中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

子どもには最善のものを、教師にはゆとりを

2018年12月15日 21時20分01秒 | 活動日誌

 

Kさん宅にインタビューに出かけました。東北部新聞に登場していただくためです。

 

教師を退職後、県教組で行っている教育相談のメンバーの一人として活躍している方です。教員のブラック労働がなかなか改善されない実態や、子どもの苦しみなど、リアルなお話をお聞きできました。

 

「生きずらい世の中です。苦しい時に話せる人が欲しい。教育相談もそんな場所の一つです。お手伝いの気持ちでやっています」と。

 

 

貧困に置かれている子どものフォローが大きな比重を占めてきていること。親同士、先生同士、親と先生のコミュニケーションや信頼関係を作ることの難しさが増してること等、私と同じことを感じておいででした。

 

親も子も競争社会に巻き込まれていている現実もありますね。巻き込まれるなということは無理でしょうが、ハッと立ち止まって子どもを見つめ、本当に大事なことは何か、と考える大人の存在が、子どもには必要です。

 

「ちょっとした支えで自己肯定感を持ち元気になる子も多い。勉強が嫌いなのはわからないからです。担任をしていたとき、教えてあげるというと、長蛇の列ができていましたよ。さもないところでつまづいているんです。ちょっと教えると、ああ、そうか、と自分で考えてできる子になりますよ」と、優しい。

 

「子どもの心に寄り添ってあげたい」「逃げ場を無くしてははだめですね」「忙しいと感性や想像力が鈍る。子どもの変化さえ、見えなくなってしまう」「子どもは集団の中で育つもの、一人一人の個性が輝くようにしたい」

Kさんの言葉はそのまま私の気持ちです。

 

まずは教師にゆとりがなくては。共産党は教師の異常な長時間労働の原因を3点に分析しています。

 

①教員を増やさないから、授業の負担が多い。

②格差と貧困の広がりで学校の抱える課題が増え、学テや教員免許更新制度など上からの「教育改革」が拍車をかけた。

③公立学校の教員は法律で「残業代ゼロ」とされてきた。

 

対策はおのずと生まれます。

30人学級さえ、国はまだ小学校2年までしか認めていません。長野県は運動でがんばり前進しましたね。子どもには最善のものを与えなければ…未来は見えてきません。

 

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