午前中は訪問活動、午後は、原稿書き。4月、進級、進学、入学の時。
ルイ・アラゴンの詩を思い出して、詩集を引っ張り出し読みました。そう、あの詩です。「フランスの起床ラッパ」。
有名なあの一節には、大島博光さんの訳とは違う表現があるのです。
大島博光さんの訳は
教えるとは 希望を共に語ること
学ぶとは 誠実を胸に刻むこと
違う訳は
教えるとは 未来を共に語ること
学ぶとは 真実を胸に刻むこと
私は大島博光さんの訳で読み慣れていますから、その方がしっくりくるのですが、違う訳もいいなと思います。
でも、「未来」より「希望」の方が、「真実」より「誠実」のほうが、一人一人の心に暖かく突き刺さってくるような気がするのです。「あなたに語りかけているんだよ」と言われているような・・・。
皆さんはどう思われるでしょうか。
いずれにしても、教育の理念が右方向に舵とられては困ります。子どもたちを競争や差別選別に追い込む教育も正したい。現場の我々も、この詩を胸に刻んで子どもに向かいたいものです。
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