とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

1100haの葡萄農園

2008年06月24日 | インポート

Img_1336  中国は、莫大な農業生産国でもある。訪中のチャンスに、ハルビンの郊外にある葡萄農場を視察する事が出来た。その農場は、松花江を渡って30分位のところにある。マイクロバスで農場に着いたのだが度肝を抜かされる広さである。高さ2メートルくらいの葡萄のビニールハウスが、走っても走ってもハウスは続く。やっとの思いで事務所に着き、若い社長に話を聞くことが出来た。
 この葡萄農園の広さは、1100haで、害虫や有害雨水から葡萄を守るためにビニールハウスにしているのであり、根元に冠水用のパイプが敷設されており、その長さが200kmにもなると言う。4種類の高級葡萄を栽培しており、その殆どが黒龍江省内で消費され、売上高は、日本円に換算して7億円で、500人の従業員が働いていると、説明してくれた。有機肥料を使い、何よりも安全安心な葡萄を作っているいると力説した。日本で報道されている中国産品の疑惑を意識されているのかなと感じた。
 私は、従業員の賃金と投資額について少々立ち入った質問をした。賃金は、月給で1万5000円で、投資額は45億円との事。従業員の賃金は、技術を用する仕事なので、高いのだと説明してくれた。今日のハルビンの気温は40度、ハウスの中は相当なもの。葡萄はやっと実を着けていた。食べてみることは出来なかったが、中国農業の進化に驚いた。このほかに、トウモロコシを1000ha栽培していると言う。これにも参った。帰りに、馬耕で作業している農家も車窓から見えた。中国は複雑だ。

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