ASAHI PENTAX 67 ポラボディー
つちのこカメラ26
ポラロイド専用ボディーです。
ノーマル・ボディー2台と使いわけです。ファインダーはTTLファインダー、ノーマルファインダー、アングルファインダーと使い分けていました。
フィルム撮影がなくなったので、ここ数年使用していない。
最後までコマフォトの広告原稿に使っていましたが、デジタルで撮影してzipで送るようになったので、ついに出番がなくなった。
ペンタプリズムカバーはボコボコにへこんでいる。
このポラロイド専用に改造したボディーは、かれこれ40年前の製造。
初期型がいちど改良された物です。
それに、自作のミラーアップ装置をつけました。ダブルレリーズでミラーアップしてから、シャッターが切れるように改造したのです。ダブルレリーズは、マミヤRBのがちょうど良かった。
歴戦のつわものと言った風情。
初期型は底にあるフィルム押さえのノブにハンドルが付いていない。ミラーアップが改造でもできない。
シャッターの取り回しが違うのだと思う。
マウント左にあるボタンを押してシャッターを切ると、ミラーがアップします。
このタイプのあと、レバー式のミラーアップ装置が標準装備になった。
105mm標準レンズは、ずいぶん後になってから購入。
最初はこのボディーと、150mm、75mmの2本だけ新品で購入。
この2本が長く私の目になってくれた。どちらも大好きな画角でした。
購入して、わずか半年あまりでキズだらけになった。
アフリカの市場(スーク)から、アルプスの頂まで、トレドの街中でアトラス山脈の小さな町の中、、、あちこち持ち歩いたものです。
絶大な信頼をおいていた。
プリズム部のロゴが古いタイプ「ASAHI PENTAX」。ペンタプリズムトップにある「AG」マークは、今は使っていない。旭光学の略でしょう。
シャッターは1/1000まで、シンクロが1/30と遅いのは、シャッター幕が7cmも走るから、、、。
シャッターダイヤルをXにしておけば一番問題がないが、1/30にしておくと、誰かさんに1/60に動かされた事があった。
当然写った画面は半分だけ。
何本か撮影してから1/60になっていることに気がつき、すぐ直したが、どうも何も知らないアシスタントが勝手に1/60にしたのだ。だからスタジオ撮影などでは、セロテープでシャッターダイヤルを固定します。これがセロテープじゃなきゃいけないのは、不透明なパーマセルだと、今シャッターダイヤルがいくつになっているか見えませんから。
ポラボディーなんでフィルム・カウンターがありません。ただの目クラ蓋です。
プリズムファインダーを外して、使用予定フレームをマークする事がありました。
マークはマジックで書く事もあり。黒パーマセルで四角を作ることのほうがわかりやすかった。
手前にPENTAXと書いてある、スリットはTTLファインダーをつけたときに絞りが連動するノッチです。
原始的なチェーンを使っている。
ここが重たいプリズム部。
このプリズムを外すと、ボディーがえらく軽くなります。
シンクロはFP接点とX接点。
FP接点は絶対に使わなかったので、テープを張ってふさいでいました。ストロボ撮影のとき、間違えてFPにつないでいたら、アウトですから。急いでいるとき、暗がりでシンクロをつなぐとき、人が撮影の準備をしてくれたとき、など間違える可能性をゼロにしておかなきゃいけません、、、。
これも絶対に失敗をなくすテクニックそのいちです。
FP接点が付いているだけでも時代を感じます、、、。
白いレバーがレンズだっちゃくボタン。
右のぽっちはグリップの取り付けよう。
ファインダーを外して、スクリーンを直接10倍ルーペでのぞくことが良くありました。
そのほうがピントの山を見つけやすかった。じっくり取るときに、そうしたのです。
プリズムを外すと、シンプルな造りが良くわかります。
ウエストレベルファインダーを付けた。このセットだと非常に軽いボディー。
ファインダーを開けたところ。
3倍ルーペが付いています。
プリズムファインダーは90%ぐらいの視野ですが、ウエストレベルファインダーは100%。
プロ用カメラの証ですね。
斜め前方から見るとけっこうゴッツイけど、意外に軽いのが気に入っていました。
こんな感じでたたまれていきます。
むろんワンタッチです。
コンパクトな外観でしょう。
TTLファインダーを乗せました。
これが本来の姿。
平均測光です。
ロケには便利、このような大型カメラで露出計内蔵は、当時の先端を行くもの。
露出計のスイッチが、なんとも頼りない感じで、なんのクリックもない。
私のメインカメラでした。他の2台のボディーは比較的新しい、後期モデルです。
良く使うレンズは
75mm
105mm
45mm
150mm
300mmの順です。
接写リング、ウエストレベルファインダー、グリップとポラボディーが必需品!
75mmは最初F4.5の暗いレンズを使っていたが、明るいF2.8が出たので交換です。F4.5のほうはすばらしくシャープで、35mmの良くできたレンズなみの解像度だった。6×7の大画面の隅々まで見事な画像でした。F2.8はそれほどじゃないが、ピント合わせが早くて助かった。
何年も入れっぱなしだったポラを撮ってみました。感度、発色は問題なし。
ローライフレックス・f3.5 220の記事
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024
フォクトレンダー ブリアントの記事
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828
ハッセルブラッド500Cの記事
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20071002
マミヤC330Sの記事
プロ・ユースにも十分耐える仕様だったんですね。
わたしは、迷った末に90年初頭にRZを買いまして、一之瀬に持って行きたくさん写真を撮りました。
今では、中古で買ったc3030で山に行っていますが、眼デジには手が出ないので、またRZを引っ張り出して、ロールフィルムで、じっくり撮りたいと願っています。(フィルム代に現像代と、なにかと経費が掛かっちゃいますが・・笑)
ペンタ67といえば、手持ちブローニーカメラの代名詞みたいな物でした。
ペンタの他にはRZ、RB、フジ68、ハッセルなどが当時のツールだった。
RZはスタジオ撮りに便利だし、世界のプロが信頼していたんですよー。それはハッセル以上だった。
C3030はマニュアル露出ができる、コンパクト・デジカメで、デジカメの勉強に使っていたが、売り払ってしまい、今では買い戻したいくらいです。
フィルムは現像&管理がタイヘンなので、商業ベースでは、、、完全に廃ってしまいました。業界のシステムが変わったと言うことです。
ですから、個人レベルで白黒フィルムなどが残っていくのかと思います。プリントの良さはありますからー。
67Ⅱを愛用している者です。
ポラボディーでググって辿り着きました。
中古店に出回ってないかこれから探してみます^^
ポラボディーは裏蓋をヒンジのところで外れるタイプと、私のポラボディーのように専用機になるタイプがあります。
私の67ポラは裏蓋にガラスがないタイプで、フィルムの位置にポラが来るのでシャープです。ポラではシャープさは、あまり関係ないが、白黒ポラでフィルムが同時にできるタイプを使ったら、白黒ポラと同時にシャープでキレイな67白黒ネガが作れます。
ネガは定着液に浸し水洗いしなきゃいけないが、ロケ先だと乾燥して持って帰り、帰ってから処理をしました。
裏蓋が取れるタイプはガラスつきで、若干シャープさが落ちる。
今でも大阪のタクが作っているのでは?
銀一でも売っているかもしれませんよー。
レスありがとうございます!
銀一、調べてみようと思います^^