さっきまで見ていた、NHKスペシャル「寝たきりからの復活」。
事故で脊髄損傷を受けて全身麻痺になった方を、札幌医科大学が独自の再生医療で復活させるまでのドキュメント。
普通、脊髄損傷の場合、車椅子まで回復できたらまし、重症の場合は、首から下が麻痺して人工呼吸器になって、寝たきりの生活になる人が多い。
そんな方々に、新しい治療法として、脊髄液の中にある幹細胞の間葉系細胞(だったっけ?)を取り出して1万倍に培養し、それを再び点滴でご本人の体内に戻す、ということをやっていました。
体内に戻された間葉細胞は、損傷した部分に到達し、神経細胞の修復をやったり、最後には自らも神経細胞に変化したりしながら、何ヶ月もかけて体を元にもどしていく。
番組では中度と重度のお二人の方が出ていました。
どちらも、そのままだと車椅子と人工呼吸器をつけたままの寝たきりとなるはずの方でした。
中度の方は、点滴の翌日に手が握れるようになり、その夕方には自分で車椅子がこげるようになりました。
数ヵ月後には、自分で車の運転もできるようになり、4年後の今では一人で生活されています。
手の使い方がすこし不自由ですが、これが寝たきりだった人とは思えません。
重度の方は、数ヵ月後には人工呼吸器がはずれて会話ができるようになり、食事も口から食べられるようになりました。
残念ながら、手足の自由は未だ回復していませんが、もしこの治療をやっていなかったら、人工呼吸器と鼻腔栄養で寝たきりの生活だったと思われます。
この治療法は、今月から7年間の期限付きで健康保険の対称になりました。
全国で、札幌医科大学病院でしか受付ていません。
受傷して2週間以内に札幌医科大まで来られる人限定。
脊髄を損傷される方は、年間5000人程おられるそうですが、現在、間葉細胞を培養できる(ニプロがやっていました)のは、年間100人分程度。全然足りませんね。
医科大の先生の言葉。
「人間の体には自己治癒力があって、こういう風に再生できる。我々が、そのことを知らないだけでしょうね」と。
今回の治療には、投薬とか他の治療は何もありません。
ただ、ご本人の脊髄液を抜き取って、その中に0.1%存在している間葉細胞を培養して、点滴で身体に戻し、後は体が自分で修復していくのを待つだけ。ただ1回きりの治療です。
中度の方の再生の速さには、先生たちもびっくりされていました。
今まで、脳血管障害や脊髄損傷で麻痺した方々のリハビリも1ヶ月が回復の目安で、それ以上はあまり期待が持てないというのが常識でした。
が、今回の間葉細胞は、半年たっても回復し続けていました。
重度の方の手足もいつか、動くようになるかもしれません。
テレビを見ながら、間葉細胞を体内に戻した直後に、足を揉んでみたいな~と考えていました。
細胞の働きが倍増するんじゃなかろうかと。
今後、この治療法は7年後の結果を見て、脳梗塞や認知症などの疾患にも対応していくそうです。
全く、人の体というのは、まだまだ謎ですね。
2年前にくも膜下出血で、意識不明で病院搬送された60代の友人は、ICUで家族がせっせと大脳の反射区を揉んでくれたお陰か、今ではどこにも麻痺が残らず、車を乗り回してお仕事しています。
その時も、体の中にある、どこかの何かが一生懸命、友人の体を元にもどそうと頑張っていたのかもしれません。
足揉みで大脳を刺激し続けたことが、回復の助けになったのだと信じたい。
事故で脊髄損傷を受けて全身麻痺になった方を、札幌医科大学が独自の再生医療で復活させるまでのドキュメント。
普通、脊髄損傷の場合、車椅子まで回復できたらまし、重症の場合は、首から下が麻痺して人工呼吸器になって、寝たきりの生活になる人が多い。
そんな方々に、新しい治療法として、脊髄液の中にある幹細胞の間葉系細胞(だったっけ?)を取り出して1万倍に培養し、それを再び点滴でご本人の体内に戻す、ということをやっていました。
体内に戻された間葉細胞は、損傷した部分に到達し、神経細胞の修復をやったり、最後には自らも神経細胞に変化したりしながら、何ヶ月もかけて体を元にもどしていく。
番組では中度と重度のお二人の方が出ていました。
どちらも、そのままだと車椅子と人工呼吸器をつけたままの寝たきりとなるはずの方でした。
中度の方は、点滴の翌日に手が握れるようになり、その夕方には自分で車椅子がこげるようになりました。
数ヵ月後には、自分で車の運転もできるようになり、4年後の今では一人で生活されています。
手の使い方がすこし不自由ですが、これが寝たきりだった人とは思えません。
重度の方は、数ヵ月後には人工呼吸器がはずれて会話ができるようになり、食事も口から食べられるようになりました。
残念ながら、手足の自由は未だ回復していませんが、もしこの治療をやっていなかったら、人工呼吸器と鼻腔栄養で寝たきりの生活だったと思われます。
この治療法は、今月から7年間の期限付きで健康保険の対称になりました。
全国で、札幌医科大学病院でしか受付ていません。
受傷して2週間以内に札幌医科大まで来られる人限定。
脊髄を損傷される方は、年間5000人程おられるそうですが、現在、間葉細胞を培養できる(ニプロがやっていました)のは、年間100人分程度。全然足りませんね。
医科大の先生の言葉。
「人間の体には自己治癒力があって、こういう風に再生できる。我々が、そのことを知らないだけでしょうね」と。
今回の治療には、投薬とか他の治療は何もありません。
ただ、ご本人の脊髄液を抜き取って、その中に0.1%存在している間葉細胞を培養して、点滴で身体に戻し、後は体が自分で修復していくのを待つだけ。ただ1回きりの治療です。
中度の方の再生の速さには、先生たちもびっくりされていました。
今まで、脳血管障害や脊髄損傷で麻痺した方々のリハビリも1ヶ月が回復の目安で、それ以上はあまり期待が持てないというのが常識でした。
が、今回の間葉細胞は、半年たっても回復し続けていました。
重度の方の手足もいつか、動くようになるかもしれません。
テレビを見ながら、間葉細胞を体内に戻した直後に、足を揉んでみたいな~と考えていました。
細胞の働きが倍増するんじゃなかろうかと。
今後、この治療法は7年後の結果を見て、脳梗塞や認知症などの疾患にも対応していくそうです。
全く、人の体というのは、まだまだ謎ですね。
2年前にくも膜下出血で、意識不明で病院搬送された60代の友人は、ICUで家族がせっせと大脳の反射区を揉んでくれたお陰か、今ではどこにも麻痺が残らず、車を乗り回してお仕事しています。
その時も、体の中にある、どこかの何かが一生懸命、友人の体を元にもどそうと頑張っていたのかもしれません。
足揉みで大脳を刺激し続けたことが、回復の助けになったのだと信じたい。