m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

世紀末ウィーンのグラフィック展&タイルウォーキング

2019-02-03 | 美術館・ギャラリー他

京都工芸繊維大学を後にし、やってきたのは京都国立近代美術館の世紀末ウィーンのグラフィック展。

  

 

行きつけの図書館で見た世紀末ウィーンのグラフィック展のチラシが縦開きのおしゃれなデザインで

思わず惹きつけられてしまった。

ちょうどチケットも手に入ったので、この日ははしごすることに。

ウィーンといえば、20数年前にゼツェッション館や、オットーワーグナーの世紀末建築、

フンデルトヴァッサーの建築などを見に訪れたことがあったが、グラフィックデザインのまとまった展示を見るのは初めて。

 

 

撮影可だというので写真に撮ってみた。

 

 

中でも図案集のコーナーには釘付け。

 

 

鳥などの動物モチーフのものや植物モチーフのもののカラフルで魅惑的な図案がたくさん。

 

 

猿モチーフのものも

 

 

美しい鳥の図案。

 

 

繰り返しパターンの模様も。

布地や包装紙にしたら美しいだろうなあ。

 

 

長い髪の毛が優雅に弧を描く。

 

 

最後のコーナーは実際に日常生活の中で使われたグラフィックデザイン。

ポスターやカレンダー、蔵書票、書籍の装丁などに使われている。

なんとこれはカレンダー。

1908年に作られたものとは思えない、斬新なデザイン。

 

 

このカレンダーもかっこいい!

 

 

こちらも月毎に季節が現わされたアールヌーヴォー調の女性が描かれたカレンダー。

色使いもデザインもおしゃれだなあ。

どのカレンダーもインテリアとして使える美しさ。

 

 

トランプカードもこんなに素敵。

 

 

他にも日本の浮世絵などに影響を受けた木版画やリトグラフ、クリムトの素描や

唯一撮影禁止のコーナーにはアドルフ・ロースの家具のセットなども観れて、

どれも素敵なデザインが目白押しで興奮した。

 

 

美術館から河原町までの帰り道はタイルを探しながらウォーキング。

 

 

 

縦長のハート型がかわいい面格子とタイル。

 

 

元麻雀店の窓の下のカーブに沿って貼られてたブルーのグラデーションがきれいだったタイル。

 

 

少し大判のタイル、よく見るとグレーぽい表面の下に鮮やかなブルーが見え隠れしてるニュアンスのある色合いが

いい感じのタイル。

 

 

 

 

コーナー部分もきれいに収まってた藍色のボーダータイル

 

 

 

各階についたバルコニーが可愛かった、たから船ビル。

 

 

1階両サイドの柱などに貼られてたタイルがとてもいい味わい。

 

 

 

 

 

その向かいくらいにあったニュー祇園ビル。

ここのタイルも変わり種。

 

 

大胆に表面が波打つ立体感のあるタイル。

 

 

凹凸が激しいので釉薬にも表情が。

 

 

四条大橋を渡ると、鴨川に面した建ってた建物の一部からタイルがチラ見え。

 

 

お店の表に回ってみると、2階から上にタイルがびっしりと貼られてた。

 

 

布目地の渋い色目の味わい深いタイル。

 

 

 

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近代日本のステンドグラス・京都工芸繊維大学美術工芸資料館他

2019-02-02 | 建築巡り・街歩き【京都】

先日、京都工芸繊維大学の美術工芸資料館で開催されている近代日本のステンドグラスの展示を見に訪れてきた。

ドイツでステンドグラスの手法を学び、初めて日本にステンドグラス製作工場を設立した宇野澤辰雄の直弟子として

多くの作品を残したという木内真太郎の資料を中心とした展示で、ステンドグラスそのものの展示は少な目だったけど、

手描きのステンドグラスの図案をたくさん見ることができて、とてもよかった。

他にもお菓子やお酒、たばこのポスターの企画展も見ごたえがあって、1階では南方熊楠の展示と、

三つの企画展が同時開催中で、入館料200円なのに充実の展示で満足した。

 

 

京都工芸繊維大学へも初めて来たので、登録有形文化財の校舎も一通り見ることに。

昭和5年に本野精吾設計により建てられた元本館、現在3号館。

スクラッチタイルの外壁

 

 

正面玄関

 

  

扉や欄間にはアールデコ調の格子が入れられてた。

 

 

左右対称の階段、ゆるやかなアーチのある玄関ホール

 

 

腰壁に布目タイルが貼られていたところもあった。

 

 

 

 

昭和6年に建てられた元自動車庫はプラザKITという交流スペースに改修され、使用されている。

 

   

昭和6年に建てられた正門及び門衛所

 

  

廻りのスクラッチタイルに合わせた陶器の照明カバーがいい感じ

 

 

年季の入った扉や窓はそのままで、内部は使われていないようだった。

 

 

門衛所についてたトイレ?

後、元倉庫の建物は現在修復中のようでシートに覆われていて見られず、

KIT倶楽部の建物も塀に隠れてよく見ることができなかった。

この後は京都国立近代美術館の世紀末ウィーンへはしご。

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