自宅から歩いて10分もかからないところにある
小さな公園。
毎年、しだれ桜がいち早く咲いて、
道行く人を楽しませてくれた。
それが、ある日突然、
伐採されていたら、どうなるか。
それが現実のこととなったのだ。
ほんとうに、ある日突然。
図書館に行こうと回り道をして通ったら、
土手にあった、しだれ桜が切り落とされていた。
私はあっと小さく叫んで、
立ち止まった。
一体、どうしたというのか。
その公園は一般に開放されていて
親子がキャッチボールしていたり、
夏休みには早朝ラジオ体操も行われていたのだ。
その公園が封鎖されている!!
よく見ると、
公園内にあった桜の木がすべて切り落とされていた。
そして、
封鎖された入り口には、
こんな張り紙が。
「鎌倉市青年公園は〇月〇日をもって使えません。
鎌倉市〇〇公園課」
新しい用途は記されていない。
住宅地になるのだろうか。
それとも、何か別の用途があるのだろうか。
こうして自然資源は失(な)くなるのだ。
いちど失った自然は元にはもどらない。
それにしても、
桜の大木がばっさり切り落とされている光景は
衝撃的であった。
補)この切り株は間もなく掘り起こされ、
跡形もなくなった。
そして台風による大雨で、この土手が崩れ、
車道に土砂がなだれ込み、通行止めに。
現在は通れるようにはなったが、
大きくえぐられた土手が見るも無残な姿に
なったことはいうまでもない。