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株価の暴落と暴騰

2024-08-07 04:18:28 | 暮らし

 株価はこれから下がる。一度株価は戻したが、円が上がれば株価は上がらなくなる。日銀が金利を上昇させた。預金金利が付くのは久しぶりのことだ。17年前から金利はなくなっているとあるが、記憶が無いほど古い話になる。円が上昇し、株価が下がり、金利が再開された。海外からの投資が減って行くのだろう。

 このように株価は下がると書き始めたのは小田原に居たときだから、7月の29日だったと思う。その予測通り、一気に株価は下落して、3千円まで下がった。4万円を超えていて、まだまだ5万円まで上がるなどと予測を立てた人が居た。それに乗せられて、株式投資をして大損をした人が沢山居ることだろう。

 そして、株価は過去にない暴落をした翌日に、またまた前例にない暴騰をすることになる。株価は投機的に上がり下がりしているのであって、実質経済に連動していない。円があまりに安くなったために、海外の投資家が日本株を買ったのだ。円が上がりそうなので、一気に日本株が売られた。

 だから株式投資は投機なのだ。ギャンブルなのだ。政府がギャンブルを奨励している国はまず無い。日本は倫理の失われた国になったのだ。自民党の政治家を見れば、みんな姑息な守銭奴ばかりだ。こんな最低の連流が日本を牛耳っているのだから、日本の停滞も止むえないのだろう。

 何故不労所得の株式賭博を毛嫌いするかと言えば、そもそもギャンブル依存症が自分の中にあるのを知っているからだ。子供の頃にはベイゴマ、ビー玉、メンコ、とはまり込んでいた。そして小学校高学年からは将棋にはまった。フランスに居るときにはビンゴゲームにはまった。はまり込むのが怖いので、毛嫌いすることにしている。

 日本の株の30%は海外の投資家の売買と言うことらしい。だから、円安が日本株の買いに成ったのであって、日本経済に見込みがあるから日本の株が買われていたわけではない。しかし、株価の解説ではもっともらしい説明だけが行われ、株価と日本経済が連動しているように説明していた。大間違いだろう。

 円が上がったのは日銀が金利を復活させると言い始めたからだ。これは黒田前日銀総裁から、今の植田総裁に代わったときから、言われていたことだ。金利がないと言うことは異常なことなのだから、どこかであ金利を戻す必要がある。

 私は全くの素人だが、金利がないというのは何かおかしい。企業が設備投資するには金利がないというのは良いのだろう。政府は大量に借金をしているのだから、金利が復活するのは困るのだろう。金利がない世界などどこか世界標準にはずれている。経済は繋がっているのだから、何時までもこのままという事はできないのだろう。

 政府は老人がしがみついて居る命綱の貯金を投資に回せと呼びかけている。まるで政府が特殊詐欺をしているかのようだ。株価暴落で老人が投資詐欺に引っかかったわけだ。政府は奨励したのだから、今回の大損の責任を取ってくれるのだろうか。政府は知らん顔して居るだけだろう。

 やはり不労所得など考えたらだめだと言うことを、今回の教訓にすべきだ。今回暴落で、慌てて投げ売りをした人は大損した。今回暴落後の底値買いした人は、大もうけをしたのだろう。こうした売り買いで、しばらくは乱高下する。今度こそなど考えてはならない。株式投資にハマルと言うことは、もうギャンブル依存症なのだ。

 円安で海外投資家が、割安に見えた日本株を購入した。日本政府が株を買い支えているから暴落はないだろうという読みもあったのだろう。しかし、実質を伴わない異常な株価だけがつり上がっている状態は、必ずどこかで破綻を来す。不安の予測の通り、円高に振れて、株価が暴落した。

 円が上昇を始めた。短期間に1割以上高くなった。その原因は日銀がマイナス金利政策を止めた事が引き金である。これで円安は終わると思われた。そうした予測も多かった。円安は結局政府の大企業支援のようなものなのだろう。黒田総裁から、植田総裁に代わり、少し常識的な政策になったのかもしれない。

 一時1ドルが141円になった。ついこの前には、160円になると言われていた。輸出入を考えたら、この株価の1割以上の揺れは、企業の生産コストを翻弄するようなことだろう。また、フランスやドイツの絵の具が買えるようになるのだろうか。カドレモンだけは日本の絵の具では色がさえない。それどころではないことが近づいている。

 アメリカの株価も暴落している。アメリカの景気の後退が始まったのかも知れないが、そういうことは私にはよく分らない。あまり考えたことも無いし、知識も無い。ただアメリカの株価が下落には、経済的な原因があるに違いない。日本のように実質経済と別に、海外からの投資で株価が動いているわけではなさそうだ。

 日本ほどおかしな乱高下ではないが、世界同時株安になっている。リーマンショックの時以上の株価の値下がりが起きている。やはり中東で戦争が起こることが、世界経済の停滞予想になるのだろうか。イランがイスラエルを攻撃すると宣言をした。これは誰求められないと見ているのだろう。いよいよ戦争が深刻化する。

 そもそもイスラエルが、このように暴走を続ける原因は、アメリカの後ろ盾だろう。アメリカの政治は、ユダヤ系の人達の支持を必要としている。特に大統領選挙が近づく状況では、ユダヤ系の支持を期待して、イスラエルの無謀とも言える行動求めることが出来ない。

 アメリカでは失業者数が増加したという。1年前の1.2倍の失業率になったという。その結果、利下げをしろという圧力が高まっているらしい。対円のドル高の原因はアメリカの金利が高いからだ。そして日本では金利がなかったものが、これから、金利がある時代に戻るという方向。

 と言うような分析はあまり意味は無い。雇用者数が予想以上に一ヶ月に30万人も増加し続けている。と言うことも記事になっている。株価が上がれば、それが理由になる。株の上がり下がりなど意味づけたところで、ギャンブルなのだから、群集心理的なもので動いている要素が大きい。

 ただ、日銀が金利を上げて行くという本心を表明したことで、安い日本は終わるかも知れないという心理は働いている。同時にアメリカの金利が下がれば、アメリカへの投資は減るだろうと言うことは、私にも分る。日本よりアメリカの銀行にドル建てで貯金しておく人も居たのだろう。

 これから日本の株価は乱高下するに違いない。世界では戦争が続くことだろう。日本経済が良くなると言うことはしばらく無いと見ておくしかない。そして食料輸入はかなり厳しい状況に下って行きそうだ。日本が必要な食料も楽には輸入できなくなるだろう。

 次に来るAI革命後の世界では、世界の状況は大きく変化するはずだ。自給的な生活を目指し、食べるものを確保することだ。幸い日本列島はそれが出来る地域である。あす食べるもを自分で作れる、安心立命をすることだ。そうしなければ、自分の大切な命の時間を、有意義に生きる事ができない時代になるだろう。

 

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