9月も末、次のテーマに移らなければならない
のに、まだ夏を引きずっている。
写真は御岳山で出会ったへんてこりんな虫。
クモのようでクモでない、その名はザトウムシ
というのだそうな。
写真だと大きく見えるが、ほとんど米粒半分くらい
の頭(オレンジ色)と絹針よりも細くて長~い足
のみ。
それでいて逃げるのは早く、レンズを向けようもの
なら、いつのまにか目の前から消えている。
しかも小さいから、よほど目をこらさないと見えない。
出会ったことが不思議なくらい、友人はここ何年か
御岳山に通っているのに見たの初めて!といって
いた。
こんな小さくて奇妙なムシを前にして、
思わず出てしまったセリフ。
いったい何が面白くて生きているの~。
当のムシもいうだろう。
そっちこそ、何か面白いことあったかい。
いえいえ面白いことなんてありません。
そもそも生きる目的なんて考えるのは人間だけ。
ザトウムシはザトウムシの意味があるのだろう。
この世に無駄なものは何ひとつ無いのだから。