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エリザベス女王の国葬とアベ国葬の違い。

2022-09-20 04:28:04 | 楽観農園


 エリザベス女王の国葬が英国国民の多くの人が追悼するものになる。国民全員が2分間の黙とうをささげる。日本の天皇夫妻も弔問に出かけた。国葬というものはそういうものであろう。

 アベ国葬が、無理やり行われることが気持ち悪くて、不愉快な気持ちでいる。なぜこのような理不尽が無理強情に通されるのか。敗戦後起きた政治の悪事の中でも最悪の事態だ。このアベ国葬に現れた日本のどうしようもない、根深い病根を考えて見る。

 アベ氏の長期政権は不愉快極まりない失われた時代だ。何か一つでもいいことがあったというのだろうか。もちろん最悪の時代に付け込んでぼろもうけした連中がいる。その連中にとっては理想的な時代だったのだろう。拝金主義がその欲望の連携を誓い合う国葬なのだ。

 アベ政治とはあべのおぼちゃまくんを口パク人形に祭り上げた黒幕たちがいたのだ。その黒幕とは政府という利権に群がった連中のことだ。統一教会はその中の小さな一つだったにすぎない。創価学会は与党に入り込むことで、闇に紛れ込んだ巨大な宗教政治組織だ。

 電通、パソナのような自民党と結びつく利権企業。賭博関連団体とか、スポーツ団体。右翼を表明するさまざな得体のしれない組織。医療関係から、福祉組織、原発利権の電力業界、それを取り巻く諸々の世界。教育組織も利権をすすっている。土建業界の癒着もある。

 美術関連だって、政府に結び付けば勲章が貰えるというので、おべっかを使う組織がいろいろある。大きな文化団体の大半が政府に従う組織に成り下がっている。こうした闇の構造を巧みに作り上げたのが、アベ政権だ。あの学術会議の任命拒否事件などまさにそれが表面化した事件だ。

 こうしたことは社会の端々まで浸透した。小田原市長も統一教会と結びついた人だ。全国の知事や市町村の議員を調べれば、やはり半数以上が取り付かれているはずだ。これは統一教会だから問題になっているが、問題にならない取り付いた業界団体は無数だろう。

 これが日本の政治をダメにしている。取り付いた業界団体に関連している。あるいは宗教団体に関連している。そうした日本人がかなり存在して、生活維持のために与党推しになっている。民主主義は一人一人の有権者が確かな意識を持たないのと、利権政治になるという事だろう。

 なぜこれほどひどいアベ政権が過去最長政権になったのかと言えば、利権のおこぼれにあずかりたいという日本人。桜の会に参加させてもらいたいという日本人。欲の皮の突っ張った醜い日本人の方が多かったからだ。民主主義の自浄作用が壊れたのだ。

 金持ちがどんどん増えて、貧困層が世界でも特出した形で急激に増加した。その一方で、不労所得を何億円も稼ぐ金を稼いで何が悪いという品の悪い人が、急激に増加した。私は耐えがたいが、金持ちになった一部のパソナのような連中が、アベ国葬をしたいくらいの盛り上がった気分なのだろう。ひどい話だ。

 国葬は拝金主義の記念行事なのかと思いながら、上野公園を歩いていた。するとなるほどこれからと目からうろこである。目の前に建てられた大きな看板があった。アベ国葬はこれだったのだ。9月25日東叡山清水観音 「大法要 人形供養 施行」と大看板がある。

 アベ国葬は9月27日だ。それに先立ち、25日にアベ人形の大法要が上野で行われるということを発見したのだ。この国葬は安倍氏を人形扱いした連中の厄落としなのだ。安倍氏を祭り上げて利用していた連中が、殺された今になって、祟りが怖くなったと思われる。

 自分たちの罪の意識を感じているから、大法要をしなければ、自分に呪いが返ってくると考えている。長年もて遊んだ人形だから、ずいぶん汚れていた。それでもただ捨てるわけにもいかず困っている。何となく命がこもっているから、アベ人形は口パクだったが生きていたのだ。それで国葬にしなければ気が済まない。

 罰が当たりそうな連中がごまんといる。それで国葬を考えた腹黒い人間が分かった。人形供養法要と同じこと。人形を使い捨てにした厄落としの国葬。問題はこの人形遣いたちのことだろう。

 新しい言いなりになる、違う人形を探しているのだろう。岸田氏は人形遣いに無理やり国葬をさせられたのだから、次の人形の候補に名乗り上げたということだろう。しかし、岸田氏は人形の頭にしては今一つ口の動きが悪い。どうも言いなりになりにくい。

 人形遣いとしては、どうもカシラの様子が今一つの物足りない。今一つの出来だと感じて扱いずらいようだ。統一教会と人形遣いは深いつながりがある。戦後一貫して連携をとってきたのだろう。自民党がいまさら離縁すると三下り半を突き付けても、おとなしく引き下がるとは思えない。

 また名前を変えて、自民党に食い込んでゆくのだろう。今度はもう少しうまくやらねばということに過ぎない。韓国の秘密組織と嫌韓保守自民党がつるんでいるのが実態なのだから、表面だけ見ていても見えない奥深い闇がある。何故霊感商法組織が、宗教法人でいられるのかがおかしいだろう。

 もし自民党が本当に統一教会と縁を切るというのなら、統一教会の主教法人としての資格を取り消すべきだ。いつまでの韓国に、日本での献金を貢がせておいていいはずがない。そもそも共産主義排除と、献金がどうつながているのか、自民党には説明責任がある。

 こういうところに闇の力が潜んでいる。要するに拝金主義と権力主義のないまぜの利権団体。オリンピックだろうが、コロナだろうが、原発事故だろうが、それこそ選挙までも、すべてを飲み込んで利権にしてしまう。問題は安倍時代にそうした拝金主義が一つの生き方として認知されたことだ。

 拝金主義的生き方のハウツー本が溢れている。情けないことだが金儲けが恥ずかしいことだというような倫理は日本の社会から失われた。日本人がここまで卑しい民族になったのは初めてのことだろう。これが地獄の安倍時代である。

 自分だけは特をしたいという人が多数派だから、自民党政権の時代なのだ。これを変えるのは簡単なことだ。拝金主義を捨てさえすればいい。お金で心を売らないことだ。自分の人生はお金ではないと決めればいい。自分の人生を最善に生きるのはやりたいことをやり切ることだと考えればいい。

 お金がなければ好きなことなど出来ないと、考える人が多いのだろう。しかし、30代に自給生活をしてみてそうではないという事が分かった。生きているという喜びはお金などとは関係がなかった。私の体験が残念ながら今は無力なことは分かる。しかし、いつかそいう道を選択せざる得ない時代が来るだろう。

 
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