あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

新宿御苑で風景画展を鑑賞後、バラ花壇など苑内をめぐる(東京)

2017-05-26 11:08:39 | 写真展・スケッチ展(個人・グループ)観覧
 2017年5月16日(火)

 カントリーウオークの仲間Tさんの所属されている、「どんぐりの会」の第21回風景
画展の案内をいただいたので、会期6日間の初日に観賞に出かけた。

 会場は、新宿御苑新宿門の横にある「新宿御苑インフォメーションセンター」のアート
ギャラリー。これまでも何度かこのグループの画展の観賞に来ているおなじみの場所だ。
     

 Tさんなど会員11人が、日本の自然風景を描いた作品を各々2~4点位出展していた
ようだが、今回は出展作品の一覧はもらえなかったので全部で何点かは分からなかった。


    

 全体的には、皆さん明るい色調の作品が多いように感じられ、見慣れた風景も多かった。


 アートギャラリーの横は、新宿御苑の動植物などを紹介するコーナーになっていて、こ
の窓際は「木の実いろいろ」で、どんぐりの会ゆかりのドングリもある。


 風景画展を見終えた後は、例年通り新宿御苑内も観覧することにして、そばの新宿門か
ら入って苑路を東に向かう(入苑料200円)。




 東側の苑路を400mくらい進むと、国の重要文化財である旧洋館御休所がある。

 天皇や皇族が御苑内の温室で植物を観賞する際の休憩所として明治29年(1896)
に創建されたもので、明治大正期の皇室関係の庭園休息所としては唯一の遺構のよう。 

 南側一帯は広い芝生庭園の広がるイギリス風景式庭園で、御休所近くにはユリノキの巨
木が目に付く。
     
 明治9年(1876)頃に日本で最初に植えられたもので、苑内で最も高い木のよう。
樹高約35m、幹周囲約3.9m、樹齢約100年以上という。 
 
 イギリス風景式庭園の中央辺りにも、伸び伸びと枝を伸ばした広葉樹が見える。


 旧洋館御休所の東側には大温室があるので、観覧することにして入館した。

 平成24年(2012)に全面的に建て替え、絶滅危惧種の保存、展示も行う環境配慮
型の温室に生まれ変わったようで、現在は熱帯植物を中心に約2,700種を栽培するほか、
絶滅の恐れのある植物保護育成にも力を入れているようだ。


 出入口のそばには、いろいろなランが咲いていた。


 この後は、一巡して目に付いた植物を少しだけ紹介する。こちらはミッキーマウスノキ
(オクナ科)。
    

        サンゴノボタン(ノボタン科)
       

         大きな実の付いたディオーン・スピヌロスム
        

 固いトゲが痛そうなギンシャチと呼ぶサボテン


        メディニラ・マグニフィカ(ノボタン科)
       

 まだまだたくさんあったが、紹介はこれくらいで大温室を後にする。

 気温が上がって来たので、ソメイヨシノの日陰は良い休憩場所のよう。


 南東に回って、大木戸(おおきど)休憩所から玉藻池(たまもいけ)を眺める。




 玉藻池の横を南に進み、フランス式庭園のかなりのエリアを占めるプラタナス並木の横
を通過した。


 フランス式庭園の中央部、両側のプラタナス並木に挟まれたところがバラ花壇で、ちょ
うど花が見頃になっていたので、ゆっくりと一巡して観賞することにした。


    
 しばらくは、多彩な彩りのバラと花壇のあちこちを紹介する。
  

        





      



    

        

     
 それぞれのバラには花の名が記されているが、とてもメモしきれない。ちなみにインフ
ォメーションセンターの壁面には、全部の花の写真とどこにあるのかの配置図がある。








        



    



          



    




 バラ園をほぼ一巡したので、この辺りから南側に向かう。

 豊富な新緑の木々の下を抜けて、幾つか東西に連なる池の東端にある「下の池」に回る。


 下の池の南側から折り返すように西へ、


      下の池の南側一帯は「もみじ山」とよばれている。
     
 
 次の「中の池」の南側からの眺め。


 中の池の南側は、半月前くらいは見頃だったと思われるツツジ山。きょうは幼稚園の遠
足のようで、園児がツツジの株の間を駆け巡っていた。


 中の池は苑内で一番大きな池。




 中の池の西側は旧御涼亭で、北側の小さい池の周辺が一望できる。




 池の西北に回ってふり返る旧御涼亭。この辺りから西側一帯は日本庭園である。

 この建物は、昭和天皇ご成婚記念に昭和2年(1927)に台湾在住邦人の有志から贈
られたもの。清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式の特長が現れているようで、わが
国では大倉集古館(港区虎ノ門)と並ぶ本格的中国風建物だという。 

 さらに西進すると、次の小さい池のほとりにキショウブが咲き出していた。


       池の北側、アカマツの下には自然石を組み合わせた石灯ろうが。
      

 日本庭園の西側の核ともいえる「上の池」。池の南側からの眺め。







 池の中央部を南北に貫く橋を北に回って日本庭園を抜け、西休憩所前を通過して新宿門
に戻り、13時30分頃退出した。


 再びインフォメーションセンターに入り、食堂でしし肉カレーの昼食をして、西武新宿
駅に向かった。  
  



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コメント (4)
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