中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

新婦人県大会・国民救援会長野県大会・訪問・つどい

2009年11月29日 22時32分36秒 | 活動日誌
 午前中は、松本市で行われた新婦人県大会、国民救援会長野県大会で党を代表しての連帯のご挨拶。午後は、中野市へ移動して、野口市会議員と訪問活動の後、夜はT団地のつどいに参加しました。

新婦人大会。会場一杯で圧巻でした。草の根の要求運動で組織的にがんばっている女性団体は他にはありません。新婦人は、日本の宝です。私も、新婦人の会員です。

続いて国民救援会でご挨拶。ビラをまいただけで逮捕される、そんな不当なことが起きているのですから、国民の要求運動が強くなるほど圧力がかかってくることは、容易に想像できます。民主主義を守ろうとご挨拶しました。

 中野市へ移動して、野口市会議員と合流、まずは訪問活動をしました。夜はつどいでした。野口議員と出席しました。

                             中野市内の市営住宅団地の支部主催の「つどい」。13人の参加で、心打たれる話しをお聞きしました。

 「息子の友人が家をたまり場にしています。息子は16才、土建業で働いているがそれも不安定。来る友達は高校を中退して、仕事もない子が多い。あってもバイト。夜通し起きていることもあるが、私は何も言わない。お金はないが、それだけで中退したんじゃない。勉強がわからなくて、学校ではじかれたんだ。
 腹が減っているときは、何もないけど食わしている。あの狭い部屋に7人も8人も泊まっていくんです。家で間に合わないと、近くに住んでいるおばあちゃんに頼みます」
 
 「私は孫の友人は大事にするよ。腹一杯食べろと、だけど、他で悪いことはするなと言っているのです」

 「私はこの団地に越してきてからその子らとつきあっている。みんないい子だ」
 
 「競争させるなんておかしい。何でも学歴。中卒では就職はできない。子どもたちがかわいそうだ」

 子どもの話題が中心でした。

 団地のみなさんがこどもたちを暖かく見守っている様子が、それも、別に意識してやっていることではなく、ごく当たり前の行動であることに、私は感動を覚えました。
 だって、みなさん、自分の生活も精一杯の方々なのです。親も仕事がなくて、年金も少なくて、100円のお金にも事欠く状態なのです。

 そこから、日本がどんなに子どもたちを粗末にしているかの話しになりました。
 
 差別選別の教育のひどさは、みなさんは肌で実感しておられる。しかし、そんな競争の教育をしていない国のほうが多いし、日本は国連からも勧告を受けていること、日本は他国に比べてあまりにも教育費の負担が多いことなど、お話ししました。

 そして今、この団地のように地域で子どもを見守ることができたら、どんなに子どもは救われるだろうとの、心からの気持ちも伝えました。



 この団地は1年ほど前には党員は4人しかいなかった。いま3倍の12人。党大会に向かいもっと増やして「暮らしやすい団地を」と目指しています。
コメント
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