一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

桜の切り株

2019-10-27 09:57:06 | 雑記


       自宅から歩いて10分もかからないところにある
       小さな公園。

       毎年、しだれ桜がいち早く咲いて、
       道行く人を楽しませてくれた。

       それが、ある日突然、
       伐採されていたら、どうなるか。

       それが現実のこととなったのだ。

       ほんとうに、ある日突然。

       図書館に行こうと回り道をして通ったら、
       土手にあった、しだれ桜が切り落とされていた。

       私はあっと小さく叫んで、
       立ち止まった。

       一体、どうしたというのか。

       その公園は一般に開放されていて
       親子がキャッチボールしていたり、
       夏休みには早朝ラジオ体操も行われていたのだ。

       その公園が封鎖されている!!

       よく見ると、
       公園内にあった桜の木がすべて切り落とされていた。

       そして、
       封鎖された入り口には、
       こんな張り紙が。
       「鎌倉市青年公園は〇月〇日をもって使えません。
                    鎌倉市〇〇公園課」

       新しい用途は記されていない。

       住宅地になるのだろうか。
       それとも、何か別の用途があるのだろうか。

       こうして自然資源は失(な)くなるのだ。
       いちど失った自然は元にはもどらない。

       それにしても、
       桜の大木がばっさり切り落とされている光景は
       衝撃的であった。

       補)この切り株は間もなく掘り起こされ、
         跡形もなくなった。
         そして台風による大雨で、この土手が崩れ、
         車道に土砂がなだれ込み、通行止めに。
         現在は通れるようにはなったが、
         大きくえぐられた土手が見るも無残な姿に
         なったことはいうまでもない。
         
       

       

300日を切った五輪

2019-10-26 08:49:02 | 雑記



        残すところ300日を切った東京五輪。

        このところの話題は、
        猛暑対策でマラソンと競歩の会場が
        札幌に移される見通しとのニュース。

        国際オリンピック委員会(IOC)はすでに、
        大会組織委と合意したというが、
        準備を進めてきた東京都やアスリートたちに
        当惑が広がっているという。

        だが、
        昨年、今年の夏の猛暑、
        誰もがこの暑さで「東京五輪できるの?」と
        心配していた。

        スプリンクラーで霧を吹きかけるとか、
        大型扇風機を用意するとか、
        いくつかの案が出たらしいが、
        そんな小手先だけで解消するような暑さでは
        なかったから。

        そんなところに起きた札幌開催の案。

        IOCはドーハび世界陸上での棄権続出に
        衝撃を受け、
        会場変更を決めたというが、
        無理もない。

        選手の健康を守るのは最優先。
   
        ただ、最初から分かっていた酷暑の対策に、
        費用と時間を投じた関係者にとっては、
        遅すぎる「避暑」決定であったには相違ない。

        ならば、
        もっと過激なトライアスロンはどうなのか?

        会場変更にともなう費用の膨張は、
        誰が負担するの?

        いずれにしても課題山積の問題である。

        繰り返すが
        すでに300日を切った東京五輪。

        ためらっている時間はないのだ。
       

        

そんな季節(続)

2019-10-20 10:38:39 | 季節


        住宅街を歩いていたら、
        ふと、ある匂いに立ち止まった。

        あの匂い。

        そう金木犀の香りだ。

        毎年、この季節になると、
        突然、どこからか匂ってきて、
        ハッと立ち止まる。

        あたりを見回すが、
        香りの主の姿が見つからないことも多い。

        だが、香りだけは、
        ちゃんと届いてきて、道ゆく人に季節を知らせる。

        こんな時、一句ひねることができたら
        どんなに風情があることだろうと思いながら、
        他人さまの句を引かせてもらおう。

        「家小さく 木犀の香の大いなる」
                     高野素十
        「金木犀の香りは私の道標」
                     甲田夏湖
        「金木犀 ひと夜の雨に散り急ぐ」
                     柴田美佐子
        「コンビニへ金木犀の角曲がる」
                     吉沢陽子
        「金木犀 香りのつなぐ散歩径」
                     高橋泉也
        「何処より香り放ちて金木犀」
                     湯澤正枝

そんな季節

2019-10-19 14:31:32 | 雑記


        ついこの間までTシャツ一枚でいたのに、
        急に涼しくなった。

        というよりか、
        昨日から涼しさを越して寒いくらい。

        次々と台風が襲来して、
        気がつけば
        初秋はなく、
        いきなり晩秋か初冬の装い。

        ここ何年かはずっと、
        春、秋が短く、
        日本は四季ならぬ二季になってしまった
        感は免れない。

        そんなこんなを思いつつ、
        一昨日、塗り薬をもらいに皮膚科を訪れたら、
        (そこは内科、皮膚科の医院)
        インフルエンザ予防接種の張り紙が。

        えっ、もう?

        と思ったが、
        尋ねたら、接種OKというので、
        予防注射をしてもらいました。

        ここはタイミング良く、と思うべきか、
        どうか。

        ただ季節の速さに乗り切れない自分が
        いることは確か。
        

        
        

台風の爪痕

2019-10-14 11:32:59 | 雑記


      朝、朝刊をあけたら、トップに

      「台風33人死亡18人行方不明」

      の太文字が飛びこんできた。

      昨日、
      のんきに台風通過をブログでUPした
      ばかりなのに、
      被害はそれをうわまっていた。

      今回は、
      6県で21河川が決壊し、
      土砂災害も大きくなるばかり。

      あれほど早くから台風予報を流し、
      「命にかかわるほどの暴風雨」と
      警告を鳴らし、
      「十分な備え、早め早めの避難」
      と呼びかけていたのに。

      自然災害の前には、
      人智のなすことも、たかが知れている。

      まだまだ住宅などが浸水し、
      孤立しているケースもあり、
      未だ全容はつかめてないという。

      一刻も速く、
      みなさんが安心して生活できるよう、
      願うのみ。

      ※ 暴風で吹き飛ばされた自転車
        

      
      

どんぐり

2019-10-13 09:37:48 | 雑記


       台風19号は相変わらず強い勢力を保ちながら、
       現在東北の三陸沖合いを疾走中。

       関東は昨夕から深夜にかけて暴風雨区域に、
       またも大きな被害を残して走り去った。

       ネットニュースでは、
       死者19名、行方不明者10名以上とあって、
       言葉を失った。

       他に停電、断水、浸水、屋根が吹き飛ぶなど、
       特に前回の台風15号の傷が未だ癒えない地域
       での打撃はいかほどか。
       胸がいたむ。

       毎年ながら、この時期になると、
       まず台風襲撃の心配をしなくてはならず、
       本当に心が休まる暇(いとま)がない。

       いくら科学が進歩したといっても、
       台風一つの向きも変えることができないのだから、
       人間はもっと謙虚にならねば、
       とも思う。

       我が家では自転車が車道に吹き飛ばされ、
       瞬間停電が二度あったが、
       幸いすぐ復旧して大事には至らなかった。
       (自転車もすぐ気づいて事なきを得た)

       今朝、
       いつも通りウォーキングに出たら、
       やはり森は倒木であちこち道はふさがれていた。

       それでも倒れた樫の木の枝には
       健気にもどんぐりがしっかり付いていた。

       まだ小粒の青々としたどんぐり。

       本来なら成熟して茶色になってから
       落下するだろうに、 
       こんなに早く枝ごと落ちてしまって、
       あとは枯れるのを待つのだろうか。

       あれを思い、これを思い、
       可愛らしいどんぐりにも哀れを感じる朝。
       

       
       
       


       

       

またも台風

2019-10-12 10:06:23 | 雑記



       先般の台風15号の復旧ができていないのに、
       今度は新たな台風が襲っている。

       かつてない大型で強い台風19号が、
       日本列島に上陸。
       
       関東も今夜から明日の朝にかけて、
       最大級の被害がもたらされる見込みだという。

       すでに航空機は「計画運休」を発表し、
       新幹線も「東京ー名古屋」間は全面運休と決めた。


       一方、家庭ではTV、新聞等で、
       水、食料、電池の備蓄、
       自転車や窓ガラスの飛散防止、
       ハザードマップの確認、
       早めの避難、
       等々、安全確保するようにと警告している。

       私も昨日、
       外出ついでにガソリンを満タンにしてきた。
       スタンドはこれまで見たことがないほど
       ガソリンを求める車で込んでいた。
       (スタッフも余りの混雑に驚いていた)

       また、
       TVの画面や新聞で、
       スーパーやコンビニの食料品棚が
       空っぽになる報道をみると、
       焦ってしまう。

       こういう心理が買い占め現象につながって、
       品物がなくなるという二次被害を起こして
       しまうのね。

       万が一に備えて備蓄するのはいいけど、
       ほどほどが難しい。

       あっ、
       雨風がひどくなりはじめました。

       もう一度、
       庭やベランダをチェックしなくちゃ。

       ※ 写真は先般の台風15号で倒れた樹木。
         小枝や葉っぱが切り落とされて
         10分の1ほどに小さくなって復活。
         果たして、
         今度の台風で持ちこたえられるかどうか。       

       

       

       

       

来年のカレンダー

2019-10-05 17:10:13 | 雑記


        この季節になると、毎年、
        ちょっと不便に思うこと。

        来年の予定を書きたいのだが、
        カレンダーがなくて困っていた。

        さしあたっては、
        来年の1月、2月あたりのスケジュール、
        それだけでも押さえておきたい。
   
        仕事上の予定、通院、車検、もろもろの書類提出、
        チビの予定……等々、いろいろあるものだ。

        例年だと、
        さすがに師走になれば
        新しいカレンダーが出揃うので、
        あわてて買って書き込んでいた。

        ところが、
        この暑さのなか、
買い物ついでに覗いてみたら、
        100均ショップの店先に、
        もう来年のカレンダーが出ているではないか。

        私は目をこすって、
        何度も見直しました。

        間違いない、
        たしかに2020年のカレンダーです。

        もちろん、買いました。
        自分の机上で使うものを。

        帰宅して、
        とりあえず分かっている予定だけ入れました。

        すっきり。

        思えば、
        今年も3カ月を切ってしまっている。

        カレンダーが店頭に並んでもおかしくない時期。
        こちらの気持ちがついていかなかった
        だけなのかもしれないけど。

        ついていけないのは、
        この気候のせいかも知れない。
        (今日の日曜日も暑かった)

        TVの天気予報では、
        明日から一気に気温が下がるという。

        そしたら、
        秋から初冬へと、
        急激に気候は冬バージョンになだれ込むのかしら。

        それはそれで、あわただしい。

        

  
       
        
     

今朝の空

2019-10-05 07:51:17 | Weblog


       清々しい朝。

       早朝、5時40分。

       ウォーキングの途中、
       森の高台から見た光景。

       左に見えるのが富士山。
     
       まだ冠雪はしていない。

       澄みきって、
       雲一つない空。

       すっかり秋の空である。

       天気予報によると、
       暑いのは今日まで。

       明日から季節がぐるっと変わるらしい。

       待ちのぞんでいた秋である。

       月並みだが、
       食欲の秋  
       読書の秋
       スポーツの秋

       そうだ、
       心を入れ替え、
       すっかり弛緩した心身にパワーを注入して、
       もうひと踏ん張りしよう。

       殊勝にも、
       そんなことを思わせる秋空である。