あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

郵政博物館での「前島密 生涯とその業績展」へ(東京)

2015-06-11 22:29:45 | 美術館・博物館等の観覧
 2015年6月2日(火)

 東京・墨田区押上(おしあげ)の東京スカイツリータウンにある、郵政博物館で開催中
の「前島密(ひそか)生涯とその業績展」のチケットを入手したので、出かけました。

 東京メトロ半蔵門線の押上(スカイツリー前)駅で下り、東京スカイツリータウン・ソ
ラマチと呼ぶビルに入り、エスカレーターで9階にある郵政博物館に向かいます。

 途中の階からは、ソラマチと周辺の景色がよく見えます。

 そばを走る東武スカイツリーライン(伊勢崎線)を走る電車も間近に。


 スカイツリータウンの途中階に張り出したテラス。

 平日の正午頃なので人出は少な目ですが、休日はかなり賑わいそう。


 9階まで上がり、郵政博物館に入りました(入館料 大人300円)。


 前島密展と常設展示室にある膨大な切手の撮影は禁止ですが、それ以外はフラッシュ無
しなら撮影可能とのことでした。

 こちらは、前島密展と同時開催中の「平成27年新収蔵資料展」に展示されていた、小
笠原諸島が日本に復帰して10周年の昭和53年(1978)6月23日に発行された記
念切手の初日カバー。
    

 このコーナーには、切手資料や一般資料、図書資料などが50数点展示され、中には古
い絵はがき、最初のエコーはがき、昭和28年や昭和35年のお年玉くじ付き年賀商品、
など、博物館が今年入手した貴重な資料や冊子などが展示されていました。

 前島密展のリーフレット、6月21日(日)まで開催中です。


 前島密は天保6年(1835)に生まれ、明治の新しい国造りに参画しており、「日本
郵便の父」として知られていますが、ほかにも郵便為替や貯金の創設、道路や鉄道、通信
など、近代日本の産業や生活の基盤を作り上げました。

 さらに報知新聞の前身である郵便報知新聞の創刊、東京・上野での勧業博覧会の開催、
早稲田大学の前身、東京専門学校の創立など、数多くの業績があったことも分かり、知ら
なかった郵便創業以外の数多い業績を、この展覧会で知ることが出来ました。

 ちなみに現在の1円切手が前島密の肖像ということは、多くの方がご存じの通りです。

 前島密の業績を記したリーフレット、会場では、もっと多くの業績が紹介されています。
   

 このあと、常設展示室へ。ここでは、郵便や通信の歴史と文化を展示し、楽しく学べる
博物館として、日本最大の約33万種の切手、重要文化財の「エンボッシング・モールス
電信機」など、郵政・通信関係の資料が約400点展示されています。

 常設展示室の入口にあった俵谷式ポスト(模造)。
      
 明治の発明家、俵谷高七が考案したポストで、明治34年(1901)に東京・日本橋
際に試験的に設置されたとのこと。

 日本で発行された切手はもとより、世界各国の切手もある「切手」の世界コーナー。


 創業の頃かと思われる時代の郵便収集車や郵便箱など。


         日本初の切手やはがきの自動販売機
        
         これも俵谷高七が考案したようです。

 ものものしい柵のある郵便局の窓口


 近年の郵便業務に使われたものなど。


 定額貯金を紹介したコーナー。


 デルビル社磁石式電話機


         磁石式電話の交換を取り次ぐ磁石式交換機
        

 郵政博物館の観覧を終えてソラマチの下まで下りて、入ってきた駅とは反対側に出てみ
ました。高さ634mの東京スカイツリーを下から見上げたところ。
      

 その下、ソラマチの下部。もっと広角レンズでないとスカイツリー全体が1枚に収まり
ません。


 そばに流れる北十間川沿いには、遊歩道が設けられています。


 同じ流れの反対方向。こちらの方が散策するには良さそう。


 ソラマチの下を回って押上駅に向かうと、途中に「生コン工場発祥之地」碑がありまし
た。住友セメントの前身が、ここに生コン工場を初めて作ったようです。
      


 押上駅の入口に戻り、地下の改札から東京メトロ半蔵門線で大手町に向かいました。




地域情報 ブログランキングへ 



にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログへにほんブログ村
  

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする