私の県議会議員として質す、予算特別委員会の質問は終わった。最後の質問という事で後援会の皆様60名ほどが傍聴に来てくれた。ありがたく感じた。振り返れば、5期20年、私を支えてくれた皆さんである。酒田から県議会まで、バスで2時間以上はかかる。10時からの質問なので、9時半には控室に集まっていてくれた。
10時きっかりに質問は始まった。「泣くなよ」と、冷やかされていたが、以外にも平常心だった。「おはようございます。私としてはこれが最後の質問になります。今日は赤穂浪士が討ち入りした日であります。始めがあれば、終わりがあるは、物の道理です。生死は仏法最大の因縁とも言います」と話し始めた。
私が県議会議員になった経緯を振り返った。市議会議員3期目の9月議会の昼休みに、当時の荘内証券和嶋社長から呼び出され、酒田市長と助役の同席でソバをごちそうになり「県議選に立候補しろ」と言われ、「私は無理です」と帰った事。再三の呼びかけに、後援会と相談し、12月の中頃、最後の決心をする会議を終えて帰る出口に山形新聞の記者が張り込んでいて「決まりましたか」と問われ「うん」と答えた事。
翌日の朝刊に、ベタ記事で「県議選に立候補を決意」と載った事から私の環境はガラリと変わった。ベタ記事の恐ろしさを味わったと等を話した。
淡々と話したつもりだったが、仲間の議員から「胸が詰まったよ」と言われた。記者からも何故か「ありがとう」と言われたりして、聞いて下さっていた事がうれしかった。議会はまだ続くのだが、ひと山超えた気持ちでもある。
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一点目、息づかいがわかる農政や農業情勢の経過、実感できました。
二点目、生産調整・補助金・食糧・多面的機能等については、なるほど同感。紙面の制限なく、お聞かせいただきたいと思いました。
三点目、同号で舟山議員の寄稿が掲載されています。やや一方的な見方と受け取れる部分がありますが、県議のお考えと共鳴しているものと受け止めました。
余談になりますが、主要種子法廃止など、国の最近の農政や進め方には、危うさを感じています。地に着いた議論を望んでいます。これからも、県議のお考えを各方面にお届けください。