一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

整体初体験

2013-01-29 17:24:00 | 健康


      整形外科でもらった痛みどめを10日間飲んだら
      腰の痛みは治った。

      しかし、なんとなく腰のあたりが重いことには
      変わりない。
      それで知人にすすめられた整体医院にいった。

      
      というよりどんな感じか様子を見にいっただけ
      (予約制だと思ったので先ずは様子見のつもり)
      なのに、ちょっとの待ち時間で出来るというので
      やってもらうことに。

      腰の筋肉が凝っているということは、血のめぐり
      (血流)がわるいのだという。
      なるほど、日頃PCに向かってやや前傾姿勢でいる
      ことの多い私は納得いった。


      先ず腰に電気をかけて温めてからマッサージ。
      ああ、気持ちいい。さすがプロ!
      整体初体験の私はシャキ~ンとして、多少腰も伸び
      たような気がして帰ってきた。


      医院では毎日通った方がいいというが、まさか、
      そんなにヒマな人いないでしょ。
      それに体がそれ(マッサージ)を当てにクセになって、
      怠けてしまうのではないかと思わぬでもない。

 
      これが一週間前。
      そして今日近くまでいったので寄り、いっそのこと
      本格的な春を前に身も心も軽くなりたくて
      (な~んていうこと自体、噴飯ものだけど)
      骨盤矯正というのに挑戦することにした。


      TVでは見ていたが、ポキッというやつ。
      いや、怖々でしたが、実際には鳴りませんでした。
      2人がかりで腰のあたりを右向き、左向き、さらに
      前向きで「ウッ」と押すだけ。

      骨格のゆがみを整えて血のめぐりをよくし、自然
      治癒力を高めるといわれた。
      

      頭の構造も性格もゆがみっ放しの私だから、せめて
      体のゆがみだけは矯正したいと思ったのだが、
      どうだか。

  
      (写真は雑木林でみた春)
      

他愛もない話

2013-01-26 16:57:22 | 雑記


     損にもならないが益にもならない、他愛もない話。
     なので読みとばして欲しい。

     いまだ田舎者の域を出ていない私は、たまに用事が
     あって東京にいってもスムーズに目的地に着いた
     ことがない。帰りも然りで、必然的にロス時間ばか
     り多くなる。

     先日も「山の上ホテル」を出たはいいが、入るとき
     と出口を違えたばっかりに分からなくなった。
     「あれ?あれ?」っていう感じで坂道をウロウロ。
     (ホテルの導入口はちょっと坂になっている)

     ちょうど通りかかった男性(中高年)が声をかけて
     くれた。
     「どちらに行かれるんですか」
     「お茶の水駅なのですが……」
     「私も駅までなので行きましょう。こっちの道の方
      が近いので」

     というわけで大通りを1本脇に入った道を歩き出した。

     「ここは○○予備校」
     側にある高い建物をみて男性がいう。田舎者の私でも
     聞いたことのある一流(?)予備校である。
     「昔、通(かよ)ったとか」
     「そう」
     「じゃあ、大学はT大学?」
     「いや、予備校だけ一流」(笑)
     「娘、息子もここに通って。娘はキャリア・ウーマン
      とやらで未婚。息子は大学を中退して現在は東北に
      住みついて被災地のボランティア活動に邁進中」
     「ほう」
     「親が一切、子供の将来について口出ししなかったら
      こういうことになった」
     「いいんじゃないですか。娘さんも息子さんも自分の
      人生だもの」

     ここまで速足(はやあし)で歩きながらの会話である。
     駅が近くなって、寄り道したかった私は礼をいって
     別れた。
     
     顔もしかと見ない。
     雰囲気からして、ほぼ同年齢とおぼしき男性である。

     愚痴でもなく、ため息でもなく、誰にでも他のみず知
     らずの人にもらしたくなることがある。
     はなしたからといって解決するわけでもなく、結論は
     変わらないのだが。


     私たち中高年は男女にかかわらず、体のなかに物語を
     いっぱい溜めているのだ。
 
     私が有能な小説家だったら、これは短編の導入にはな
     るだろうと思った。

     
     男は家庭に悩みを持ち、女は数人の部下をもつ管理職
     で独身、実は長年付き合ってきた男性との不倫を清算
     しようと思っている……。
     ゆきずりの男と女は直接関係ないのだが、それをきっか
     けに、それぞれのドラマが展開する……。


     ふふふ……、私は有能な小説家ではないので書きません。
     そんな想像をしただけです。

     
     (写真は私が必ずといっていいくらい迷うお茶の水駅。
      右側がJRの駅で左側(地下)は東京メトロの駅)
     

先を歩む先輩

2013-01-24 17:15:21 | 雑記



     小正月の少し前、数年つづいている人たちとの
     新年会があった。
     

     共通点は郷里を同じくする人たち。
     私はこの同郷というだけで何となく集まってワイワイ
     やるのは好きではないのだが、
     必然的に集まった人たちなのだ。

     何年か前、私の『清少納言 紫式部』
        副題「王朝イヌ派女VSネコ派女」という本を
     もとにしたミニ講演(カルチャセンターのようなもの)
     を、町田の方でやったことがある。


     全くの偶然だが、そこに聞きにいらした方が同郷だと
     名乗られてびっくりした。
     聞くところによると、故郷(現在の南相馬)で小学校
     の先生をしてらして、戦後、東京の町田で教員をして
     定年退職されたという。
     つまり、私の大先輩なのだ。


     お会いしたときHさんはすでに87歳。
     お元気な上にしっかりして、好奇心が旺盛で謙虚なこと。
     すでにご主人を亡くされて2人の娘さんは家を出ている
     ので一人暮らし。

     Hさんを中心に、その教え子のSさん、Uさんが集まり
     (ともに中学教師を定年退職・男性)
     その縁で退職後も自分で事業を起こしてやっていると
     いうTさん(故郷ゆいいつのエリート)が加わるという
     何とも奇妙な集まりではある。


     私がいちばん若輩といえばおおよそ想像がつくであろう
     が、あまり年寄り臭さがないところが、続いている理由
     であろうか。

     新年会は毎年、場所を変えるのだが、お茶の水の「山の
     上ホテル」はこれで2度目。

     ところが今年からHさんが出席できなくなった。
     去年の春、思いきって娘一家のいる長野に行くことに
     しますという、達筆の葉書を頂戴した。

     
     Hさんは現在、92歳。
     今年いただいた年賀状には「元気にしています」と
     付け加えてあったが。

     
     「年々歳々花あい似たり、歳々年々人同じからず」と
     いうけれど、やはり寂しい。

     Hさんの、郷里での若かりし頃の学校のことや、
     東京にきてはじめて大島への赴任を命じられ、
     ご主人と子供2人をおいての島での生活など、
     「24の瞳」の映画を思わす話を身近に聞けない
     のは残念である。

     Hさんは、あのようになりたいと私が思う先輩の
     一人なのだ。

   
     
     

眠たい、受験生のように眠たい

2013-01-20 15:26:59 | Weblog


      「マブタが腫れて眼の周囲がニホンザルのように
      なった」&「腰痛」の巻

      腰が痛いのはここ半年ほど。
      以前、ヘルニアもどき(プレ・ヘルニア)をやって
      いるが、今回はどうも違う。

      どう違うかというと、バアさん腰になった気がす
       るのだ。
      よくTVドラマなどでみる、腰の曲がったおばあさ
      んが立ち止まって腰を伸ばす、そんな感じなのだ。

      ことに坂道が顕著で、知らず知らず前屈み(類人猿
      の恰好)になって腰をかばって歩いている。

      これは整体のようなところに行くべきか、病院か、半年
      もぐずぐずしていたが、いよいよとなって、先ずは整
       形外科へ。

      「腰がいたい? 何かキツイことしたのですか」
      「キツイことはしません。でも毎日、一生けんめい
       生きてますから」
      (我ながらこの答えは可笑しいと思ったが、キツイこ
       とは殊更しないけど、毎日それなりに無理はしてい
       るという意味)

      すでに看護師はくつくつ笑っている。
      「どんな風に痛いのですか」
      「バアさん腰になったような気がするんです。バアさん
       腰はイヤなんです」
      言葉だけでは足りないと思い立ちあがってやって見せる
      と、医師は笑いながら納得!といった顔に。
      (看護師はマスクを押さえながらカーテンの奥に隠れて
       笑いをこらえている)

      「レントゲンを撮って、ついでに骨密度も測ってみま
       しょう」
      いわれると思った。その病院にはまるでそれが自慢の
      ように(まさかそうではあるまいが)東洋一とかいう
      骨密度計測器があるのだ。

      中高年女性が腰が痛いといったら、先ずは骨粗鬆症を
      疑え! といいます。
      そんなことを(口には出さずに)思っているうちに、 
      ベッドに寝ているだけでどちらも難なく済みました。

      
      結果は骨には異常なし。
      骨密度は年齢比にして「115」でこちらも問題なし。
      筋肉がこわばって(緊張して)それが痛いのだとか。
      「加齢現象ということですか」
      「ハイ、健康的にちゃんと老いています」
      「はあ?」
      (昨日の新聞にはストレスも腰痛の原因だと書いて
       ありましたが、いいませんでした)
 

      痛み止めの薬(&胃薬)をもらって帰宅。
      なので現在、マブタと腰の両方の薬を飲んでいます。
      (一緒に飲んでも大丈夫だと薬剤師がいっていました)


      そのせいか眠くて眠くて、まるで受験生のようです。
      朝起きて新聞を読んでいるだけでうとうと、TVのニュ
      ースをみているうちにいつの間にか寝入っている。


      そうだ、いいたいことはこのことだった!
      何をやってもノロマで人の何倍も時間がかかる。
      密度の濃い時間を過ごすなんて、まずない。
      だからボンヤリしている暇なんかないのです。
      なのに、眠ってばかりいたらどうなるのか。

      それをいいたいばっかりに2日に分けて、わが身
      の不調をぐたぐたいうなんて……。
      このこと自体、老化の証拠でしょう。

      
      知人の83歳の女性がいいました。
      「電化製品のように買い換えはできないのだから、
       メンテナンスもしなくちゃね」
      その女性は背筋がまっすぐ、愚痴めいたことは一切
      いわず、とても魅力的です。

      センター試験も今日で終わり、
      1週間前の雪が日陰にはまだ残っています。            
      

      

はじまった

2013-01-19 15:49:46 | 雑記


     何がはじまったかというと、医者通いが。

     正月2日に外出し、その日は風が強い日であった。
     翌朝起きたら瞼(まぶた)が真っ赤になっていた。
     まだ病院はやっていないので様子をみていたが、
     なんだかヤバいことに。

    
     5日、ようやく休診明けの皮膚科へいったら云われて
     しまった。
     「花粉症ですね」
     「えっ」
     「もう、はじまっているんですよ、花粉症が」
     「何の?」
     「杉ですね、患者さんがぼちぼち見えますよ、ウチにも」

     あの風の強い日に杉花粉が舞ったというのだろうか。
     塗り薬とかゆみ止めの飲み薬2種類をもらってきた。

     かゆみ止めをマジメに飲み、朝晩薬をぬって10日間、
     いっこうに快くなるどころか、なんだか余計ひどくなって
     きたような気がする。

 
     それで昨日、再び皮膚科へ。
     「先生、どんどんひどくなっているような気がするの
      ですが」
     先生(40歳未満のお嬢さんタイプの女医さん)は、
     ろくに顔も診ないでこう言われた。
     「いや、快くなっていますよ。前は少し腫れていたでしょ」

     
     「はあ、でも赤みが増して、かゆみもひどく……」
     「今日は別の塗り薬を出しておきましょう」

     というわけで、かゆみ止めの飲み薬2種(前回と同じ)と
     新しい塗り薬をもらって帰宅した。

     でも変です。
     これまでは人には気づかれない程度でしたが、今日
     会った2人はしげしげと顔を見たあげく、
     「どうしたの?」と云っていましたから。

     週明け、ちょっと離れた総合病院にいってみます。
     (皮膚科って、曜日が限られたりして余りやっていない
      ことが多いのです)

     話は変わるけど、今日はセンター試験の開始日。
     通りかかった神社には合格祈願の絵馬がすずなりに
     ぶら下がっていました。
     神サマもさぞかし重かろう。

反対から見れば

2013-01-14 20:30:53 | 名所


    トンネルの反対側の千歳洞。

    つまり藤沢側が「極楽洞」で、鎌倉側を「千歳洞」
    という。
    
    民家に届きそうなところを走る。

     ∞ ∞ ∞ ∞ ∞

    関東地方は今朝の雨が朝方の10時頃から雪になり、
    ここ鎌倉でもあっという間に真っ白に。

    ちらちら舞っているうちは風情もあってよかったが、
    積雪数㎝にもなると交通機関は乱れ、各地で被害続出、
    高校サッカーの決勝戦も中止となってしまった。

    私も今日は是非とも出かけたい用事があったのに、
    う~ん、残念!
    こんなとき車で出て事故にでもあったらと、我慢した。

    午前中、買物にいった家の者の話だと、スーパーも
    ガラガラだったとか。
    う~ん、買物にも行きたかったのになあ。

    掃除はやる気なし。
    パソコンばかりやっていると眼が痛くなる。
    目を休めるため(と理由をつけて)煎餅をポリポリ、
    コーヒーを飲み、またパソコン。
    
    次はチョコレートをかじってコーヒーを。
    
    実に非生産的、無為徒食の1日でした。
    
    
    


極楽洞

2013-01-14 18:14:28 | 名所
    

    極楽寺側の桜橋からみた極楽洞。

    ちょうど江ノ電が入ってきたところでグッドタイミング。

    この極楽洞はレンガ造りの坑門で、鎌倉市の重要建築物
    に指定されている。

    明治40年に完成したこのトンネルは全行程が人力で堀り
    ぬかれ、江ノ電建設上、最大の難工事だったそうです。

    こう見えても(どう見えて?) 
    私は大の隧道(トンネル)好き。
    こういう光景はいくら見ても飽きないのです。

    
    

御霊(ごりょう)神社

2013-01-14 16:43:04 | 名所


     極楽寺から長谷寺のほうに向かって歩いていた途中に
     あった御霊神社。
     (最初「みたま」と読んでいたら正しくは「ごりょう」らしい)   

     ここは鎌倉・江の島七福神の1つだそうで、七福神
     巡りをする人たちや家族づれで賑わっていました。

     そのうちカンカンとシグナルが鳴って、電車が……。
     なんと江ノ電が境内を走っているのです。

     その境内には引いたおみくじを見せ合う姿が。
     これも神社仏閣でお馴染みの光景ではありますが、
     ほほえましくもあり、ちょっと恥ずかしい気も~。

     ところでおみくじのランクづけというか、順位は
     どこでも同じなのだろうか。
     大吉、中吉、小吉は一般的だが、中と小の間に半吉と
     入るところもあるのだそうだ。

     悪い方は、凶、小凶、半凶、中凶、大凶となるのだとか。

     
     実際に家族4人で引いたおみくじのうち2人が「凶」と
     「大凶」で青くなった話を聞いたことがあるが、
     1年間気をつけたら何も悪いことは起こらなかったと
     いっていた。
     (「大吉」でも起こるときは起こるのだし、要は日頃
      から健康に気をつけて、謙虚に慎ましく生きろ、
      ということかしらね)

  
     帰りに神社やお寺の木に結びつけるのは、運勢にかかわ
     らず、神サマと縁を結ぶという意味だそうです。
     (大吉は持って帰ってもいい、という人もいる)

     この日、一緒にいった人が引いたのは「中吉」でした。

     私? 引きません。
     考えてみたら最後に引いたのがいつなのか、記憶にない
     くらい。
     なぜか、それで一喜一憂するのがとても恥ずかしい。

     正直、それで1年の運勢が決まるというのがイヤだと
     いう不遜なところがあるのです。
     かくいう私がいちばん気にするのかもね~。

     (写真は境内を江ノ電がはしる御霊神社)    
 
    

     

力餅家

2013-01-12 21:01:55 | 名所


    最初、何と読むのが分からなかったが、
        
    そのまま「ちからもちや」でいいらしい。

    キョンキョン(小泉今日子)が休憩していた
    まんじゅう屋。
    ドラマでは「坂の下の老舗の和菓子屋」となって
    いる。

    ほかにも(何ということもない)カフェやお店が
    ありました。
    それがドラマに登場すると、古ければ古いだけ、
    何となく、存在感が出るから不思議!

知らなんだ

2013-01-12 20:14:02 | 名所


     前回、極楽寺を「何(おみくじや売店)もない」
     とか、「観光客もあまりいない」とか書いたら、
     (だからいい!!という意味合いなのだが)
     それを見た知り合いが教えてくれた。

     極楽寺周辺はフジTV木曜ドラマ10で昨年11回
     にわたって放映された、
     「最後から二番目の恋」
     のロケ地で、知る人ぞ知る名所なのだそうだ。

     主演は中井貴一と小泉今日子、
     なんでも50歳独身男と45歳キャリアウーマン
     の恋愛青春劇だそうで、キャッチコピーは
     「大人って、淋しすぎると笑っちゃう」
     なんだとか。

     ~なんて聞くと、にわかに白黒から色彩のついた
     カラー映画のようになってしまうから、
     私もミーハーですねえ。

     ※写真は主人公が毎回乗り降りしていた(らしい)
      極楽寺駅