あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

別冊 暮しの手帖 「さんぽの手帖」

2009-05-16 22:40:21 | Weblog
 広告のない季刊誌として知られる「暮しの手帖」の臨時増刊号
として、『さんぽの手帖』という冊子がいま、書店に並んでいます。



 健康の維持・増進などのために、ウオーキングをする人が増えて
いるようですが、この本は、そんな人向けではないようです。

 タイトルのように、気軽に「さんぽ」気分で歩きたい人向きに出版
した、いわゆる「歩き」に類する本としては、ひと味違うものです。

 『ゆっくりと時間と景色を楽しむ「さんぽ」は、新しい旅のかたちで
す』と、まず当初にのべ、「歩いてこそ見えてくる風景があります」
と続けています。

 本文の最初は、ウオーキング大国、英国のフットパスの代表的な
エリアとして知られる、コッツウォルド ウェイと湖水地方に取材して
います。

 ちなみに、下の写真は、私たちが2005年6月と2006年7月に
歩いたときのコッツウォルド ウェイです。







 歩くため専用のフットパスを歩くことが、日本のようなコンクリート
道路を、車を気にしながら歩くのと比べ、どんなに快適なものか、容
易に理解できることでしょう。

 次に、「世界一美しい散歩道」と呼ばれるニュージランドのレポート。
大自然に恵まれた国中、いたるところにあるウオーキングコースを、
世界中から歩く旅人が訪れ、気軽に気楽に歩くことを楽しんでいる
様子が紹介されています。

 さらに、さんぽを楽しくするための知恵、日本のオススメさんぽ道と
して、京都、奈良、熊野、小豆島、湯布院など、近くの街あるきとして、
東京・下町、鎌倉から北鎌倉へ、佐原などを紹介し、日本にも出来た
フットパスとして、里山風景が楽しめる東京・町田の里道を紹介して
います。

 下の4枚は、本誌で紹介している熊野の中に盛りこまれているエリ
アを、私が昨年10月歩いたときのもの。


 下の写真の場所は、本誌にも掲載されています。






 ほかに、さんぽの旅を計画するためのアイディアや情報収集などに
ついても盛りこまれています。

 私たちの続けている、カントリーウオークにも通じることが多く、大変
興味深く一読しました。

 健康のためのウオーキングより、気ままな歩き旅をしてみたいという
人向きのものですので、興味のある方は書店の雑誌コーナーをのぞ
いて見て下さい。

(A4変形版 135頁、暮しの手帖社発行 税込み1,100円)  

  

 


コメント (2)
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