ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

ASAHI PENTAX 67 

2010-04-21 22:03:30 | つちのこカメラ

ASAHI PENTAX 67 ポラボディー

 

つちのこカメラ26

ポラロイド専用ボディーです。

ノーマル・ボディー2台と使いわけです。ファインダーはTTLファインダー、ノーマルファインダー、アングルファインダーと使い分けていました。

フィルム撮影がなくなったので、ここ数年使用していない。

最後までコマフォトの広告原稿に使っていましたが、デジタルで撮影してzipで送るようになったので、ついに出番がなくなった。

100419p2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペンタプリズムカバーはボコボコにへこんでいる。

このポラロイド専用に改造したボディーは、かれこれ40年前の製造。

初期型がいちど改良された物です。

それに、自作のミラーアップ装置をつけました。ダブルレリーズでミラーアップしてから、シャッターが切れるように改造したのです。ダブルレリーズは、マミヤRBのがちょうど良かった。

100419p3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴戦のつわものと言った風情。

初期型は底にあるフィルム押さえのノブにハンドルが付いていない。ミラーアップが改造でもできない。

シャッターの取り回しが違うのだと思う。

100419p4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マウント左にあるボタンを押してシャッターを切ると、ミラーがアップします。

このタイプのあと、レバー式のミラーアップ装置が標準装備になった。

100419p5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

105mm標準レンズは、ずいぶん後になってから購入。

最初はこのボディーと、150mm、75mmの2本だけ新品で購入。

この2本が長く私の目になってくれた。どちらも大好きな画角でした。

 

購入して、わずか半年あまりでキズだらけになった。

アフリカの市場(スーク)から、アルプスの頂まで、トレドの街中でアトラス山脈の小さな町の中、、、あちこち持ち歩いたものです。

絶大な信頼をおいていた。

プリズム部のロゴが古いタイプ「ASAHI PENTAX」。ペンタプリズムトップにある「AG」マークは、今は使っていない。旭光学の略でしょう。

100419p7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャッターは1/1000まで、シンクロが1/30と遅いのは、シャッター幕が7cmも走るから、、、。

シャッターダイヤルをXにしておけば一番問題がないが、1/30にしておくと、誰かさんに1/60に動かされた事があった。

当然写った画面は半分だけ。

何本か撮影してから1/60になっていることに気がつき、すぐ直したが、どうも何も知らないアシスタントが勝手に1/60にしたのだ。だからスタジオ撮影などでは、セロテープでシャッターダイヤルを固定します。これがセロテープじゃなきゃいけないのは、不透明なパーマセルだと、今シャッターダイヤルがいくつになっているか見えませんから。

100419p8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポラボディーなんでフィルム・カウンターがありません。ただの目クラ蓋です。

100419p9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリズムファインダーを外して、使用予定フレームをマークする事がありました。

マークはマジックで書く事もあり。黒パーマセルで四角を作ることのほうがわかりやすかった。

手前にPENTAXと書いてある、スリットはTTLファインダーをつけたときに絞りが連動するノッチです。

原始的なチェーンを使っている。

100419p10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここが重たいプリズム部。

このプリズムを外すと、ボディーがえらく軽くなります。

100419p11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンクロはFP接点とX接点。

FP接点は絶対に使わなかったので、テープを張ってふさいでいました。ストロボ撮影のとき、間違えてFPにつないでいたら、アウトですから。急いでいるとき、暗がりでシンクロをつなぐとき、人が撮影の準備をしてくれたとき、など間違える可能性をゼロにしておかなきゃいけません、、、。

これも絶対に失敗をなくすテクニックそのいちです。

 

FP接点が付いているだけでも時代を感じます、、、。

白いレバーがレンズだっちゃくボタン。

右のぽっちはグリップの取り付けよう。

100419p12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファインダーを外して、スクリーンを直接10倍ルーペでのぞくことが良くありました。

そのほうがピントの山を見つけやすかった。じっくり取るときに、そうしたのです。

プリズムを外すと、シンプルな造りが良くわかります。

100419p13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウエストレベルファインダーを付けた。このセットだと非常に軽いボディー。

100419p14  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファインダーを開けたところ。

3倍ルーペが付いています。

100419p15

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリズムファインダーは90%ぐらいの視野ですが、ウエストレベルファインダーは100%。

プロ用カメラの証ですね。

100419p16    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斜め前方から見るとけっこうゴッツイけど、意外に軽いのが気に入っていました。

100419p17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じでたたまれていきます。

むろんワンタッチです。

 100419p18   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンパクトな外観でしょう。

100419p19

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TTLファインダーを乗せました。

これが本来の姿。

100419p20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平均測光です。

ロケには便利、このような大型カメラで露出計内蔵は、当時の先端を行くもの。

100419p21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

露出計のスイッチが、なんとも頼りない感じで、なんのクリックもない。

100419p22 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のメインカメラでした。他の2台のボディーは比較的新しい、後期モデルです。

良く使うレンズは

75mm

105mm

45mm

150mm

300mmの順です。

接写リング、ウエストレベルファインダー、グリップとポラボディーが必需品!

75mmは最初F4.5の暗いレンズを使っていたが、明るいF2.8が出たので交換です。F4.5のほうはすばらしくシャープで、35mmの良くできたレンズなみの解像度だった。6×7の大画面の隅々まで見事な画像でした。F2.8はそれほどじゃないが、ピント合わせが早くて助かった。

何年も入れっぱなしだったポラを撮ってみました。感度、発色は問題なし。

100419p23

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローライフレックス・f3.5 220の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024

フォクトレンダー ブリアントの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

ハッセルブラッド500Cの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20071002

マミヤC330Sの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070923

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする