ランチした後は、お茶できる異人館ということで、イタリア館へやってきた。
こちらの建物は大正初期に建てられた邸宅で、現在も個人の方が住まわれつつ公開もされている。
玄関の軒を支える子供形の持ち送り
玄関ポーチに貼られてたのは、イタリア館だけに、本場のローマンモザイク?!
玄関ホールの床にもライオンの大理石モザイクが貼られてた。
玄関ホールにはライオンの足のついた椅子や金のレリーフなどが目にもまぶしい。
応接間は、部屋の中に4本の柱が立ち並び、重厚感あふれる空間に、絵画や彫刻が所狭しと飾られていた。
部屋の入口もこんなんだし、、
扉や家具に施されている彫刻がいろいろ気になる。
ダイニングには、壁面を埋め尽くすアンティーク家具。
全て海外から取り寄せられたものだそうで、ものすごい存在感を放ってた。
こちらのダイニングは今でもお客様が来られた時には使用されているそう。
一般に公開されつつ、その部屋も普段使用されているというのはなかなかないのでは?
この暖炉もすごい・・
アールヌーヴォーのタイルも貼られてた。
サイドボード?!
見せる家具というか、、家具自体が美術品でその装飾の密度の高さに圧倒される。
4人の人が頭で上の台を支えてる。
こっちは両手で。
ライオンも雄叫びをあげてる。
ほんとに細部が半端なく凝った彫刻が施されていた。
ダイニングの隣にはキッチンもあり、現在も現役で使われている。
喫茶で注文したケーキやお茶などはこちらで準備される。
元々は、別棟のキッチンで作った料理をこちらに運んできて、配膳するための
キッチンだったとのこと。
この中央のカウンターもイギリスから取り寄せたものに、大理石の天板をつけ、使用されているという。
2階へも。
階段上部に入れられたエッチングガラス。
2階には天窓のついた鏡貼りの明るいバスルームもあった。
見たことのないくらい大きな香水瓶がずらりと並ぶ。
サロン。
1階のダイニングで食事をした後、場所を変えてサロンでお茶という風に使用されてるそう。
装飾過多気味の上は中国風、下は洋風なチェスト。
ベッドルームもゴージャス。
地下のワインセラーも見学できる。
地下へ降りる通路は、看板などがぶら下がり、路地裏の小路のような演出。
ワインセラーはこの奥で、手前には、こちらでも食事ができそうな
テーブルセットがおかれてた。
この鋳物のシャンデリア、かわいい。
外の階段から光を取り込むアーチ型のステンドグラスも三つ。
ダイニングセットの椅子。
カフェコーナーは、門を入って右手の扉から
プールサイドのオープンカフェ。
オープンテラスではあるけど、ファンヒーターがテーブルの下でこたつの役割をしてくれ、足元があたたかくて良かった。
プールサイドから建物を。
ケーキセットを注文したが、美味しくリーズナブル。
ケーキなどの焼き菓子はこちらの邸宅の奥様の手作りなのだそう。
果物もたっぷり添えられていて、
紅茶もポットサービスなのがうれしかった。1300円也
奥様の手作りの焼き菓子の販売も人気だとか。
住まわれながら公開されている異人館、活用されつつ見せてもらえるのは有難い。
お茶した後は、散策しながら帰りに向かう。
立派な門柱と門、塀のあるお屋敷。
中は荒廃してそうだったが、洋館もチラ見え。
そうかと思えば、こんなビンテージマンション?もあったり、
各階にこんなかわいい面格子がついてる。
バルコニーの形、鉄柵もいい。
うろこのようなボリュームのある壁面も
ヴォーリズサロンとの看板が出ていたこちらの建物も、後ほど調べてみると、
ヴォーリズ設計の昭和6年に建てられた旧ナショナルシティバンク神戸支店社宅だった建物のよう。
現在は異人館の旧クルペ邸と旧ムーア邸でのブライダルを取り扱うブライダルサロンとなっているようだ。
残念ながら、結婚の予定はないので、内部は見せて頂くことはできなかったが、異人館でもブライダル施設になってる建物はちょくちょく見かけたし、歴史的建造物で挙げる結婚式は最近の流行りでもあるのかな?!
どんどん流行ってほしい。
外からも見えるステンドグラス。
こちらは、旧ムーア邸。
結婚式にも使われてるが、カフェでも利用可で、
この日は行列ができてた。
こちらは、異人館の中でも無料見学できるラインの館。
さらっと見学していくことに。
大正4年に建てられた下見板貼りの明治時代の様式を受け継いだ邸宅。
ベイウィンドウや暖炉などが残された部屋。
お土産店や、案内所なども併設されている。
異人館の通りを抜けて、更に南下。
柵がユニークなマンション
神戸パブテスト教会
ブルーの玉ねぎドームがかわいい神戸ハリトリス正教会。
先ほど、三宮には宗教施設が三十数件あると知ったが、
ほんとに少し歩くと、路地裏にも小さな教会があったりするのが楽しい。
ジャズバーのステンドグラス。
とあるビル入口の大理石モザイクの床。
超久しぶりに異人館通りを歩けて、あらためて神戸の北野地区の洋館の充実ぶりを感じ、楽しい街歩きができた。
住まわれながら、公開されてるとはびっくりです。
洋館大好きなので、色々アップして頂きありがとうございます♪
そうですね、ダイニングルームやキッチンは
使用されていて、お客様もダイニングでおもてなし
されると伺いました。
珍しいですよね!