正月休暇も今日で終わりです。
朝、信毎新聞の一面をみて、正月気分が吹っ飛んでいきました。
またもや、児童虐待のニュース、しかも、長野県飯田市で。
障がいのある子が通う放課後デイサービスで、職員が発達障害の子の首に「」をつけたカードをかけた、などなどの行為を行い、心理的虐待をしていた・・・。
「首にかけた」との記述を見た途端に、私の脳裏に浮かんだのは、中国の文化大革命の時に粛清された人たちのこと。
とても気分が悪くなってしまった。
被害を受けた子の気持ちを考えたら、切なくなった。
それぞれの事件にはそれぞれ特殊な事情もあるに違いない。
しかし、根本には
人間が苦難を伴った長い歴史を経て到達した知的財産、その上に構築されてきた人権思想を発展させるどころか、人の弱い面に食い込んできて、人としての尊厳を捨てさせてしまうような政治。
そこに問題があるのだろうと思う。
「日本の政治は戦争で人を殺すことを当たり前としているのだよ」
「自衛隊でも大変ないじめが起きているんだよ」と、子どもに言うには、そのあとの言葉が大事だ。
「だから、人を大事にすることが当たり前になる政治にするために、多くの人ががんばっているんだよ。正義は必ず勝つ」と。
事件を起こしてしまう人たちは、自分がやさしくされてきた経験を積んでこなかったか、もしくは消化できないできたのかもしれない。
「優しく」の意味は、存在を認めてもらえるという事である。
あなたはかけがえのない人間なのだ、と。
選挙はそのためのたたかい、がんばろうとの気持ちがむらむらと起きてきました。