とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

君子豹変す

2007年10月07日 | インポート

012 県議会9月定例会が終わった。今議会のテーマは本年産の米価の大幅下落にあった。予算委員会も合わせて13人の議員が質問に立たれて、殆どの議員がこの事に触れている。この事は、米価の大勢を決める全農本部が、今年の概算支払いを1表1万円とし、情勢によってはこれを下回るかも知れないとしたことによる。多くのメディアがこれを取り上げ衝撃の大きさを物語っている。農林水産省も、全国でヒアリングに乗り出した。このままでは米作農家は消滅する危機感を感じ、私も予算委員会でこの状況を質したが、農林水産部では昨年比で4%の下げ幅と言う。どの数字ではじき出したのか理解が出来ない。
 知事は代表質問の中で、県独自の救済策をとると答弁していたので、具体的に聞いてみた。「民主党の個別所得補償方式は、一時的なカンフル剤にはなるが長期的には政策として持たないと思うがどうか」知事も同感で低利融資や基金対応を考えていると答弁。「米作農家は融資を受ける力がない。県の農政に従って頑張っている米作り農家には、価格の下支えが 必要です」と更に突っ込んで聞いたら、議場は、「その通り」の野次が飛び交った。しかし、同じ答弁の繰り返しながらも、皆さんの意見も聞いていきたいと言うことになった。
 その日の知事のブログには「君子は豹変する 」と私が豹変したかのように皮肉っていた。行政の関与なしに農業は成立しない宿命にある。地方分権を標榜する齋藤知事の山形発農政の腕の見せ所である。国も必ず変わる。
 6日は、後援会のグランドゴルフ大会で、一汗かいた。快晴の秋日和に大勢の選手は、日頃の腕前を発揮し充実した大会になった。皆さんに感謝。

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