蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

うたう警官

2005年06月19日 | 本の感想
佐々木譲さんの書いた「うたう警官」(角川春樹事務所)を読み終わりました。
北海道警察の不正事件を背景に、議会で証言しようとしたために罪をかぶせられた同僚を救おうとする警察官の話。
冒頭の(本筋とは関係ない)逮捕シーンが迫力があって期待したのですが、本筋の方はイマイチだったかなあ・・・あまりに主人公側の思い通りに話がすすみすぎるような気がしました。
主人公の警官にあまり魅力を感じませんでした。むしろ脇役ながら捜査の主力ともいえたベテランの婦人警官を中心にした方がおもしろい話になったかも。
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