『天国への階段』などベストセラー作家
であった白川道(とおる)さんが16日
に急逝された。
死因は動脈瘤で、行年69歳という若さ。
私は小説よりも毎日新聞の「人生相談」
でおなじみで、毎回その名回答にうな
らされた。
白川さん最後の回答が4月6日で、
思うところあった私は偶然、切り抜いて
いたのだった。
概略を記すと、こうなる。
相談者は40代女性。
「生まれつき右足にマヒがある。自分
の姿を鏡でみるたびにイヤになる。
前向きな正確になるにはどうしたら
いいか」
回答(白川道)
「身体というのは実にもろいものです。
生まれながらに不自由なこともあれば、
予期せぬ出来事で不自由になることも
ある。
しかし心は違います。
心という財産を鍛えることによって、
固く頑丈な鎧(よろい)を身につけ
ることができます。
心を鍛えてください。
心こそ神様が人間に命を授けたとき
の最大の贈り物なのです」
名回答である。
これはどんな人にも当てはまること。
こんなすきっとした回答が聞けなく
なるのは実に残念である。
合掌。
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