中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

最近見た映画2つ

2018年02月05日 21時25分40秒 | 活動日誌

最近、映画を2本見ました。「永遠のジャンゴ」と「祈りの幕が下りる時」。

 

心が捕まれるような感動には欠けたけど、どちらもよかった。

 

「永遠のジャンゴ」は、ギターの英雄・ジャンゴ・ラインハルトの、ナチスが支配する戦時下の行動を中心に描かれています。ジャンゴはジプシーの出、ヒトラーのロマへの迫害を取り上げた映画は、他には見たことがなかった。ロマも、ユダヤ人と共に、ヒトラーに迫害されガス室へと送られました。

 

指の障害を克服して、ギターを演奏の主役にまで押し上げ、新しいジャンルも作ったジャンゴの熱情と、放埓な性格よくが伝わってきました。すごい人物だなあ、と音楽一筋の生き方が迫ってきました。

 

「祈りの幕が・・・」は、事件究明が進むにしたがって、複雑な人間関係の謎が、絡み合う糸がほどかれてゆくようにだんだんわかってくる緊張感があったし、松島菜々子さんがよかった。

 

松島菜々子さんの演技で忘れられないのが「ホタルの墓」での、両親を亡くした友人の兄妹を引き受けた母の友人のおばさんの役。

 

食料がない戦争下にあって、自分の子は守りたいが兄妹につらく当たるおばさん、追い出された兄妹は見ているのが辛くなる苦労のくらし、ついに倒れ死んでいった。

おばさんは、妹の骨の入ったドロップの缶をずっと持っていた。

 

人間は、極度に追いつめられると、夜叉になる。それは、悲しいこと、ほんとの心ではないのですね。それを演じていた。

 

「祈りの幕が・・」でも、「早めのパブロン」のイメージとはとは全く違う、複雑な経験を秘めた人格を演じています。

 

でも、内容の設定に無理があるような気もして・・・あ、まだ観ていない方も沢山いますね。これ以上はお楽しみ。

 

さて、3月には、吉永小百合主演の「北の桜守」が上映されます。

今度はどんな映画になるのかな。「北の零年」「北のカナリア」は見ましたが、その続きの3部作。あれ以上の作品になるといいな。

 

観たい映画はたくさんあるのですが、ほとんど見そびれています。ぜひ、と狙った映画ほど、なかなか観れないものですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする