庭に
      なるのよ!
      と、天から声が降ってくるような気がする。
      ああ、はじまった。今年も雑草とのたたかいが。