朝、散歩していると森のなかの広場でラジオ体操
をしているのを見かける。
高齢者が10人ほど。
私はやらない。
素通りするだけ。
でも、音楽に合わせて首をまわしたり(歩きながら)
腕を振ったりする。
何しろ小・中学校の頃は、事あるごとにやっていた
(やらされていた)ので自然と体が動いてしまう。
ラジオ体操は60年以上も親しまれてきた「国民的
体操」だ。
ところが近年、
このラジオ体操で膝や腰を痛める高齢者が増えている
らしい。
えっ、ラジオ体操で?
と驚いたが、医師が警告するほど深刻な状況だという。
中には、
「(ラジオ体操は)意味がないどころか害悪!」
とまで云いきる専門家がいるというから更に驚く。
現在、変形性膝関節症で悩んでいる人に関して云えば、
60代女性ーー40%
70代女性ーー70%
このデータもびっくりだが、
単なる加齢ではなく、
(現在の高齢者は元気だから)
中には張り切って運動のし過ぎという人もいるのでは
ないかしら。
ラジオ体操(第1・第2の放送)がはじまったのは
1951(昭和26)年のこと。
この年の平均寿命は
男性ーー60、8歳
女性ーー64、9歳
と短かった。
そもそもラジオ体操の中身は、
「60歳以上の人が毎日行う前提で作られていない」
に至っては笑ってしまう。
そういえばTVでみるラジオ体操は
実に健康的なモデルさんが溌剌とやっていて、
自分も出来るように思ってしまうわねえ。
(これは決して悪いことではないと思うけど)
高齢者は、
TVのモデルや若い人に合わせて張り切ってやっては
いけないということだろうか。
そのうち、高齢者向けの第3、第4の「簡単ラジオ体操」
が出来るかもしれない。
(いや、もう出来ている?!)
※ 私の部屋から見えるネムノキの花
余りに大きくなってしまったので、植木屋さんが
入ったとき思いきって伐ってしまおうかと思った
が、この梅雨の時期、淡いピンクの花に癒される。