あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

有楽町、八重洲、日本橋、大手町から国立公文書館の日本国憲法展へ(東京)

2017-05-07 21:10:04 | 江戸・東京を歩く
 2017年5月6日(土)

 大型連休中は、どこも混むだろうと市外には出かけなかったのだが、今日は近く旅行す
るところの情報収集のため、お江戸(都心)に行くことにした。

 東京メトロ丸ノ内線の銀座駅に12時30分過ぎに下車して、まずはJR有力町駅前の
東京交通会館で何県かのアンテナショップを巡る。このあと銀座1丁目の「食の国福井館」
に入ったが、観光パンプレットはわずかしかなかった。

 外堀通りを北へ、八重洲ブックセンターに回って地形図を購入し、さくら通りの「ふる
さと情報コーナー」に入り各地の観光地図やパンフレットを探したが、連休中は補充しな
かったようで、品切れが多くてあまり入手できなかった。

 東側の中央通に出てお江戸日本橋に向かい、ここからデジカメを使い始めたので、以後
はたどった行程を写真付きで紹介する。

 日本橋の南詰めには、「日本の道100選」に選定されたプレートが。
   
 プレートの下の説明には、「日本橋は古来 街道の起点として親しまれ、慶長8年
(1603)に日本橋が開設されて以来、火災など18回の改築を経て、現在の橋は明治
44年(1911)3月に生まれ変わった」ことなどが記されている。  



  橋の欄干(らんかん)にかかる幾つかの飾り、ここには東京都のマークが。
    

         中心部の飾り
         

       橋の北側にある「日本国道路元標」の標石
       

          その右手背後にある標柱
          

 そばにあるここからの里程標によれば、鹿児島市 1,469㎞、大阪市 550㎞、
名古屋市 370㎞、横浜市 29㎞、千葉市 37㎞、水戸市 118㎞、仙台市 
330㎞、札幌市 1,156㎞などとなっていた。

 日本橋を渡ってすぐ先、左手のビル1階にある日本橋とやま館で観光パンフレットを幾
つか入手する。 

 
 次のビル、三越新館との間の東京メトロ半蔵門線が下を走る永代通りを西へ、日本橋川
の常盤橋(ときわばし)を渡る。橋の西北側、常盤橋公園では復旧工事中で公園内には入
れない。

 この工事は、東日本大震災で大きく変形した国指定史跡「常盤橋門跡」地内の石造橋
「常盤橋」の復旧で、昨年11月に始まり、来年の平成30年(2018)3月末までか
かるという。

      公園の道路側には、渋沢栄一の立像がある。
          
 碑文には「渋沢は幕末に幕臣となり慶応3年(1867)に欧州に行き、帰朝後大蔵省
に仕官して諸制度の改革にあたったが明治6年(1873)に退官し、同年に設立された
第一国立銀行の頭取となり、以後産業経済の指導育成に転じ、開興した会社は500、常
に道徳経済合一主義を唱えて終生実践し、わが国運の発展に偉大な貢献をした」ことなど
が記されており、制作は朝倉文夫氏のよう。
          

 JR東京駅と神田駅との間の高架下を抜けてすぐのビルが、私の最後の職場があったと
ころ。あと4か月余りで退職して20年になる。


 北側にあった逓信博物館の跡地では、かなりの高層ビルの建築が進められていた。

 次の交差点からその先の交差点までの間にある、大手町ビル1階の通路を抜ける。在職
中はよく通ったところで、平日なら賑わう通路も今日は閑散としていた。


 大手町ビルの北側はサンケイビルと読売新聞ビルで、読売新聞ビルの南西側入口付近は
花壇になっていた。


 そばの交差点を西進して皇居大手堀沿いに出る手前のビルの一角に、都旧跡の将門塚が
ある。
     
 

 説明文には「神田明神の祭神である平将門(たいらのまさかど)の御首(みしるし)を
祭った場所で、平将門は承平・天慶年間(931~946)に活躍し、武士の先駆けとし
て関東地方の政治改革を行い、弱きを助け強くをくじくその性格から民衆のあつい信望を
受けた」ことなどが記され、私がいた5分ほどの間にも数組の参拝者が訪れていた。
     

 小さなエリアだが、モミジの新緑やツツジなどが彩りを添えている。


    




 都道301号・内堀通りに入り、皇居大手濠沿いの歩道を北から西へと向かう。


                       毎日新聞社の入る↓パレスサイドビル


 丸の内消防署や気象庁ビル↓横を内堀通りは左にカーブする。


 大手堀は水の循環が少ないのか、たくさんの藻が生い繁っていた。


 皇居の北の出入口、平川門への平川橋


 広に歩道には大きなクスノキやケヤキなどあり、良い緑陰となっている。




 堀の向こう、平川門付近の皇居の建物


 パレスサイドビルの西側に架かる竹橋を渡り、東京国立近代美術館前を通過して、国立
公文書館に行く。


 ここでは、春の特別展「誕生 日本国憲法」を開催していた(5月7日(日)まで)。

 今年は、日本国憲法の施行70年の節目にあたるので、館の所蔵資料から日本国憲法の
制定過程をたどり、憲法がどのような経過をたどって生まれてきたか、また「憲法大臣」
としてその誕生に大きな役割を果たした金森徳次郎にも注目して、展示しているという。

 会場に入り、一巡して展示物を見たが、入口付近は混んでいて全部じっくり見ることは
できなかった。ほんの一部を除き撮影可だったので、撮れた文書などを幾つか紹介する
(順不同)。


 新日本建設に関する詔書 昭和21年(1946)1月1日 


 
 第94回帝国議会衆議院 帝国憲法改正小委員会速記録




 憲法改正草案想定問答集(増補) 昭和21年6月




 日本国憲法に署名する天皇 昭和21年10月30日


 日本国憲法公布式典において賜った勅語 昭和21年11月3日 


    「あたらしい憲法のはなし」、この冊子は私ももらった記憶がある。
     

 宮城前広場で開催された日本国憲法施行式典の会場で万歳に答える昭和天皇
                         昭和22年(1947)5月3日


 憲法施行記念行事の一つとして昭和22年5月4日に運行された祝賀の花電車
                         日劇前(現在の有楽町マリオン)


 大日本国憲法公布原本 明治22年(1889)2月11日






 五箇条の御誓文 慶応4年(1868)




 日本国憲法御署名原本 昭和21年(1946)11月3日


 特別展の観覧を終えて出た国立公文書館前からの眺め。


 大手町方面


 この後北の丸公園に入り、公園内を北に向かう。


 入って間もなく、右手には憲法施行当時の首相、吉田茂の立像があるのに気付いた。
     



 日本科学技術館を右に見て、さらに進んで日本武道館↓の横を通過する。



 田安門の二つの門をくぐって北の丸公園を後にした。


 北側の牛ヶ渕辺りは4月上旬にはソメイヨシノの花見で賑わったところ。今は新緑に覆
われている。




 東京メトロ東西線の九段下駅に16時05分に着き、飯田橋駅経由で帰途についた。

 (天気 晴、距離 6㎞、歩行地 千代田区、中央区)




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