一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

友からのメール

2020-04-29 09:57:56 | 雑記
        友人の明子さんからこんなメールが届きました。

       「コロナ騒ぎを横目に『ペスト』を読んでいます。
        なんと57年前に購入したもので、
        上下巻とも90円でした! …………
        現況とよく似た場面が多く、ちょっとショックで
        なかなか先へ行けません」

        57年前というと20歳くらいで、
        お互いに学生時代。
 
        「上下巻とも90円」に、
        一瞬で、本の装丁や重み、やや色あせたセピア色
        までよみがえりました。

        私も友に触発されて、
        わが貧しき本棚から一冊を手元に。

        『感染症の世界史』です。

        買って、ざっとしか読んでいなかったのもの。
        こんな内容でした。

        いまや、地上最強の地位に上りつめた
        (と思いがちな)人類ですが、
        唯一の天敵が、
        感染症の原因である微生物である。

        医学や公衆衛生が発達した現代にあっても、
        世界ではエボラ出血熱や、デング熱が大流行
        しています。

        日本でも、これほどまでに新型コロナウィルス
        に生命を脅かされるとは、
        半年前に誰が想像したでしょうか。

        人が病気と必死に闘うように、
        彼らもまた、
        薬剤に対する耐性を獲得し、
        より強い毒性をもつなど、
        進化を遂げてきたのだ。

        友の『ペスト』につづき、
        この本からも多くの示唆を受けました。
        
        極限状態に追い込まれたら、
        人間はどう生きるべきか。

        いろいろ考えさせられます。



        

       

油断は禁物

2020-04-28 09:42:46 | 雑記
        毎日、
        東京都のコロナ感染者数に一喜一憂している。
        (都民ではないのに)

        昨日は、
        28日ぶりに40人を下回って「39人」とあって、
        思わず「やったァ」と心の中で叫んだ。
        (ちなみに神奈川は7人)        

        もちろん、
        「週末の土日や月曜日は検査数が少ない」
        ことは承知の上で、である。

        みんな自粛して外出しないよう頑張っているのだから、
        やはり、数字の上でも確証が欲しいのだ。

        例え、今日以降、
        その数字が上がろうとも。

        案の定、
        今朝のTVでは各局とも
        「まだ自粛解除の時期ではない」
        「気のゆるみ警戒」
        といった意見がいき交っている。

        諸外国の例、
        また北海道の2次感染の例もある。

        ここはひとつ、
        「自粛」が「委縮」にならないよう、
        何とか気をとりなおしていかねば!

        ※ 散策途中にある運動公園、
          社会人の野球やテニス、 
          少年サッカー、
          年配者のゲートボールなどでいつも
          賑わっているのだが、
          先週から「閉鎖」となってしまった。
        

借景

2020-04-27 09:27:58 | 雑記


        目下、
        ドライアイ治療中の身、
        1年以上眼科に通っているのだが
        いっこうに快復しない。

        おそらくPCのやり過ぎなのだろう。
        (スマホはメールくらいしか使用しない)

        PCを長時間やっていると、
        どうなるかというと、
        眼がショボショボして、痛くなってくる。

        ひどいときは、
        お湯でしぼったタオルを瞼にあてて
        しばらくベッドに転がっていると、
        眼の周囲の血流がよくなるのか、
        だいぶラクになる。

        しかし、毎回そんなこともしていられないので、
        このところはPCから眼をはなして、
        窓から見える隣家の庭木を眺めることにしている。

        これもまた、借景というのだろうか。

        コロナ禍ですっかり忘れているけれど、
        いまは新緑の季節、
        青々としげる若葉青葉は疲れた眼をしばし癒してくれる。
        
        ※ デスクの窓から見える隣家の庭木

想像的休暇

2020-04-26 09:03:01 | 雑記


        ウィルスは勝手に飛んだり跳ねたりするものでは
        ない。
        ニンゲンがはこび、移したりもらったりするのだ。

        ステイホーム週間にあたり、
        何とか、この危機的状況を乗り越えたい。

        ここで、むかし学校で習った
        ニュートンの「万有引力の法則」について。

        14世紀から17世紀にかけて、
        ヨーロッパで猛威をふるったペスト。

        なんと、
        ヨーロッパ総人口の3分の1の人々が亡くなった
        といわれている。

        その何回目かの流行時、
        ロンドンの大学生だったニュートンは、
        大学が休校になったため
        仕方なく故郷の寒村に帰郷した。

        その折に「万有引力の法則」(ほか2つ)を
        思いついたという。

        これをもって、
        〈創造的休暇〉といわれているのだ。

        この大天才の想像的休暇にはおよばないが、
        凡俗である私も、
        せめて、この蟄居中に体力と免疫力をつけて
        コロナ禍から解放された折には羽ばたきたい、
        と思う。
        
        

くんくん

2020-04-25 09:11:24 | 雑記

         路地の花を見かけるたびに
         くんくん。
         (犬みたいーー笑)

         甘~い~匂いに安堵。

         嗅覚、大丈夫!

         よし、今日も頑張ろう。

ステイホーム週間

2020-04-24 10:30:18 | 雑記
         今朝のニュース、
         東京都では高尾山や奥多摩、ほかに都立公園を
         封鎖するとあった。
     
         またスーパーの入店制限や、
         3日に1回の買い物、しかも家庭で一人だけとか、
         一段と厳しさを増した感じである。

         いっこうに収まらない新型コロナウィルス、
         著名人の感染死などもあって、
         一層緊迫感を増している。

         例年ならゴールデンウィークを目前にして、
         みな浮かれ気味で、
         観光地や飲食業の方々の経済効果も期待する時期だが、
         今年は、ことに明日からの2週間を
         「ステイホーム週間」
         にしよう、とあった。

         もともと観光地に出かける気持ちも元気もない
         私としてはさほど影響はないが、
         自発的ではなく、
         お上(かみ)から一方的に制限を受けるのは
         あまり気分のいいものではない。
         
         せめて気持ちだけは明るく
         希望をもって日々を過ごしたいと思う。

         ※ 近くの森にある屋根付きの休憩所も
           今日「使用中止」の貼り紙とともに
           ロープが張ってあった。
           (昨日まではなかったのに)
         

空は青い

2020-04-23 14:24:15 | 雑記

       TVをつければ、
       朝から晩まで新型コロナウィルスの猛威を
       伝えるニュースばかりで、
       気分が晴れない。

       TV局も苦慮しているのか、
       以前に放送したドラマの再放送や、
       コロナ以前に収録したバラエティの再編成番組が
       多くなったような気がする。

       ??と思うのは、
       ソーシャル・ディスタンスどころか、
       みんなが集まって食べたり飲んだりのグルメ番組
       だったり、
       タレントを揃えての旅番組だったり……。

       これでは、
       自粛、自粛で日々耐えている視聴者の気分を
       暗くし、
       逆なでしてしまうのではないか。

       これではいけないと、
       空をみれば、
       (このところ天候も不安定であったが)
       今日は朝から快晴。

       洗濯物がよく乾いて、気持ちがいい。

       

豪雨

2020-04-19 10:37:00 | 雑記

        昨日は、じっとしていられなくて
        (荒ぶる気持ちをおさえようとーー笑)
        豪雨と雷も鳴るなか、
        突発的に(笑笑)森のなかを歩き回りました。

        約一時間、
        カッパを着、長靴(短靴)を履いて。

        案の定、びしょぬれになりました。

        これって、
        「年寄りの冷や水」と云うのでしょうか。

        夕方から、寒気がして、
        体温を計ったら 35,35℃ (低すぎっ!!)

        一応、コロナを疑いましたが、
        咳もなく、頭痛もしない。
        食欲はあり、味覚も心配なし。

        ネットでは
        「自粛で子の笑い減少」
        「夜の街の感染が減る一方で、
         家族間での感染が増える」
        といったニュースばかり。

        気をつけましょう。

ウィルスとの闘い

2020-04-18 09:52:04 | 雑記

        昨日、
        東京は201人のコロナウィルスの感染者が出た。

        200の大台を超える数字に、
        都民でなくても恐れおののく。

        思えば、  
        人類の歴史はウィルスとの闘いであった。

        キャサリン・アン・ポーターの小説
        『幻の馬 幻の騎手』の一節を引用。

        「救急車が都合できない。ベッドもあいていない。
         医者も看護婦も見つからないんです。
         みんな忙しくて。劇場は全部、店とレストラン
         はほとんどみな閉っているし、
         通りは一日中葬式だらけだ」
                (新聞記事より)

         まるで今日の欧米のようだが、
         これは実は、
         第一次大戦末期のスペイン風邪を背景にしているのだ。

         このスペイン風邪は日本にも侵入して、
         多くの犠牲者を出した。

         当時、
         与謝野晶子は11人の子の母で、
         家族の多くが感染した。

         そして、
         「大呉服店、学校、大展覧会等、多くの人間の
          密集する場所の一時休業を(なぜ)命じなかった
          のでせうか」
         と日本の政府を批判している。
         (石弘之著『名作の中の地球環境史』)

         これもまた、
         我々がいま当面している現状とほとんど違わない
         ことに驚く。

         先人が生き延びてきた知恵をいかして、
         我々も闘い抜かなくてはならない。

         外をみれば新緑の季節、
         コロナ禍にめげず、ツツジは真っ赤。
        

緊急事態宣言が全国に

2020-04-17 09:38:06 | 雑記
        安部総理が、
        これまで7都府県対象だった緊急事態宣言を
        全国に拡大する令を発出した。

        5月にやってくる大型連休に向けて、
        感染者を増やさないよう、
        都府県を越えての人口流出を抑制するためだという。

        これによって、
        全国の飲食店やカラオケ、居酒屋、バー……などの
        営業自粛が迫られる。

        むろん、
        一般国民がおしなべて、
        7~8割の外出、人との接触の自粛も。

        TVなどでは、
        7割自粛だと感染防止に2カ月を要し、
        8割制限しても50日かかると報道されている。

        果たして実態はどうか。

        すでに、
        わが家の若者は在宅テレワークに変わり、
        週末でも遊興や外食で外に出ることはしていない。

        つまり、
        これ以上の制限は出来ないところまで来ている。

        私自身も、
        何とか発想の転換をして、
        この緊急事態を乗り越えようとしているのだが、
        これで連休明けの5月6日まで、
        一定の成果は出るのかと思うと、
        不安と疑心暗鬼のほうが大きくなる。

        昨日行ったドラッグストアでは、
        写真のような表示が出ていた。

        私は並んだことはないのだが、
        これからも緊急事態がみてとれる。

        この店でも、(先週はなかった)
        客とレジの間にはアクリル板が張られ、  
        店員はマスクとともにゴム手袋もして
        レジを打っていた。